高みの見物はギャグではない!
神戸の高校生男子が自殺したニュースに接して色々感じました。
金を要求したり、ひどい写真を撮ってホームページに掲載したり、髪の毛をモヒカン刈りにしたり、いじめの極致をつくしていたにもかかわらず、「遊びや冗談のつもり」だったと、いじめた側が言っていたらしい。学校もそんなことを言っていたようです。
人が困り、悩み、恐怖に怯え、惑い、おろおろしたりする姿を見て、人を死に追いやるような事をしたヤツは、「冗談」だとか「遊び」だったと言うのです。酷すぎる。
私は、お笑い番組などで、特に随分と昔から「○ート○けし」が、自分の軍団の若い弟子たちを熱湯に入れて、逃げまどったり、恐怖に怯えたり、おろおろしたりする姿を高見の見物をしながら笑うというギャグ(全然笑えない)が大嫌いでした。今も大嫌い!
その後のお笑いバラエティ番組で、尻馬に乗るように「○ウン○ウ○」や、「ナ○ン○テ○ナ○ン」も同様のことをやっていて、自分よりも目下のお笑い芸人をピンチに追い込み、困り果てたり、パニックに陥るのを見て、幹部連中でそれをあざ笑うという・・・最低の笑いにもならないお笑い番組が横行していました。今も横行していると思う。
「○ウン○ウ○」の一人が、歌番組の中で、歌手の頭を平気で叩いているのを何度か見かけました。
大人が、大人の頭を多くの人が見ている番組の中で叩くというのは、ひどいことだと思いました。それもほんとにイヤなことでした。
「○波○年」という番組でも、無名お笑い芸人に、有名になるチャンスだと言って、まったく無用の劣悪状況下の旅をさせ、何の目的もないゴールを目指させるというくだらないことをやっていました。何のために、あんなことをやったのか、テレビ局の担当者は、いじめを行っている高校生と何ら変わらないことをやっていると、当時も思いました。だから、あの番組を視聴率が高いことは聞いていましたが、見ませんでした。
もちろん「○ート○けし」「○ウン○ウ○」などの番組も一切見ず、チャンネルをすぐに変えていました、そして今も変えてしまいます。
今、芸能人に小学生の問題などを解かせて、“お馬鹿”な回答をする芸能人をみなであざ笑うという番組が続々と増えています。これはテレビを見ている人も共犯です。くだらないっ!
番組を作っている人間の下劣さが見え隠れしています。
自分よりも劣ると思われる人を(ほんとは、劣ると思っているヤツの方が最低の人間だが)、みなで笑ったり、いじめたり、特に徒党を組んでそんなことをするのは、まさに人間のクズです。
私がお笑いで好きなのは、タモリさんです。それは、子分を作らないこと。そして、自然体であること。
自分の芸で人を笑わせること。笑ったあとに、いやな感じが残らないこと。
独自の考え方を持っているにもかかわらず、それを人に押しつけないこと。
などなど、前述した人や、グループの人間と異なって、凶悪でないこと、暴力的でないことが、特徴的だと思います。
あと、好きな人は、所ジョージさんや三宅裕司さん、なぎらけんいちさんなどです。
みなさん、人をバカにしたりしない、自然体の人ばかりです。
前述したような愚劣な番組を見て平気で笑っているようなことが、いじめの原因と同じことではないかと思います。
「○ート○けし」などにいたっては、誰もこわくてひと言も言えないのかもしれませんが、それがいじめがなくならい原因と重なって感じます。
彼にいたっては、自分が愛人を作り、その愛人に対する取材に不満を感じ、雑誌社にほんとうの殴り込みをかけるというヤクザそのものの凶悪犯罪行為をしています。どんなことがあっても、そんなことが許されるはずがない!
こわくて誰も何も言えず、そのままひどい状況が続行するという・・・。
自分の学生時代のことや、自分の子供のことも考えると、今回の自殺のニュースを聞いてそんなことを考えたのです。
一気に書いてしまいました。
誤字や、ちょっとつながりの悪い部分等があったらご容赦ください。勢いで書いてしまったので。
« 枝廣淳子さんの本 | トップページ | 午後にお休みを・・・ »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- Facebook その他SNSでよく見かける「リンクをただ張っただけ」で本人が嬉しがっているものについて。(2022.03.25)
- 怖いが、365日を振り返る。(2021.12.31)
- キーボードが必要な理由(2021.06.19)
- 『話術/徳川夢声』を読みました。(2020.08.12)
- こういうときにどうすればいいのか(2020.04.05)
「お怒りモード憑依」カテゴリの記事
- 「巷談辞典/井上ひさし・山藤章二」を読みました。(2023.10.26)
- 「夏彦の写真コラム傑作選 1 」を読んだ。(2023.09.08)
- マイナンバーカード返納する人が増えてわかったこと(2023.07.13)
- ポンコツだけど怖ろしいカード(2023.06.14)
- トラブル続きのカードもシステムもいらない(2023.06.07)
はっPさん こんばんは。
確かに、最近のニュースは、背筋が寒くなるような事件ばかりですね。はっPさんは、私も感じていたことを吐露してくれています。
そのとおりです。
昔のガキ大将的な人がいなくなってしまいましたね。決して弱い立場のものは、いじめない、守るというような。
ちなみに所さんは、私も以前から好きでした^^
投稿: みい | 2007/09/26 19:39
みいさん、こんばんは!
昨晩は勢いで書いてしまって、どうかな?・・・と心配してしまいましたが、コメントいただいてうれしかったです。
ほんとに「いじめ」についてのひどいニュースがいつになってもなくならないので、思わず書いてしまいました。
所さんも好きだし、関根勤さんや小堺一機さんも好きだなぁ、芸やその人の持つ人間性で笑わせてくれる人が好きです。「ユーモア」って“体液”という意味があるのだそうで、その人からにじみ出るもので笑わせてくれるのが一番だと思います。
そう言えば、今回書いた、いじめをした生徒は「ただ、“いじった”だけで、“いじられキャラ”だったから」などと言っていたらしいです。
私が書いた嫌いなお笑い芸人は皆、「人をいじって」笑いを取ろうとする人たちです。
今、思いだしました。
投稿: はっP | 2007/09/26 22:22