2012/02/01

佐野洋子さんの痛快ぶっ飛ばしエッセイを読んだ

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腰巻き(帯)には、【追悼】と書かれた『覚えていない/佐野洋子著(新潮文庫)』を読みました。

佐野さんの五十代の頃のエッセイを集めたもので、本人はこの企画を提案され、あらためてそれを読んでみると、恥ずかしくてたまらなかったようですが、結局出版されたものです。

「結婚はカン違いのたまもの」であると言い、子育てについては、「他人様から見れば可愛くもなんともない子を親は可愛がり、子は得体の知れないものであり、しかもちょっとでかくなってくると親を悲しませ、ひどいことをする」・・などということが書かれていたと思います。

宝石やブランドものなどには目もくれず、男と女の悲哀もガシガシと踏み越えていく佐野さん。

男が、生まれた子を自分の子であると信じ、ひどい目に遭いながらやっと得たお金を惜しげもなく、妻と子に与えるのを見て、「私が男だったら絶対にそんなことしない」とおっしゃる(´Д`)
読んでいるうちに、私も“男”をやめたくなったが、ラストの方で「本の雑誌」の関係で知り合った作家の椎名誠さんのことを最初はけなしているのかと思ったら、褒めあげる!

あんな感じの、たき火が似合い、海とビールが似合い、「よしよし」「うぐうぐ」といいながらビールを飲み干すような、あんな感じの男が理想だったのかも・・とも思いました。

どんな事象も“ナタ包丁”でドスッと切るような、切り口がざっとくりとあざやかな・・そんなエッセイ集です。

女の人は・・読まないかもなぁ・・そして男は・・恐れをなして読まないだろう・・って、これじゃ誰も読まないみたいだけど、花も嵐も踏み越えて人生を必死に一歩ずつ進んでいるようなお父さん、お母さんにはよいテキストかもしれない・・・。

以上です。まとまりませんでした。


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2012/01/30

先週末に久里浜に行ってきました

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先週末に仕事の関係で久里浜に行ってきました。
その様子については、Facebookの同業他社グループで、すでに写真等は流しているのですが、こちら個人ブログではその風景等をちょっとご紹介。

写真はまさに久里浜の「開国橋」から海を見たところ。
ペリーが150年以上も前にここにやってきたのですね。のどかな風景でした。

さわやかな風が吹き渡り、気持ちが良いのですが、とても冷たい風でした。
同行の同業他社の方と二人でしばし海をながめていました。バスで久里浜駅から来られたのですが、あえて二人で久里浜の風景を味わいながら歩いてきたのです。
でも、歩いてきてよかった。


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久里浜駅を出てすぐの商店街などもほどよく栄え、ほどよい人通りで、心安らぎました。
一緒に歩いたS市のGさんとは、「いいねぇ」「のどかだねぇ」などと言いながら歩みを進めました。

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そしたら、こんなの見つけました。
川沿いの通りを歩いていたのですが、オレンジ色(今年の流行色?(*^。^*))の柑橘類がさらに遠くに来たなぁという気持ちにさせてくれました。
食べられそうだったな(* ̄∇ ̄*)

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でもって、これです。
ますます心穏やかに、気分も良くなりました。
いい街です。歩いてよかったな。

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これは途中で見つけた「尻こすり坂」の看板(;゜0゜)
なんだろうと思ってあとで調べたのですが、その昔、この通りはとても狭いうえに、あまりな急坂のため、尻をこするようにして降りないと下れないような坂があったのだそう。

「なんでこんな名前になったんだろう」と、そのとき思いましたが、やはりこんな理由だったのです。
古くて由緒あるところを訪ねると、必ずこんな謂われのあるところに出くわします(*^o^*)

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で、たどり着いたのがここ。
津波や防波堤、海中での工事などについて研究している機関です。

