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工藤美代子さんの「快楽(けらく)一路」を読んだ。

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『快楽(けらく)一路/工藤美代子著(中公文庫)』を読みました。

ノンフィクション作家の著者が、自分の身近な人達や、その家族、知人達の・・本の帯には[人生後半戦の欲情の実態]と書かれているが・・言わば“人生終盤の欲情(特に女性の)”について、本人達の相談に乗りながらのインタビューのような形式で書かれたものです。

ここに出てくるのは、50代の女性もいますが、70代後半の女性も登場してきます。
恋は灰になるまで、などという言葉は昔から耳にしていましたが、恋なんて甘いものではなくて、熟女と老女の境界線も無く、80代を超えても女をおりない・・。

もちろん世間の思惑・批判など歯牙にもかけないのであって、残り時間が限られている彼女達の恋人とのむさぼるようなセックスについて書かれていたのでありました。

著者自身が二度の離婚経験があるのですが、でもここに書かれている男女の快楽、悦楽などのための貪欲さや、工夫などに疎く、だから逆に話を聞く度に興味津々となり、この本の面白さが増していくのでした。

快楽一筋で何が悪い!という開き直った(彼女達は別に当たり前のことだと思っている)行動がますます読者の興味をそそります。

60代、70代、80代のそのものの様子などもご本人の口から語られ、「そりゃすごいっ!そんなことになっているとは思わなんだ。」( ̄O ̄;)と、びっくりしているうちに読み終えちまいました。

そして、男と女の関係は死ぬまで様々、色々とあるのだ・・と、あらためて感じたのでした。

興味があったら、ぜひ読んでいただきたい。無くても読んだらいいと思いました(^_^;)

2019/05/23

「太宰治/井伏鱒二著」を読んだ。

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『太宰治/井伏鱒二著(中公文庫)』という本を読みました。
これは、太宰から「会ってくれなければ自殺する」という手紙を受け取ってから、井伏鱒二が師として、そして友として親しくつきあってきた二十年ちかくにわわたる交遊の想い出を綴ったものです。
また、太宰の作品解説も精選して集めたものを収録。

書かれている二人の交遊の様子を読んでいると、太宰の奔放というか、自分勝手というか、井伏に甘えているというか、からかっているんじゃないか?という部分も含めて、得てして男と男がつきあいだすとこんなことになってしまうんだろうな、という展開が事細かに書かれていました。

もし私が、井伏であったら、そして井伏の奥さんであったらと考えると、ぜったいに太宰に愛想を尽かしていたと思いますが、井伏は太宰の葬儀のときに、自分の子供が死んでも泣かなかったのに、声を上げて泣いていたと河盛好蔵氏が書いていたことも記されています。

井伏の太宰を思う気持ちは、ちょっと私のような凡人には届き得ないところにあるのだと思いました。

太宰の生活ぶりは、女性関係も含め、凡人には理解できないものがありました。ちょっと“ええかっこしい”なところもあるし、悪戯なところもある。
それでもって、人にはとことん甘えるというか、金銭的な援助についても感謝の気持ちなどを見せることもなく、してもらいたいことは徹底的にしてもらって平気な印象です。

堅気な人間には理解できない世界が描かれていて、でもそれが何故か凡人には引きつけられるものがあるのです。
それに、今じゃあこんな生き方をしていると、世間から見放されるようなことばかりなのですが、でもそれが読んでいると面白いのです。

自分の友達だったら、こっちがおかしくなってしまいそうな不思議な行動と、二人の奇異な関係。
読んでみるといいですよ。太宰が亡くなったときのことも、今まで私が知らなかったことが書かれていました。
これを読んでから太宰作品を読むと、また別の読み方ができるかもしれない。

2019/05/21

宝塚歌劇・星組日本青年館ホール公演「鎌足」を観てきた。

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宝塚歌劇・星組日本青年館ホール公演『鎌足 -夢のまほろば、大和(やまと)し美(うるわ)し- 作・演出:生田大和』を観てきました。

紅ゆずる(くれない・ゆずる)さん、綺咲愛里(きさき・あいり)さんのトップコンビは、歌劇団退団を発表して、この日本青年館公演と、残るは宝塚と東京の本公演でさよならということになります。

で、気になってこの公演を観に行ったわけですが、いやもう驚きました。
中臣鎌足を演じた紅さん、鎌足の妻で、怒濤の物語展開の中で中大兄皇子の妻にもなってしまった数奇な運命の与志古を演じた綺咲さん、素晴らし過ぎると思いました。

