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2007/03/31

「きびしょ」って使いますか?

Kyusu
「お言葉ですが/高島俊男著(文春文庫)」を読んでいたところ、むかし上方ではお茶を入れる急須のことを「きびしょ」あるいは「きびしょう」と言ったと書かれていました。
で、思いだしたのですが、明治28年生まれだった父方の祖母はたしかに「きびしょ」と言っていました。
祖母は千葉の生まれ育ちですが、でも千葉の人間の一部は和歌山県から船で入ってきたというのもよく聞く話なので上方から伝わってきた言葉だったのかもしれませんが・・・。
Okotoba_desuga
『東海道中膝栗毛』の淀川くだりの夜舟の場面にも「きびしょ」という言葉が使われているとも書かれていました。
けっこう古い言葉のようです。

熊本県の一部では“ひとの会話に横から差出口するな”という場合に「キビチョ口出すな」と言うそうです。
これは急須のことを「きびしょ」または「きびちょ」と言うこと自体は無くなっていても、「キビチョ口出す」という慣用語が残されているのだと思います。

亡くなった祖母の使っていた言葉で、誰も使わなくなっていた言葉がいくつもあったような気がします。何かに書き留めておけばよかったと悔やまれます。
たしか「風呂をわかして」というのを「風呂ふったけろ」と言っていたように思います。
“火吹き竹で吹いて焚く”が「吹き焚ける」→「吹っ焚ける」になったのではないかと想像します。
また、古い言葉を思いだしたら書いてみようと思います。

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コメント

総武食堂さん、こんばんは!(*゚▽゚)ノ

>ほてい家さん残念でした。でも頑張っていたんですね。
私、小さい頃好きだったのは「ほてい屋のハンバーグ」と「そごうの大食堂のお子様ランチ」、そして「総武食堂のカツ丼」(*^^*)でした。

>私もそこそこ古い人間で千葉には長くおりましたが「きびしょ」は初めて聞きました。
そうですか。千葉ってけっこう様々な異なる方言が使われているようで、地域によってかなりちがうみたいですね。内房と外房でも通じない言葉があるようです。

>「てしょう」は今でも言います。特に料理屋さんに行ったとき「おてしょうもらえますか?」とかって使います。
そうですね、割と使われているように思います。

「ようじ」を「くろもじ」って聞いたことはあるのですが、使ったことがないです。
久しぶりに聞きましたd(^_^o)

>総武食堂一族ではよく「仕度しろ」ってことを「しこうしろ」って言っていたのを覚えています。未だにどこの言葉だろうって思っています。
これは初めて聞きました。でも、なんか気合いが入りそうな感じです。

>子供のころ夕方お使いに塩を買って来させられるとき「浪の花くださいって言うんだよ!夕方だからね」って言われました。
おおっ、これも初めて聞きました。いいですね、日本人らしい“心づかい”って気がします。

また何か独特の言葉づかいなど思い出したらブログにアップしますね(#^.^#)それじゃまた!

はっPさん、こんにちは。
ほてい家さん残念でした。でも頑張っていたんですね。
さて、私もそこそこ古い人間で千葉には長くおりましたが「きびしょ」は初めて聞きました。
「てしょう」は今でも言います。特に料理屋さんに行ったとき「おてしょうもらえますか?」とかって使います。
なんか「小皿ください」よりギスギスしてないし、「ようじ」を「くろもじ」と言うような感じですかね。
総武食堂一族ではよく「仕度しろ」ってことを「しこうしろ」って言っていたのを覚えています。未だにどこの言葉だろうって思っています。
あと子供のころ夕方お使いに塩を買って来させられるとき「浪の花くださいって言うんだよ!夕方だからね」って言われました。

あさか野窯さん、コメントありがとうございます!実に9年前の掲載文にいただいたコメント、うれしいです(*^^*)
実はこのブログは解析機能があって、今でもこの掲載文に検索エンジン経由でたどり着かれる方が多いのには気づいていました。
そして今回いただいたコメントd(^_^o)
「きびしょ」または「きびちょ」は、まだ昭和初期生まれの人のあいだでは生きているようです。
それに今回コメントに書かれていた「おてしょう」も時々耳にすることがあります。
で、思うのは、こういう残っている言葉、大事にしたいとあらためて思いました。
私にとっても、祖母が普通に使っていた言葉で、なんだか懐かしいし、自分が小さい頃の様子がいろいろと思い浮かべられます。
現在もこのブログでは、カテゴリーとして「言葉」を設けていますので、また気になる言葉があったら掲載してみたいと思います。

福島県からです。
私は焼き物屋なのですが、最近「キビチョ」について、どこの方言か調べていてこちらにたどり着きました。 
 こちら福島ではほとんど死語になっていて、お年寄りのごく一部の人しか知らないようで、日常会話で使っているのを聞いたことはありません。
 ですが、ネットで調べてみると、東北地方では青森から福島まで残っているようです。今回このページを拝見して驚きました。全国区のようですね。感心してしまいました。
 それから、小皿のことを「おてしょう皿」というのは、おそらく上品な言い方なのではないでしょうか。漢字だと「お手塩」と書きます。皆さんご存知の通り、醤油や漬物などをチョット載せる3寸(9cm)くらいの小皿のことです。焼き物業界では使う場合があります。私も業界用語としては使いますが、家庭では使いません。

タケッチさん、なつかしい頃の書き込みにコメントいただけてうれしいです。
滋賀県でも使われているのですねd(^_^o)
年代的には一般的に使われていた最後の時代がお母様の時代くらいなのかもしれませんね。
貴重なコメントありがとうございます(゚▽゚*)

こんにちは。昨日実家(滋賀県)に行って、おふくろが「きびしょ」って言っていたところ、妻がわかりませんでした。気になってネットで調べてみたところ、こちらでみつけました。
「てしょう」も使っていますよ。おふくろは昭和7年生まれです。ずっと昔からこれらの言葉を使っていますよ。
おもしろいですね。

みいさん、こんばんは!
そうそう「おてしょ」「てしょう」っていいました!!
ちょっと漬け物などをのせたり、醤油をつけたりする小皿をこちらではそう呼んでいました。

また、今、ひとつ思いだしたのですが、表通りに出る道のことを祖母は「じょうぼ」と言っていました。漢字でどう書くかはわからないのですが。

また、思いだしたらこのブログに載せてみたいと思います(^^)

「きびしょ」って言葉聴いたことあります。確か祖母が使っていました。忘れかけていた言葉・・懐かしく思い出しました。最近聞くことないですから。そうそう、「おてしょ」とか「てしょう」とか言ってたような「お皿」のことを。
言いませんか?
古い言葉・方言もだけど、なんとなく懐かしくていいですねえ^^

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