すでに同業他社の方にはFacebookでご紹介していますので、その研究内容については、今後、機会をみてお伝えできたらと考えています。
本日は、久里浜の風景などのお裾分けです(*´∇`*)


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2012/01/29

映画「カルテット」を見てきました

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公開中の映画「カルテット」を妻と見てきました。
これは、先週の由紀さおりさん、安田祥子さん姉妹のコンサート時に、由紀さんがお祖母さん役で出演されていて、千葉県浦安市の復興にも関わっている作品ということで紹介され、妻がチケットをそのときに購入していたものです。
楽しみに行きました。

監督:三村順一 主要な出演者:高杉真宙(たかすぎ・まひろ)、剛力彩芽(ごうりき・あやめ)、鶴田真由、細川茂樹 です。
由紀さおりさんは、主役となる上記家族の主人公、高杉真宙、剛力彩芽二人のお祖母ちゃん役です。

物語は、音楽大学に通っていた細川さんと鶴田さんが恋に落ち、子供が出来て鶴田さんは音楽をあきらめ、細川さんも結局生活のため音楽をあきらめて会社勤めをするのですが、リストラに遭っている状況。

子供達は高校生になったが、長女は音楽の道を“弟の才能”に希望を見出した両親を見てあきらめ、ドロップアウト。長男は何とか親の希望通りにとバイオリンの稽古に励みますが、父親がリストラで家事を行い、母親が市場で働くようになり、崩壊寸前の家庭に気を揉みます。

そして、お祖母ちゃんの由紀さおりさんの誕生日にかつて10年前に行った家族コンサートをしようと言い出し、無理矢理にやってみたものの、失敗。
でも、それを見ていた様々なコンサートを企画している、「サンプラザ中野くん」扮する音楽関係者が先ずは父・息子のピアノ・バイオリンのデュオでの出演を企画。
やがて、家族全員が音楽でひとつになろうとカルテットを組み、コンサートを開く、そしてバラバラになっていた家族の絆を取り戻そうとするのです。

大きなオーケストラに誘われた長男の高杉さんには、家族のカルテットと将来をかけたオーケストラの演奏のどちらを取るか心が揺れに揺れるのですが、・・結末は映画を見て・・ということで。

この作品は浦安市の市制30周年を記念して製作されたのですが、開始間もなくあの大震災。しかも、浦安市は液状化で壊滅的な被害を受けました。

でも、この映画には浦安市のロケーションが全編に繰り広げられ、エキストラの700人など、全面的に浦安市民が強力して完成したものだそうです。スクリーンには、昨年国への要請活動でご一緒した市長さんの姿もありました。

浦安市の景観、コンサート会場、市民の何か訴えかけてくるものがたしかにありました。

そして、現在様々なところで問題になっているであろう家族の問題にも、音楽という人にとって、かけがえのないものでひとつの解決にあたる、いい作品になっていました。

主演の高杉真宙さんの自然体で静かに秘めたような演技は、とても新人とは思えない落ち着いた堂々としたものでした。新人と聞いて驚きました。

そして、同じく姉を演じて光り輝いていたのが、剛力彩芽さんです。
この人は“なにか”を持っていますね。
見ている人を引きつける吸引力というか、体中から発散する輝きがただ事ではないです。

きょう、たまたまラジオをつけたら、剛力さんのインタビュー再放送の番組がかかっていて(ほんとうに偶然)、この映画でのフルート演奏も自分で実際に行ったということを聞いてたいへん驚きました。

そして、剛力さんの家族も四人で、前向きで一生懸命、ちょっと涙もろい父さん、剛力さんと二人で化粧鏡に向かいながら自分が可愛いとうっとりするお母さん、明るくて頑張る弟さんの話をしていて、まさにこの映画の家族のように暮らしているのだな・・と、ちょっと感激しました(*´∇`*)

