アキハバラ@DEEP見ました
以前、ここに石田衣良さんの本「アキハバラ@DEEP」が面白かったと書いたことがあります。
これが映画化されたというので早速見て来ました。
人工知能を持つサーチエンジンをアキハバラの住人とでもいうべきオタク少年たちが開発し、それを大きなIT企業に強奪されてしまうお話しですが、本の方は息をもつかせぬ面白さでした。・・さて、映画の方は。
映画館には中高生中心に若い人達が入っていました。
話の内容はかなりわかりやすく、アニメチックになっていました。
ネットでリストカットを経験した人やひきこもりの人生相談を受け、@DEEPのメンバーが知り合うきっかけを作った人物との出会い、けっこう重要だった半沢老人と言われる人物などはほとんど割愛されたり完全にカットされたりして、完全に娯楽に振っている作品でした。
人生相談に使っていた人工知能を検索エンジンに利用して、それが生き物のようになっていく部分などはほとんどなし・・・。
ラストのIT企業との戦いは、物理的奪還に話を展開させて、さらにわかりやすくしているようでした。
本の方とはラストはだいぶ異なっていました。
ただ、@DEEPが小さな会社を興したアパートの様子や、検索エンジン奪還に乗り込んだ巨大IT企業のビル内の様子、@DEEPの戦闘服など、本を読んで想像していたとおりのもので驚きました。
これについては素晴らしいと感じました。
話はちょっと子供向けに直してありましたが、けっこう楽しめました。
単純に娯楽作として見たら楽しいと思います。お暇なときにはぜひどうぞ!
石田さんの本は、映画の倍面白いですけどね(^_^)v
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