LOVE
ビートルズの新譜?が出ました。マッシュアップ(合体再構築・リミックス)というのだそうです。
事前にAMラジオで発売前に解禁されていた4曲を聞き、その時点では、「これは面白い!他の曲も楽しみ」と待ちに待ち、20日の発売日には即購入しました。亡くなったジョージ・ハリスンがシルク・ド・ソレイユと親しくしていて、シルク・ド・・・の公演用に作られたものらしいのです。
リミックスというとアナログからCDにする際の音質や定位など、CDとして聞きやすくするためのものが第一段階、第二段階は「イエローサブマリン・ソングトラック」のように、ミックスダウン前の音源まで遡り、同じ曲でも、再度リフレッシュして構築していくようなもの、第三段階は、「レットイットビー・ネイキッド」のように再構築する際に、オリジナル音源以外に別テイクから音源も持ってきて再度一曲を組み上げるものがあります。
これは、さらに“第四段階”、まったく別の曲を合体させてひとつの曲を作っていく、しかもオリジナル音源だけでなく、アウトテイクまで漁ってです。
驚くような素晴らしい仕上がりの曲や、初めて聞くテイクが合体されていたり、意外な曲同士がいくつも重ね合わされ、合体されていて、これもひとつのビートルズの今後の形なのかもしれません。
ジョージのホワイル・マイギター・ジェントリー・ウィープスのデモにジョージ・マーチンが弦楽器を加えて、あたかもポールのイエスタデイのようなつくりに仕上げたものは、ちょっとあざといアレンジがあるものの、涙ものでした。
リンゴのオクトパスズ・ガーデンがグッド・ナイトのオーケストレイションと合体されたものも、驚き、ドラム演奏もすごいミックスダウンで驚きました。
ただ、全体をひととおり聞いてみて、心に残ったのは自分でも驚いたのですが、『寂寥感』でした。
期待に胸をふくらませ、事前に聞いた解禁曲に、わくわくしていたのにです。
ビートルズがまるで夢うつつの中で幻灯のように見えてきて、すごく遠い存在になったような気がしたのです。
不思議ですが、三回聞いてみた印象は今のところそんな感じです。
これから、何度も聞いて、また変わってくるのかもしれませんが・・・。
とりあえず、ファンとしては、まず感想を書いてみなくては、ということで、思ったままに載せました。
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