春?の大運動会
最近は小学校の運動会が“秋”ではなくて“春”にやるようになってきました。
たぶん、先生達の都合もあるのでしょうが、いまひとつ盛り上がりにかけるような気がします。
あの、秋の少し冷たい風を感じながらの運動会が私の記憶に残っていて、そう思ってしまうのかもしれませんが。
さて、きょうはうちの下の子の運動会でした。
印象に残ったことというと、高学年の「組み体操」があったのですが、よくあるのは、ホイッスルや太鼓などで、きっかけを作り、パッと決めのポーズを取ったりするわけですが、何故かゆっくりとした洋楽のバラードをかけながらやっていました。
それが、とても良くて、まるで映画などの『回想シーン』を見ているような感じなのです。
不思議な感じで、たまたま選曲した先生が好きな曲をメドレーにしたのかもしれませんが、見事にマッチしてしまい、まるでセピアカラーの映画を見ているような気分になりました。
下の写真は、校庭にある“くすの木”です。
実はこの学校は私も卒業した小学校なのですが、数年前にはすっかり木が弱ってしまい、運動会の時に当時の校長先生が、父兄に呼びかけて募金を行い、木の治療をほどこしました。
今では、かなり復活してきて、樹齢はたぶんこの学校が出来た頃からだと思いますので、100年以上なのですが、枝も葉も元気な様子でした。
校庭の端ではなく、中に立っていて、私の頃はこの木の外をトラックが周っていましたが、今は生徒数がマンモス化してきて、グランドが父兄を飲み込み切れなくて、木の付近まで家族が寄ってきているのです。
この“くすの木”はずっと生徒達の運動会を見続けているのだな、とあらためて感じました。
なんだかんだ言って、運動会のお昼を外で家族そろって食べるのはやっぱりいい気持ちでした。
自分の小学生の頃も思い出しました。それと永六輔さん作詞の“幼なじみ”の歌も思い出しました。
たしか、運動会でビリになり、そのまま家まで泣きながら走って行ってしまったというような歌詞じゃなかったでしょうか。
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