ちょっとだけ、「サンプラザ中野くん」の演技が過剰表現だったのと、東幹久さんが登場しただけで、あのガスCMを思い出してしまい、急に冷めてしまったこと、ストーリーが順調にテンポ良く進み過ぎたということが気になりましたが、でもでもいい映画でした。

音楽と、家族と、周囲で見守ってくれる人達の温かさを感じる映画でした。
気になる方は、ぜひ映画館に足を運ばれると良いですよ。


【NowPlaying】 I Got No Strings / Ann Grennan ( Jazz )

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2012/01/28

「センセイの鞄」を読んでしんみりした

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『センセイの鞄/川上弘美著(文春文庫)』を読みました。
きっかけは、本屋で立ち読みしていたら、「あれっ・・これどこかで読んだような気が・・」と思っていたら、思い出したのです。

NHKのラジオで、ラジオ文芸館という番組があり、西田敏行さんと竹下景子さんで、この小説を演じていたのでした。
そのときは、最終回まで聞くことができず、でもお二人のなんともいえぬ“間”に引き込まれたことを覚えています。

谷崎潤一郎賞受賞のこの作品。
高校時代の教え子、30代後半の女性と、センセイ(妻は放蕩の挙げ句、事故死)70歳を超えている・・が、小さな飲み屋で出会い、ほとんどの部分が飲み屋での二人の会話やちょっとしたエピソードで繰り広げられる“恋愛”ものなのです。

互いに手酌で酒を酌み交わし、しみじみと、そしてボソボソと何ごとかを話していくうちにあまりに大人な恋愛感情が芽生えるのですが、互いになかなか言い出せない・・そんな微妙な関係が、私の最近“老いてきた感覚”にしっくりときました(* ̄∇ ̄*)

飲み屋の大将に誘われて「きのこ取り」に行ったり、おどろきのセンセイからの温泉へのお誘いがあり、そこでのあまりにもはかない二人の恋愛模様など・・しみじみ、しんみりのしっ放しです。

ただ、その二人の様子を追いかけているだけで、胸の中になにか、あたたかくて、そして哀しくて、うれしいような、そんな気持ちがほんのりと浮き上がってきました。

いい小説でした。

きょうはこのまましんみりしています。

【NowPlaying】 Lake Beauty 2 / Studio Usen ( BGM )

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2012/01/26

宝塚歌劇団・雪組『Samourai / サムライ』を見てきました

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ちょっと忙しくて書くことができませんでしたが、宝塚歌劇団・雪組の日本青年館での東京特別公演「サムライ」を見ていましたので、観劇記を。

雪組は前回の東京宝塚劇場公演「仮面の男/ロイヤル・ストレート・フラッシュ」では、かなりの酷評を受け、言っては悪いけど散々な状況でした。
なので、今回は“背水の陣”・・だと、勝手に私は思いました。

月島総記氏の小説、『巴里の侍』を舞台化した今回の作品、チラシを見ただけだと・・「また、いかんかもしれん」と、悪い予感がいたしました。
武士の世が終わって間もない頃に渡仏し、普仏戦争を目の当たりにした一人の日本人、【前田正名】が“侍”の精神をもって巴里市民とともに戦うという物語です。


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で、気になる出来は・・・良かったぁ~(*´▽`)
若々しく、血気盛んで、真っ直ぐな正名は、主演の音月桂(おとづき・けい)さんにぴったりでした。
元々歌のうまい音月さんが伸び伸びと、そして力強く歌うと、舞台は一気に華やかに盛り上がりました。
最初の男役達の連獅子もショー的な要素の少ないこのミュージカルをよりいっそう華やかにしてくれて、とても良かった。

主演娘役の舞羽美海(まいはね・みみ)さんも、最初は野蛮な日本人が自分のお屋敷に下宿するのを厭がっていましたが、次第に音月さん演じる正名の一途で高潔な“侍”精神に心打たれ、やがて自らの心を開き、心を寄せていく様を初々しく描いていました。高得点!!
これも“あて書き”のようにハマっていました。

