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俳句を詠んでみる_0073【 足早き 白魚の如し 手も触れず 】

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白魚のごとき人を詠んでみた。

【 足早き 白魚の如し 手も触れず 】

《背景》季語:白魚[春]
白魚は、あまり日常出会うこともなく、足も早そう。
やっと巡り合ったあの彼女が「あっ、もうこんな時間。私は〇〇線だからあっちです。じゃあまた」と去って行く・・。

 

俳句を詠んでみる_0072【 冬の星 血中濃度 見て祈る 】

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以前倒れて、集中治療室入り直前までになった時の様子で一句。

【 冬の星 血中濃度 見て祈る 】

《背景》季語:冬の星[冬]
数年前に倒れ、病院に運ばれ、胸や手に様々なセンサーが装着され、ナースセンターに刻々とデータが送られていた。
自分にも脈拍や血中酸素濃度の数値などがモニターから見て取れる。
病室の窓から見える冬の澄み切った空に浮かぶ星に祈るような気持ちになった。

 

2024/04/23

俳句を詠んでみる_0071【 木の撥(ばち)で シンバル叩く音 冷たし 】

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また楽器のことで一句、高校生の頃を思い出して詠みました。

【 木の撥(ばち)で シンバル叩く音 冷たし 】

《背景》季語:冷たし[冬]
高校の頃からバンドを作り、楽器はドラムだった。
冬の寒い部屋での練習、木製スティックのチップ(先の丸くなっている部分)が金属製のシンバルに当たる音は、木と金属のぶつかるカツーン・カツーンという、叩いている者だけが聞くことの出来る冷たい音だった。

 

俳句を詠んでみる_0070【 窓に夕焼け 地下鉄 地上に出る 】

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地下鉄が地上に出たときの瞬間の感覚で一句詠みました。

【 窓に夕焼け 地下鉄 地上に出る 】

《背景》季語:夕焼け[夏]
東京に通勤していた頃。
夏の日は長く、帰宅の地下鉄が乗り換え駅の新木場に近づくと地上に出てくる。
さっきまでの夏の午後の風景が夕景に変わっていた。

 

2024/04/22

俳句を詠んでみる_0069【 音ハズれ 色なき風に 乗るギター 】

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昨年、年寄りの手習いで買ったギター、その練習風景で一句。

【 音ハズれ 色なき風に 乗るギター 】

《背景》季語:色なき風[秋]
昨年、秋口に買ったギター。
少しずつコードを覚え、鳴らしてみるが、音はハズれている。
色のない様な透明感ある秋風に色が付くようにギターの音が乗ってゆく。

 

「某飲某食 デパ地下絵日記/東海林さだお」を読みました。

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『某飲某食 デパ地下絵日記/東海林さだお[文・絵](文春文庫)』を古本で読みました、というか絵と写真とともに楽しませてもらいました。

1999年に単行本化され、この文庫は2003年に第一刷が発行されていました。
読んでみると、もともとは、毎日新聞の読者向けに小田急百貨店の新聞広告をシリーズ化したものだそうです。

著者・東海林さだおさんに毎月一点、食品売り場で選んだ商品をテーマに漫画と文章を書きおろしてもらうという・・すごいこと考えたなぁという企画ものなのでした。

文章は活字化せずに、東海林さんが手書きしたものを載せていて、それも対象が食品なだけに美味しそうに感じられてよいと思いました。
さらに東海林さんの漫画がくっついてくるわけで、そのページをさらにめくると、写真で商品が紹介されています。ぜったいに効果抜群だったのではないかと当時の様子を推察いたします。

朝採りアスパラガスや、黒ごまトースト、越冬雪人参、でんすけすいか、大根もちなどなど(#^.^#)東海林さんの名調子と思わず“ぷっ”と吹き出しそうな漫画がついての紹介です。
面白くないはずがない。

というわけで、あっという間に「キッチン飛騨 焼肉セット」の写真などをみながら「いいなぁ」と言いつつ読了いたしました。

 