子供の頃から、さらに志を遂げようとして意気に燃える青年期、そして運命の渦に巻き込まれ、苦悩の中に落ちる物語の中でも最も過酷な場面、それだけに終わらず晩年の感無量というか、複雑な思いを持ちつつ人生の最終盤を迎えるシーン、・・紅さん渾身の演技に全身がふるえるような感動を覚えました。

そして、綺咲さんの危急時の肝の据わった迫力あるシーン、運命と言ってはあまりなこと(ネタばれにならないように書きませんが、紅さんにとってもショックな事実)が自らの身に起こったときの心情の表現、さらに紅さんと晩年を迎えたときの、人生を振り返る場面、他組のトップでもこれだけのものを舞台上で表現できる人は稀だと思いました。

歴史上の悲喜劇、長い人生のスケール感、そこまでも十分に見せてくれたこの公演、紅さんの「最高傑作」と言ってもよいのではないでしょうか。
感服しました。

中大兄皇子を演じた瀬央ゆりあ(せお・ゆりあ)さん、蘇我入鹿を演じた専科からの華形ひかる(はながた・ひかる)さんは、実に雰囲気ある匂い立つような舞台姿で、演技も奥深かった。

紅さんの過酷な運命の中に、さらに自身の身の上が何とも例えようのない境遇の安見児を演じ、悲嘆にくれる紅さんにそっと寄り添う星蘭ひとみ(せいら・ひとみ)さんの静かな演技にも心打たれました。

私は初日を観ましたが、既に完成されているように感じるくらいの充実ぶりでした。
そして、星組が自信を持って演じていましたし、何より紅さんはこの「鎌足」演じることによって、あらたな何かを見つけたのではないかと思いました。
自然な演技なのに、こちらの心をつかみ、まさに紅さんの実力はここにあるのだ!と強く感じました。
もう「鎌足」なのか「紅ゆずる」なのかもわからないくらい入り込んでいたのです。

ラストは、スタンディングオベーションでした。
紅さん、綺咲さん、素晴らしかったです。

2019/05/20

休日に再び宝塚歌劇・月組東京公演を観に行ってきた

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休日に、長女と宝塚歌劇・月組東京公演『宮本武蔵/クルンテープ』の芝居・ショー二本立ての公演、再び観劇に行ってまいりました。
長女は、この月組の二番手男役スター美弥るりか(みや・るりか)さんの大ファンで、どうしてももう一度観に行ってその姿を瞼に焼き付けたいということで・・席は二階の高いところでしたが、行って来ましたよd(^_^o)

ただ、男役の三番手スターと言っていい、月城かなと(つきしろ・かなと)さんが掲載の写真のようにショーについて、“怪我”のため休演となっておりました。ちょっとびっくり。

お芝居の「宮本武蔵」は、前回よりもさらに細部に磨きが掛かり、この日は休日のため団体客も多かったのですが、笑いも取り、お客さんを十分に楽しませていたと感じました。
初めて見る人でもわかりやすいし、登場人物のキャラもけっこう“立って”いるので、観客も舞台上の人達の見分けがつきやすく、月組らしいスマートな舞台運びが際だっていました。

月城さんも、こちらお芝居では舞台に立っていて、怪我についてもどこが悪いかよくわからないくらいでした。

前回のこのブログでは、お芝居の方に重きを置いて書きましたので、今回はショーの方についても書いてみます。

月城さんの休演部分については、序盤については蓮つかさ(れん・つかさ)さんが・・とても押し出しが強い感じで、このチャンスを目一杯使ってアピール度十分でした。

中盤については、夢奈瑠音(ゆめな・るね)さんがダイナミックに、ちょっとお芝居がかった部分についても全開で頑張っていました。
とても華やかで目立つ人です!

そして終盤については、代役は風間柚乃(かざま・ゆの)さんで、今回は一番“おいしい”役どころを与えられ、必死に頑張っていました。
ショーにしてはけっこう“長尺”な部分も娘役をうまくリードして、とても見栄えも良く、よかったと思いました。

前回も書きましたが、美弥るりかさんのサヨナラ公演ということもあり、ショーでは美弥さんの出番が多く、しかも一人で目立つ部分が盛りだくさんなので、ファンの長女も私も大満足いたしました。

ここにきて、月組はずいぶんと層が厚くなったようにあらためて感じました。
ショー全体としてもクオリティが高く、パワフルさも感じましたし、従来のフレッシュで綺麗な印象も決して失っていませんでした。

