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2007/07/31

星新一『声の網』を思いだした

昨日録音していたラジオ番組「NHK-FM:トーキング・ウィズ・松尾堂」を聞き返したのですが、ゲストがノンフィクション・ライターの“最相葉月”さんでした。
「絶対音感」の作者と言えばわかりやすいでしょうか。

番組で取り上げられたのは、『星新一 1001話をつくった人』という本で、遺品と関係者134人への徹底取材を敢行して作り上げられた評伝です。

私も星新一は、中学~高校生くらいのときに何冊も読みました。ショート・ショートはとても読みやすくて最高の読み物でした。

で、番組の中で「声の網」という作品のことも取り上げられていたのですが、私は突然のその話のことを思い出しました。
それは現在のインターネット社会のことをまるで予言しているかのような本でした。
1970年代初頭の作品だと思うのですが、たしか電話回線の中を駆けめぐる“声”というデータを、コンピュータが意思をもって収集し、完全に人間社会を掌握して操っていく・・というような話ではなかったかと・・記憶があいまいですが。

中学生の当時、かなり衝撃を受けた作品でした。
そして、まさかこんなこと未来に起こらないよな、いくらなんでも・・・などと思っていたのですが、実際はそれから30数年を経た今は、“声”だけではなく、インターネット回線の中を駆けめぐる様々なデータを全て掌握するようなシステムをアメリカは実際に所持していると聞いたことがあります。
そしてそれをコンピュータ解析して政策や戦略に役立てているのだとか。
もしかして、そのコンピュータが暴走するととんでもないことになるかもしれないです!

最相さんのお話しですと、星新一は晩年になっても、後世の人が見て違和感がないように、過去の作品を常に加筆・修正をしてアップデイトしていたとのことです。
例えば時計の「コチコチ」という擬音までも、もうそういう音のする時計は無いということで別の表現に変えたりしていたそうです。
おかげで、今や日本だけでなく、数十カ国で星新一作品は本になっているとのこと。
外国の教科書にも載っているそうです。

また、本棚から探して読み返してみたくなりました。

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 こんにちは。このブログは以前は「硬派のニュースブログ」でしたが、その座は「2代目」にゆずって、日々思うことや、読書感想を書くブログにしたいと思います。それでは、よろしくお願いします。... [続きを読む]

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