俳句を詠んでみる_0068【 かかりつけの 漢方苦し 春の泥 】

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現在、かかりつけ医は漢方内科の先生です。漢方中心にしてから調子がいい!そこで一句詠みました。

【 かかりつけの 漢方苦し 春の泥 】

《背景》季語:春の泥[春]
春先のぬかるんだ道での歩きに難儀するように、かかりつけ医から新たに処方された漢方の苦さにはなかなか慣れない。

 

2024/04/21

俳句を詠んでみる_0067【 秋深し オープンリールで 耳コピー 】

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日々書いている俳句のストック分を毎日二作アップして解放しています。
本日二作目は学生の頃やっていたバンドで楽曲をコピーする様子です。

【 秋深し オープンリールで 耳コピー 】

《背景》季語:秋深し[秋]
私が高校生の頃、秋も深まると学園祭が迫ってきて、バンド演奏で出演するための練習が佳境となる。
メンバーが皆、それぞれに自宅で自分の楽器のパートをオープンリールのテープレコーダーで何度も何度も繰り返し聴き“耳”でコピーするのが当り前の時代だった。
それで教室での練習に集まれば、けっこう“イケてる”演奏が出来るのだった。

 

「天気でよみとく名画/長谷部愛」を読みました。

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私にしては珍しく新刊本です。
『天気でよみとく名画/長谷部愛著(中公新書ラクレ)』を読みました。
今年の2月に発行されたばかりです。

著者の長谷部愛さんは、気象予報士で東京造形大学特任教授、そして私にはラジオの天気予報でよくお声を耳にする方です。
アナウンサーやパーソナリティの会話をよく聞いていて、そこからネタを拾い上げておいて、ご自分の天気予報時には、その話題と天気を“ダジャレ”にして思わず「ウマいっ!」ということがよくある、とても頭の回転が素晴らしい方です。

で、今回読んだきっかけは、新聞の書評でした。
海外、国内の名画に描かれている空、雲、など天候の様子について、気象予報士の専門的な視線であらためて「名画鑑賞」してみる・・というような内容で、実に興味深く面白い取り上げ方でした。

読んでいくと、それこそ実に写実的に空・雲の様子などを描いている画家の話や、イギリスやフランスなどの気候の特徴がよく出ている絵画なども取り上げられていて、今まで気づかなかった鑑賞の仕方が実に新鮮でした。

また、湿気の多いイギリスと昔の日本の共通点などにふれていましたが、統計的数値でいくと、過去には多かった東京の「霧」は激減しているとのこと。
コンクリート・ジャングルと化した東京は、かつての江戸とはかけ離れた様相を呈していることもわかりました。

洋画だけでなく、浮世絵にも「そうだったよな」とあらためて思い出すその地方特有の気象現象などが描かれているものがあって、頁をめくるたびに“目から鱗”です。

雪の結晶なども観察されて、浮世絵の着物の柄に雪の結晶が散りばめられたものがあったりしたのも驚きでした。昔の人たちの観察眼は鋭いっ!

最初は誰もが思い浮かべることができる「フェルメール」の絵から気象との結びつきについて書かれているので、取っつきやすい本でした。
かなりなおススメ本です。

 

俳句を詠んでみる_0066【 恋の果て 極月(ごくげつ)の屍(かばね) 愛の果て 】

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瀬戸内寂聴さんや水木しげるさん、ほかのいろいろな本を読んで辿り着いた感覚を詠んでみました。

【 恋の果て 極月(ごくげつ)の屍(かばね) 愛の果て 】

《背景》季語:極月[冬]
晩年の瀬戸内寂聴さんの言葉を思い出した。
激しい恋の果てに、やがて肉体を超えた愛に至る。
そして烈しく愛した生涯のあとに、悔いなくおだやかな死を迎えると。
人生の極月を想い、屍となった自分を想像した。
人は生きているか、死んでいるかの二つしかないのだという、水木しげるさんの言葉も思い出した。

 

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