さらに、二番手男役の早霧せいな(ざきり・せいな)さんの成長ぶりも目を見張るものがありました。
前回、日本青年館公演で「ニジンスキー」という大役を主演して、それがいよいよ実を結んだ感じ。
力強く、蛮カラではあるが、心根の優しい、いい男をうまく演じていました。

もう一人の男役主要人物である緒月遠麻(おづき・とおま)さんも、坂本龍馬と巴里の市民兵の隊長という二役を、貫禄の演技で見せてくれ、この人が舞台に一本芯を通した印象でした。
組替えも控えていますが、この人は宝塚歌劇団にとって貴重な人材です。大事にしてもらいたい。

さらに悪役・フランス正規軍の隊長を演じた大湖せしる(だいご・せしる)さんも、観客をやきもきさせる“ワル”を小憎らしく演じてうまさを見せました。
もう一人、日本人新聞記者と、緒月さんとともに市民兵として戦うフランス人の二役を演じた彩風咲奈(あやかぜ・さきな)さんもたいへん舞台上で目立ち、将来の希望を感じさせました。“華”がありましたよ!

その他、雪組の組子達全員がそれぞれの役を生き生きと、ちからいっぱい演じて、今回の公演は満点に近い高得点だったと思います。

終演後の組長・飛鳥裕(あすか・ゆう)さんも、今回の公演は雪組が自信を持って演じることができたと力強くおっしゃっていましたし、音月さんもこれからどんどん雪組は良くなると、これも自信を持ったことが感じられました。

カーテンコールは、スタンディングオベーションでした。
やっと雪組も安定してきたようで、部隊を別に公演している未涼亜希(みすず・あき)さんや、沙央くらま(さお・くらま)さんなど、主要な人達が戻ってくれば、さらに良くなるでしょう。

今年もまた宝塚、楽しみになってきました。

あとは、花組がまた東京にやって来ますので、そちらも気になっているのですが・・大丈夫ですよね(*^o^*)


【NowPlaying】 ニュース / NHK ( AMラジオ )

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2012/01/24

由紀さおりさん、安田祥子さん、姉妹のコンサートに行きました

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由紀さおりさん、安田祥子さん、姉妹の童謡コンサートに妻とこのあいだの日曜日に出かけました。
長男が生まれた頃からお二人の童謡CDを私達夫婦も聞き、子供にも聞かせてきたのですが、コンサートは初めてでした。

お二人の童謡コンサートでの全国規模のツアーは今年で最後。「ファイナル・ツアー ~ありがとう25年~」と銘打って行われています。
由紀さんがおっしゃったのには、「駅前の洋品店が“店仕舞いセール”をやるようなもの。また、気が向けばいつの間にかほそぼそとやっているかも」(*^o^*)とのことでしたが、やはり「しんどい」というのが半分本音のようです。

今後も小さなサロンのような場所や、小さい子供達も入れてのにぎやかなコンサートなどもありそうでした。
期待いたしましょう。


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さて、コンサートは「千葉県文化会館」で行われ(ここは音がいい)、満員御礼でした。
さらに、テレビ局の収録も行われていました。なので、由紀さんが一度喉に何かがつっかかって歌えなくなった曲があったのですが、『録り直し』として、もう一度歌ってくれるというハプニングなどもありました。

そして、コンサートは・・・最高でした。人生で最高と言ってもいいくらい。
こんなに、メロディの一音一音、歌詞のひと言ひと言が丁寧に何かを織り込むかのように、紡ぐかのように歌われた歌を私はかつて聞いたことがありませんでした。

そして、お二人の手や体の動き、表情も全て曲ごとに計算され尽くしたものであることは一目瞭然でした。
何もかもが上質で、優しく、心の奥底から歌われ、そして私達観客の心の中に静かに沁みてきました。

