傘かしげと傘すぼめ?
前回の「ロミオとジュリエット」のお話をラジオでしてくれた中谷さんが、今週の同じ番組では、“江戸しぐさ”の話をされていました。
その江戸しぐさの一例としてあげられていたのが、「傘かしげ」です。
最近、雨の日が多いですが、せまい舗道などで、人とすれ違うとき、傘がぶつかってしまいませんか?
そんなときは、江戸しぐさの「傘かしげ」が役に立ちます。
すれ違うお互いが、傘を外側に“かしげる”のです。
こんなちょっとした仕草が粋で、自然で、知恵のあることであるということを紹介されていました。
昔は、けっこう誰もがやっていたような気がします。
その他にもすれ違うときに、お互いに肩を後方に引く「肩ひき」や、席をこぶし一つ分腰をうかせておくり、人ひとり座れるようにつめる「こぶし腰うかし」などもあるようです。
でも、これって私が小さい頃から皆がやっていたことで、あらためて見直すようなことではないと思ったのですが、時代は『我先に・・』というものになってしまい、珍しい仕草なのでしょうか?
さて、中谷さんは、江戸しぐさとしての「傘かしげ」にふれたあと、京都では、傘をすれ違いざまに“すぼめる”のだとお話しをされました。
ほほう、私もどちらかというと実は“すぼめる”派です。
傘かしげだと、すれ違うお互いの協力というか、タイミングが必要ですが、傘すぼめは、自己完結型です。
それにちょっと女性的な仕草でもあります。
やはり京都の方に似合うやり方だなぁと感じましたが、ご覧の皆さんはいかが感じられましたか?
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こんばんは。
中谷さんのお話、私も有線で聞こうと想いつつ10月になってしまいました。
また一度ゆっくりとチャンネルを合わせてみます。
傘を傾けることや、すれ違いで角度を変えること、電車の席をちょっとだけずらすこと・・みんなしていますが、最近ではそれをしていることがかえって違和感となっているように感じることがあります。それだけみんな鈍感になったということなんでしょうか。ちょっと残念ですね。
ちなみに、ご実家の猫さん、かわいいですね。
どんなやんちゃさんになっていくのか、楽しみですよねぇ。お父様のお顔が見えたとのこと、私にはとっても羨ましい話です。
投稿: ymama | 2007/10/11 00:02
ymamaさん、こんばんは。
ymamaさんがおっしゃるように、最近はちょっとした心づかいをすることが、逆にその場で違和感を感じさせるようなことになってしまうという不思議なことになっていると思います。
人に対する心づかいなど微塵もない行動をする人が逆に大きな顔をしているように感じます。
特に最近は、電車通勤しているときに、電車内でのマナーについてよく感じることがあるのですが。なんだか、残念です。
妻の実家の子猫は、ものすごくやんちゃに育っているようです。長女も会いに行きたくてたまらないようです。さっそく、この土日に泊まりがけで遊びに行こうとしています(^^;)
新入りのネコが一匹いるだけで、家の中の明るさは倍になっているみたいです。
実は、私も遊びに行くのが楽しみ・・σ(^^)
投稿: はっP | 2007/10/11 22:19