とてもいいショーだったと思います。

最後に、私が長いブランクを経て、宝塚観劇を復活させた頃からの美弥さんの活躍、特に月組に来てからの成長度はまさに“急成長”で、印象に残るタカラジェンヌのひとりでした。
今まで素敵な舞台をありがとうございました。
残る公演期間、さらにファンにいい夢を見させていただけることと思います。

2019/05/15

「人は一瞬で変われる/鎌田實」を読みました。

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『人は一瞬で変われる/鎌田實著(集英社文庫)』を読みました。
医師で、さまざまな医療支援活動を行ったり、著作もたくさんある鎌田實先生の本です。

私は、毎週日曜朝に鎌田先生の「日曜は頑張らない」という文化放送の番組を聞いていて、すっかりお馴染みになっていて、この本もラジオみたいに素直に読むことができました。

いろいろなお話が書かれているのですが、メインは“人は一瞬で変われる”というテーマに沿った「徒競走はビリでもエベレストは登れた」という七大陸最高峰登頂を達成した田部井淳子さんの登山中にテントが雪崩に飲み込まれてしまったときの一瞬の判断から人生が変わった話や、中学で暴走族に入り、気が付けば極道の道に入り、ケンカ、シンナー、ドラッグ、傷害、恐喝など悪の限りを尽くしたのに、あるきっかけからあしを洗って、若者達の更正、自立に力を尽くした人の実話など、『行動変容』と呼ばれる、人がある一瞬をきっかけに変わることができるのだということについての興味深いものでした。

私は、悪い人、悪いことばかり考え、しかも行動に移すに人ってのは、“一生治らない病”にかかっているのだと思っていましたし、そんな人が見違えるように立派な人になり、素晴らしい人生を歩み出すとは考えたこともほとんどありませんでした。

でも、鎌田さんが実際に会って、そういう人達とお話した様子などが書かれていたのですが、そういうことってあるのですね。

私も今まで様々な人達と仕事上で付き合って来ましたが、二度と会いたくない人が何人かいて、再会しないことを幸いに思っていましたが、でも、その人たちも今は“変容”しているかもしれない・・などと、この本を読んで思いました。

これは自分自身にも当てはまるのではないか、とも思いました。
絶対にこの事象については変わらない、だとか、自分はこういう人間だから変わることはないし、変わる必要もないと思うことが今までによくありました。

でも、ひとつ考えの方向を変えると、何か別の世界が見えてきて、人生明るく、良い方に向かうのかもしれません。

毎週聞いている鎌田先生のラジオと共に、この本も“処方薬”的に効き目がありそうです。
読みやすく、わかりやすい本でした。

2019/05/14

「日本語びいき/清水由美」を読んだ

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『日本語びいき/清水由美・文、ヨシタケシンスケ・絵(中公文庫)』という本を読みました。
著者清水さんは、日本語教師、外国の方に日本語を教えている方です。

この本は、日本語を外国の方に教えているときに著者が気づいた日本語の文法的な法則などに多くふれていました。
動詞の活用や、ら抜き言葉、れ足し言葉、さ入れ言葉、日本語の曖昧性は本当に曖昧なのか?などなどにもふれ、逆に日本人の私が「そういうことなのか」と、あらためて日本語の法則や、“くせ”のようなものに気づくことになりました。

で、実際に読み進むと、すでに体で覚え、身についている日本語の話なので、「こういうときにはこういう法則で考えれば良いのだ」などと書かれても、そんなこと頭の中で考えているだけで時間が経ってしまう、考えること自体が面倒くさいのだ・・などと、横着な私は思ってしまうのでした。
だから、途中でその法則を読み解きながら、納得しつつ先へ進むなどということに飽きてしまい、読む速度は落ち気味に・・。

この本は、日本語に対し、理論的に取り組んで興味を持つ人、日本語を著者と同じく教えている人、そして日本語を習っている外国の人にとって面白く、貴重なものなのだと気づきました。

それなりに面白くは読みましたが、もっと愉快な内容と思っていた私にはそういう面で物足りなく感じました。著者はもともとそんな面白さを書いたわけではないんですけどね(*^_^*)。

2019/05/13

宝塚歌劇・月組東京公演「夢現無双/クルンテープ」を観劇してきました。

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『宝塚歌劇・月組東京公演 夢現無双 -吉川英治・原作「宮本武蔵」より-(グランステージ)/クルンテープ -天使の都-(レビュー・エキゾチカ)』を長女と観劇してまいりました。
長女は今回の公演で退団される月組二番手スター 美弥るりか(みや・るりか)さんのファンで、観劇した生協貸切公演に生協会員として応募、見事に当選しての気合いで獲得した観劇となりましたd( ̄  ̄)