「森の水車」や「大きな古時計」などのよく知っている曲、これまで“普通の童謡”だと思っていた曲でさえ、私は涙が止まらずに、もう泣きっ放し・・・。

紅白にお二人が出演したときに、「赤とんぼ」を歌唱され、審査員をしていた赤井英和さんがひと目もはばからず、涙を頬に一直線に流していたシーンが、いまだ記憶にありますが、まさにそんな状態。

25年の歳月を、お二人の童謡コンサートの活動を振り返るトークを交えながらの歌でステージは進行し、観客も参加したり、楽しく、幸せな時間でした。
かけがえのない、人生の中でも大きな思い出となるコンサートになりました。
誘ってくれた妻に感謝しています。

アンコールのあとは、ステージ中央から観客席に降り、二筋の通路をお二人が会場出口までゆっくりとライトを浴びながらあとにすると、もう大拍手。感動の嵐でした。

この日は、今、全米ジャズ・チャートで第一位を取っている、由紀さんのCD「1969」も、売られていて妻は思わず買ったのですが、そしたらコンサート後のお二人に会ってお話を少しさせてもらえて握手もしてもらうことができました。
「来て良かったです。ほんとうに良かった。」と言うと、「ほんとですか、良かった」と握手。
妻は子供にCDを聞かせた話などをしていました。

何もかもが夢のような時間でした。

由紀さん、安田さん、こちらこそ“ありがとう”と言いたいコンサートでした。


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2012/01/21

橋下さんの本、読んでみました

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話題の大阪市長・橋下さんの本、『体制維新-大阪都/橋下徹・堺屋太一(文春文庫)』を読んでみました。

堺屋太一さんとの対談も随所に含まれているものなのですが、“言いたいこと”はきちっとまとめられていて、とてもわかりやすい本だと思いました。

要するに言いたいことは“ひとつ”、『大阪都』を作りたい!それだけです。

明治維新後の日本の体制というか、“大阪府”という体制下ではせいぜい1970年の万博までの成長が限度だった、これからは新しい体制でないと動かんというわけです。

ものすごくわかりやすい例えで書いてありましたが、新しいことをやろうとして今のままの体制でいるというのは、「OSがWindows95のままで、新しいソフトは動かない、それと同じ!」という理屈です。

大阪というのは、大阪市の周囲自治体を含めた形で将来を考えていかないと「大阪」としての一体の政策が実現できない。
でも、今は大阪市が市のみを中心とした考えで政策を進めていて、“府”がかかわって全体的な政策を進めていくという体制が出来ていない。それ自体が大阪の発展にとって不幸だ、というのが橋下さんの考えです。

なので、堺市を含め、大阪市を現在の区の数から減少させた10区程度の特別自治区を設けて、そこの区長は公選し、住民と密接な政策を実現していったらいい。
その体制・システムだけを作りたいのであって、実現後の政策、行政はその後に選ばれた区長がやればいいのだ!・・と、簡単に言うとこんなことが書いてあったのです。

もうひとつ例を挙げていましたが、ゲームで新しいゲームの話をすれば、皆その話に“のって”くるけど、ゲーム機そのもののスペックの話をして、こういうゲーム機があればいいという話をしてもつまらないでしょう。
だから、ゲーム機そのものを作って、「ほらいいだろう、これ」とやりたいのだ・・というようなことも書いてありました。

でも、これは橋下さん独特の“うまい”話術というか話の展開で、実は現在の状況はむしろ『大阪都』というゲーム機自体にマスコミを含め一般市民の関心は向いているのではないでしょうか。
自分の話は「わかりにくい“ゲーム機”の話なのでなかなかわかっていただけない」というようなことも書いてありましたが、そうでもないと思います。
人を自分の味方につける手法もなかなかのものだと思いました。
そうでなけりゃ、今のような展開にはならなかったでしょう。

橋下さんの言うように、「一度つくってみなければわからない」「作ってやってみてどうなるのか、その実現のために動いている」というその考え方には一理も二理もあると思います。

