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2008/04/25

2分の1成人式

USEN放送の番組のひとつに、「ビジネス・ステーション」というビジネス・パーソン向けの2時間番組があり、けっこう良く聞いています。
4月の番組改編で、「ハピネス観章のリッチマインド法話」という、東京都新宿区神楽坂の大乗山経王寺住職の法話が10分間の枠で入りました。ビジネス番組には珍しいプログラムです。

自らニックネームを“ハピネス”と付けるだけあって、明るい感じのご住職です。
ご住職の活動についてはブログをご覧下さい。

私、きょうは仕事を休んで病院に行ったのですが、その道すがら、録音しておいた『法話』を聞きました。

話題は、住職の子供さん、小学4年生の学校での行事についてでした。
タイトルにある、『2分の1成人式』です。
これは、学校で、二十歳の成人式の半分にあたる10歳に、昔で言えば、元服のように儀式を行うというものです。

2時間という枠の中で、その内容については全て生徒が企画したとのことで、父母も参加して各クラスで行われたとのこと。
観章さんの印象に残ったのは、成人の賞状を生徒一人ずつに担任が渡すシーン(これも、もちろん生徒が企画、担任の先生から手渡してほしいとの生徒の希望がかなえられた)でした。皆で企画する・・これが大人への第一歩となるわけです。

一人一人渡しているうちに先生が涙ぐみ始め、「?」と思っていると、全員に渡し終えたあと、先生からひとことあったのだそうです。

通常小学校生活の中で、先生から生徒一人ずつに賞状などを渡す機会は、卒業式だけ。しかも、校長先生からのみであり、担任の先生から全員に・・というのは無いのだそうです。
そう言えばそうだったですよね。

「これが自分の生徒である君たちに渡せる最初で最後の賞状なんですよ」と言葉を詰まらせながら説明したとのことでした。
担任の先生はひょっとして、この生徒達の卒業式の頃には自分はこの学校にいないかもしれない、というのもあったのだと思います。

なんか、ちょっといい話だな、と思って車中で聞いておりました。

さらに、生徒達の将来の夢を披露するときには、住職も驚かれていましたが、選んだ職業の理由に「人の役に立ちたい」「困っている人の助けになりたい」というものが40人学級のうち、10人もいたとのこと。
考えさせられました。
10歳の小学生がそう考えているのです。今の自分はどうだろうかと、思わず言葉を無くしました。

今一度、この歳になって、考え直してみなければならないことがあるように思いました。

という、本日はちょっと真面目なお話しでした。

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コメント

みいさん、こんばんは!
“二分の一成人式”、私もとてもいいと思いました。
これを一度やっておけば、二十歳の成人式におろかなことをする人は減るかもしれないですね。

10歳のこころに見習うことは私にとってもたくさんあると思います。

二分の一成人式、いいですねえ~心が温かくなってきました。先生も生徒たちも、きっと一生忘れられない思い出になることでしょう。
「人の役に立ちたい・助けになりたい・・・」
今の大人たちも、10歳のこころに戻って考えてみたいですね。改めて・・・。
ハピネス観章さん、わたしも法話聞いてみたくなりました。ハッピーになれそう^^。

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