しかも、芝居・ショーの二本立てという、私の大好きな形態での公演で、期待は高まりました。

吉川英治原作の「宮本武蔵」は、かなり剛直に物語が展開され、主演の珠城りょう(たまき・りょう)さんの持ち味を生かすには良い作品だと思いましたし、今回の貸切公演のような初見の観客にもわかりやすいもので、娯楽作品としても良いものだと思いました。

ただ、珠城さんがトップになってからの公演って、かなり珠城さんに“寄せて”作り上げた作品が多いと思っていたので、そろそろ珠城さんにとっても“難役”というか、キャラクターが異なる作品にチャレンジしてもいい頃なんじゃないか、などとも感じました。
それは、これからの課題かもしれません。

また、相手娘役の美園さくら(みその・さくら)さんにとっては、娘役トップの本公演お披露目となったわけですが、無難にこなしていたと思います。
シーンとしては、なかなか珠城さんとの絡みが少なく、二人で作り上げていくような場面がなかなか無かったので、難しかったと思います。
燃えるような愛のシーンが無かったので・・。何度も心に秘めるところぱかりでは、ちょっと困ってしまったかもしれないです。
でも、実力者の美園さん、きっとどんどん良くなっていくと思います。

 

 

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そして今回で卒業となる美弥さん。
舞台に現われるだけで、雰囲気が出ている・・そんな領域に達していると思いました。
演技も身のこなしも、歌も、役の深め方も、宝塚の生徒として完成の域に達したのでしょう。月組に来てからの美弥さんの“大人な”な成長ぶりは毎回素晴らしいものがありました。
良い作品でした。

月城かなと(つきしろ・かなと)さんも、コミカルなキャラクターを、崩しすぎないようにうまく演じていて、さらに組長の光月るう(こうづき・るう)さんも物語の芯となる部分をうまく回していて、月組全体の層の厚さと、実力を感じました。

ショー「クルンテープ」は、オリエンタルでエキゾチックなレビューでした。
これがもう最初から月組のパワーと持ち味全開で軽やかに、キラキラで、そして色気も感じさせつつの、とても良いショーでした。

今回でサヨナラとなる美弥さんのシーンもふんだんに有り、美弥さんがソロで歌い踊るシーンも満載なので、その度に私・・涙が出てしまいました。
本来ならトップスターになってもよい実力も人気も兼ね備えたスターなのに、このまま退団されるのは実に惜しい・・。
でもねぇ、美弥さん、とても優雅でいて、宝塚の生徒としての極みにいるような余裕も感じさせてくれて、月組を引っ張りながらのこのショー演目も最高の仕上がりになっていました。

珠城さん以下、月組の圧倒的なショーは、見どころばかりの月組らしい綺麗なショーでした。
オールド・ファンが見ても、初見の方が見ても、納得できる豪華で煌びやかで、楽しいショー、まだ見ていない人にもおすすめショーです!

2019/05/12

「ざんねんなクルマ事典」という本を読んだ

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『ざんねんなクルマ事典/片岡英明・監修、ベストカー編集部・編集(講談社ビーシー)』という本を読みました。

クルマ好きな人というのも、昭和から平成を経て令和の世の中では珍しい人種になって来たのではないかと思う昨今です。
そもそもクルマを所有しようなんていう若い人自体が、今やあまりいないんじゃないかと思います。

私は、クルマを運転することも好きだし、乗っているときの何とも言えない“解放感”や、音楽などを聞きながら心の中にいろいろなことが巡って来たりするあの時空間が好きなのです。
そして、自分が乗るクルマだけでなく、世に出ている様々なクルマのことを見たり聞いたりするのも好きなのです。

そんな私のようなクルマ好きには、この「ざんねんなクルマ」のことが書かれた本は、面白かったd(^_^o)

ここで紹介されているクルマ、まずはクルマ好きな方ならご記憶もあるでしょう、トヨタの Will シリーズの「Will Vi」、カボチャの馬車をイメージしたという超“へんてこりん”な形のクルマでした。時々女性で乗っている方を当時お見受けしましたが、勇気ある人だと思いました。

ホンダのCRXシリーズ(二人乗りクーペのスポーティーなシリーズ)の三代目、「CRX del Sol」・・スポーツ・クーペからの突然変異なモデル。
ものすごく凝った自動天井格納機構が付き、ものすごく大袈裟に屋根が畳まれる奇妙なクルマでした。そうまでしてオープンにする必要があるのか、という・・まったく売れなかったクルマでした。