ただ私がいつも感じるのは、橋下さんの発言やそのお姿をテレビ等で拝見していて「大阪の人達の将来の喜んでいる姿」が想像できない、ということです。
それは本人がそういうものを頭の中に描いていないからなのではないか、と・・(私の感覚ですよ)・・思っているのです。
「くだらんこと言うな、あれだけのことを実現してきて、さらに今突き進もうとしているのに何考えてんだっ!どうかしてるぞ。」と言われることも承知の上です。

新しい「大阪都」というシステムを作り上げ、大阪が発展する。
でも、少子化が進み、男も女も働いても働いても生活は良くならず、結婚しない・・したくない・・興味もない。
家庭に興味が無い。自分のことだけ考えて生きて行く。
生きて行く喜びが見いだせない。
あるいは、もうそこそこ生きて行ければいい、いくらがんばっても何が良くなるわけでもない、結局大きなところのエライ人だけが喜んでいる。
世の体制や、政治、経済などの問題からひとつ外れた「人としての、そもそもの根源的な問題」にたどり着いていないんじゃないか・・と、小市民の私は思うのです。

これが橋下さんの本を読んでの“私の感想”です。
「お前の意見は間違っている」などの苦情はお断りです。
あくまで私のただの感想なのですから。

【注】持論がある方は、自分でブログやFacebookに自分の責任で掲載してくださいね。
それが一番です、人のブログで相撲を取ろうとしないように、お願いいたします。
(過去にもこんなことがあったので、一応申し添えました。)

【NowPlaying】 You Took Advantage Of Me / Eileen Sharkey ( JazzVocals )

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2012/01/17

劇団蝶能力公演『ルービック・キューピッド』を観ました

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目黒の学芸大学駅すぐにある「千本桜ホール」という小劇場で、表題の「劇団蝶能力」公演、『ルービック・キューピッド』というお芝居を観てきました。

これには、同業他社の「imu imu」さん(プログラムで、そう呼ばれていた(*^^*))が出演されていました。

久しぶりにこういった小劇場でのお芝居を見ました。舞台が目の前なので、開演前からドキドキするんですよねぇ。


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人は些細な偶然の出来事でも、何か運命的なものを感じると意味を見出したりする。
それは偶然などではなくて、誰かが何か働きかけているのではないか・・などと思ったりする・・そんなことをモチーフにした物語でした。

で、キューピッドという存在が、最たる「何かが働きかける」ものではないか・・・ということになって、そういうことにたずさわりたい、あるいは憧れる若い女性が、キューピッドの資格試験を実地で受けるという奇想天外なストーリーとなっていました。


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舞台なので、毎日様子は異なると思うのですが、私が見た回の最初の部分では、思わず「クスッ」とか「プッ」と吹いてしまうような仕掛けがされている台詞などに、観客が反応する前に舞台が進行していて、ちょっともったいないような気がしました。
もうちょっと“ため”ておけば、思わず「ぷぷっ」と笑ったのに・・(*^^*)・・と冒頭のあたりで感じました。

でも、ストーリーが進行するに連れ、観客も“温まって”きて、笑いも出て来ました。

この舞台のちょっとした“フック”は、入場時に裏表に「A」「B」と書かれたカードを渡されたこと。
ストーリー進行中に舞台から観客に呼びかけ、Aパターン、Bパターンの選択肢を挙げ、観客に選んでもらって運命を変えていくという試みです。

とても面白い試みです。
さらに、もっとその時に観客を“いじって”も良かったかも・・(*^o^*)・・とも思いました。
なんか、皆いじられたがっていたみたいだったし・・(*^。^*)

キューピッド試験に合格しようとする女性達の、ドタバタや、疑心暗鬼、深読みのし過ぎ、思いがけない過去の話などが盛り込まれて、最後は主人公がキューピッドになるためには諦めねばならない「愛」に向かって走り出し・・それも他の女性の実地試験の内に入っていた・・というオチもなかなかに楽しいものでした。

imu imu さん、台詞の早回しも、長台詞も見事にこなし、私、すっかり尊敬の眼差しに(゚▽゚*)

