ちりとてちん
先週の土曜日に浅草演芸場に落語を聞きに行ったのですが、そのときの出し物に「ちりとてちん」がありました。
「今、NHK・朝の連続テレビ小説のタイトルが“ちりとてちん”、これは落語の出し物のひとつで、普通は夏にやるのですが、きょうはお聞かせいたしましょう」と、落語の「ちりとてちん」を聞かせてくれました。
へんくつな隣人に、台湾産の珍味「ちりとてちん」だと偽って腐った豆腐を食べさせる愉快なお話でした。
知ったかぶりをして、そのへんくつな隣人が「台湾にいたころには、朝な夕なに食べたものだ」などと言って無理矢理口に運ぶ様は、客の爆笑を誘います(^^)
最近、落語をよく聞きます。
きょうも、五代目・柳家小さんの同じ「ちりとてちん」をUSENで聞きました。
咄家によって、同じ出し物でも、かなり異なるもので、出し物そのものにも楽しみがあるし、咄家そのものにも興味が尽きないし、落語は楽しくて味わい深い時間を過ごすにはもってこいですね。
まだ一度も落語をお聞きになったことのない方、聞いてみるといいですよ。
笑いあり、涙あり、壮大なお話しあり、人情あり、ありとあらゆる人間の営みを感じることができます。
また、寄席に行きたくなりました。
【NowPlaying】 つる / 春風亭昇太 ( 落語 )
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