ダイハツの「ネイキッド」。
鉄板むき出し、ドアの“蝶つがい”外にむき出しでモーターショーにデビュー!あまりの評判の良さに、そのまま市販に踏み切ったら誰も買わない・・というまさに裏切り行為な仕打ちにメーカーもさぞいい加減な客を恨んだことでしょう。調子のいいことを言うヤツの話は真に受けるな、ということがよくわかりました。

この本に載っていなかったもので、私が残念だと思ったクルマは、ホンダの「エディックス」。
実物を見に、お店にも行ったことがあるのですが、座席が前後二列、三席ずつ独立して設えられた驚異の二列6名乗車、しかもベンチシートでなく、乗員それぞれに独立して椅子があるというすごいコンセプトのクルマでした。

一列に三人が同時に座るとさすがに横方向が狭くなるため、真ん中の席が半分くらい後ろにずれるという・・(^_^;)・・考えたよねぇ、そういうレイアウトでした。
当時、小さい子供がいた私には親子三人が一列に乗れるという魅力にやや気持ちがぐらついたことを思い出します。でも、これもまったく売れなかった(^^;)

ということで、何で売る前にもっと考えなかったの?!という、結局まったく売れなかったクルマのオンパレードのこの本、クルマ好きには面白いぞぉ~っ!d( ̄  ̄)

2019/05/10

磯田道史氏の「歴史の愉しみ方」を読んだ

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『歴史の愉しみ方 忍者・合戦・幕末史に学ぶ/磯田道史著(中公新書)』を読みました。
磯田史の歴史本は、やはり面白い。

氏が、何か自分で思い立ったり、気になったりした歴史上の出来事・・特に現代の問題に結びついてくるであろう事象など・・について、古文書を探し、ガシガシ読み解き、私達読者にもわかるように噛んで砕いて説明してくれる一連の氏の歴史関連書、誰もが興味を感じてしまうわけです。

今回取り上げたテーマも多岐に渡り、現代に残されている忍術の秘伝書、忍者が研究していた毒薬・毒物の闇の歴史、氏が全国的に有名になるきっかけとなった「武士の家計簿」とその後、また天皇土葬化のきっかけは何だったのか・・意外なことだった・・とか、殿様のお世話マニュアルについて、ラスト近辺では過去に日本で起こった震災について残されている古文書に書かれていることがとても興味深かった。

それらを知って、あの阪神淡路や東日本大震災、熊本の震災など、経験した私達が後世に確実に残さなければならないことであると、あらためて思いました。

私もこのブログで何度か取り上げましたが、一般人があのとき経験したこと、感じたことなど、今やデジタルで残しておくことが出来るのですから、確実に残しておかなければと思います。

読物としても面白く読める磯田道史氏の歴史書ですが、文にして残すことがいかに大事なことなのか、と、どの本を読んでも感じさせてくれます。

今度神田古書街に行ったら、古い和本の専門書店があったのを覚えているので、じっくりと自分に興味のあることが書かれているものを探してみようと思います。
何か、発見があるかもしれません。

2019/05/07

連休終盤に先生のご自宅へ

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連休終盤にこのブログによく登場する私の中学時代の担任の先生に呼ばれて、旭市にあるご自宅に伺いました。
私が先月倒れて、そのことについても心配していただいて、午前中から伺ったのですが、私も先生も大好きなジャズのレコードやCDを先生のシステムで掛けながら、いろいろな話をしました。

かつて先生が大病されたときのことや、その後の先生の生き方、日々の過ごし方などもお話いただいたり、奥さまがそれをどう見て、どうサポートしてきたのか、直接奥さまからうかがったり、私も勉強になりましたし、心強く感じました。

そして、お昼には先生馴染の蕎麦屋さんで美味しい蕎麦を御馳走になり、さらに旭市ですから、海も近いので、先生と海岸を散歩しました。

中学時代に、その後数十年を経て、担任の先生と休日に海岸をいろいろな話をしながら散策するなんて・・考えたこともなかった・・。

先生は手紙もよく書いてくださるし、美術の先生だったので、今でも個展を年に数回開催してそこに私を呼んでくれる・・、あのときにはこんなつき合いになるなんて想像だにしなかった。

今回も感謝ばかりが私の頭の中にずっとありました。
なんだか先生の方がずっと元気に人生を歩んでいるのです。お話をしていただいたときに、過去に先生が仕事をしていたときの辛い話などもありましたが、それでもその生き方には見習うべきことが多々ありました。

先生には及びもしませんが、私もこの写真の寄せては返す波のごとく、へこたれずに日々生きて行こうと、あらためと思ったところです。
先生、いつもありがとう。

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