何よりも、こういう登場人物が限られている舞台は、一人でもパワーや集中力が下がると全体に影響してしまうわけですが、最後まで出演者の皆さん、出し切った感じがいたしました。

楽しかったです。

あとは、ラスト前くらいに一度何か劇的に“動く”ような部分があって、パンチを効かせると、なお良かったかも・・などと素人が余計なおせっかいですが感じました。

久しぶりに若い頃に見ていた舞台なども思い出しました。
imu imu さん、機会があればまたお誘いくださいね(゚▽゚*)楽しみに待っています!


【NowPlaying】 ニュース / NHK ( AMラジオ )

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2012/01/13

池上彰さんの「新聞勉強術」を読んでみました

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出す本、出す本みなベストセラーの池上彰さんの本、『池上彰の新聞勉強術/池上彰著(文春文庫)』を電車内で読みました。

同じ新聞でも早版、遅版での違いや、地方の新聞と東京周辺の中央の新聞の違い。
『把握している模様』・・などという表現の微妙なニュアンスについて。
その他新聞について、今まで“何となくわかった”ような気になっていたことが詳しく解説されていて前半はそんなことをあらためて勉強しつつ読みました。

で、私が興味を持っていたのは、実際に新聞を作っている側の人達の工夫の部分でした。

様々な記事もそうだし、コラムなどには特に興味がありました。

私も、日々ブログを書いたり、Facebookに書き込んだり、時にはツイッターにひと言載せてみたりと、割と長めの文章を書くのですが、けっこう悩みも多いのです。

まずは書きだしの部分でどう“つかむ”か。
それから、単純に「起承転結」で組み立てていっても良いのかどうか。
そのへんも終盤に書かれているので、かなり参考にしました。

「勉強術」よりも、むしろ新聞の記事を書くときにどんな工夫をしているかに興味があったわけです。

実際に新聞のコラムなどに、自分でタイトルを付けてみるといい練習になる・・などとも書かれていて、「なるほど」と思いました。
ちょっと今後は試してみようかと思いました。


新聞の記事を、実際の紙面写真で実例を示し

○見出し・・記事の内容がひと目でわかる

○リード・・本文の内容を短い文書で要約

○本分・・記事の詳細

○用語解説・・専門用語、難しい言葉の解説(本文を読む手助けとなる)

○コラム・・ニュースをめぐる所感

などで構成されていることを解説してあって、それぞれの書き方についてふれていました。
これもとても参考になりました。

すぐには、私の拙い文章が良くなったりはしないかもしれませんが、今後ちょっと練習してみようと思いました。

全体に、さすが池上さんの本、とても面白くてあっという間に読み終えました。
学生にも参考になると思いましたよ。

本日は、池上さんの新聞についての本のご紹介でした。


【NowPlaying】 ラジオ深夜便 / 宇多滋樹他 ( NHK-AMラジオ )

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2012/01/11

○○抜き!!

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きょう、ある人の電話を聞いていたら「予約をしたいんだけど」と、どうやら「比内地鶏」が“一押し”のお店に予約をしているようです。

「鳥が嫌いな人がいるので、鳥はやめてもらいたいんだけど!」と、(゜o゜)・・驚きの注文がつけられました。
そしたら店の人の返事が「じゃ鴨にしたらいかがでしょう」と、(;゜0゜)・・逆に驚きの提案がされたようです(^_^;)

「それじゃ鳥と変わらないんじゃないでしょうか」・・(;´д`)・・と、しごく落ち着いた突っ込みが!!

それを聞いていた私、・・・(-_-;) そもそも、このお店に予約しようってのが、わかんないんだけど。
思わず部外者の私が小さな声で「だめカモぉ~」って言ってしまいましたd( ̄  ̄)

で、ここまでが“前フリ”です(*^^*)


要するに“ワケのわからない注文”の話をしようとしているのです。

私が若かりし頃の職場、係の皆で残業することになり、当時のその職場は周りにコンビニなども何もないところだったので、ちょっと遠い蕎麦屋さんから出前を取ることになりました。

私が係の皆から注文を取っていると、隣の係の係長さんが、「おい、オレのもとってくれ」と。

私:ハイ、何にしますか。
隣の係長:力(ちから)うどんの・・・力(ちから)抜きで頼む。
私:えっ??それって普通のうどんのことですか?

隣の係長:ぶぁっかやろーっ(注:馬鹿野郎のこと)!!ちからうどんを作ってから餅を抜くんだ。
私:それは・・・。
隣の係長:餅と一緒に煮込まれたトロトロのうどんが好きなんだ。だけど餅は嫌いなんだよ。わかったか!

私:( ̄□ ̄;)!!わかりました、注文してみます。

で、蕎麦屋さんはしばらく・・・無言のあと、「料金は力うどんの料金だよ」と言って、持ってきてくれました。

------で、次の日---------------

またまた係が残業となり、私が注文を取っていると。

隣の係長:おいっ、オレのも頼む。
私:は、はい。きょうは何に・・・。

隣の係長:鍋焼きうどんの・・・・・・エビ抜きだっ!!
私:そ、それは、鍋焼きうどんを完成させてから、エビ天の中のエビだけ抜くわけですね?(;゜0゜)

隣の係長:ぶぁっかやろー(注:馬鹿野郎のこと)!!オレはエビが嫌いだから、エビ天の代わりに何か入れろって言えばいいんだ。何やってんだ(*`д´)b
私:ハ、ハ、ハイ(;´Д⊂わかりました。すいませんm(_ _)m

で、蕎麦屋さんに電話すると。またしばらく無言のあと・・・・わかった。だけど料金は鍋焼きうどんの料金だよ。
と言って、エビ天のかわりに厚切りのカマボコが5切れ、しなだれかかってのっている鍋焼きうどんが届きました。

------で、何日か経って------------

またまた残業となった私の係。私が注文を取っていると・・・(;´д`)

隣の係長:おいっ、オレのもまた頼む。
私:は・・・・ハイ。何にしましょうか( ̄□ ̄;)!!

隣の係長:ちから・・・・・蕎麦だっ!!
私:えっ?!蕎麦を餅と一緒に煮込んじゃうと“のびて”しまって、手打ちの蕎麦が台無しに・・・(;´д`)

隣の係長:ぶぁっかやろー(注:馬鹿野郎のこと・・しつこい・・)!!よく煮込んでつゆをたっぷり吸った蕎麦がオレは好きなんだ。わかったか!
私:で、お餅は嫌いなので、最後に抜くんですね?( ;´Д`)ノ

隣の係長:ぶぁっかやろー(注:馬鹿野郎のこと)!!よくつゆを吸った蕎麦に餅は合うんだ。(T_T)
餅は抜いたらダメだろうがっ! (*`へ´*)

私:・・・・・・・・・何か心の中の糸がぷつっと切れて・・・・・・・。あの・・急に食欲が無くなってしまいまして。
申し訳ありませんが、ご自身でお電話していただけますでしょうか。
と言い残し、係の皆には謝って、夕食はなくなりました・・・。

で、隣の係長が自分で電話していましたが、「なんで変なものばっかり注文するんだ」とお店の人に怒られていたようです(´Д`)

長くなっちゃったなぁ~。
ついつい思い出して書いてしまいました。
隣の係長さんは、もうとっくの昔に退職されました。
昔々のお話でした。めでたしめでたし・・・φ(・_・;) 


【NowPlaying】 Laurie / Mads Baerentzen Trio ( Jazz )

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