牧野良幸さんという方の本
子供迎えの待ち合わせ時間中に、普段行かない本屋で「おっ、これは」と思い、買っておいた本、昨日思いだして読み始めました。
で、これがまるで自分の中高生時代の「写し絵」のようなんです。作者の年齢も私とまったく同じでした。
ああ、生半可な知識でレコードを買っている、家での様子もロックやオーディオに理解の無い家族とともにトホホな状況が描かれている・・友達や街の様子も、まるで私そのものを見ているようで、恥ずかしくて“叫びたくなる”ような青春記です。
それも、ご本人のイラストと文で描かれていて、写真のエルトン・ジョンのアルバム『ピアニストを撃つな』の中の「ダニエル」を聞いている風景などは、まるで土曜日の午後のけだるい時間を過ごしている、自分そのものがそこにいました。
ビートルズが解散してから、レコードを自分の意志で買い始めた、そんなビートルズ後追い世代くらいの年代の方には青春の想い出がよみがえってきます。
街の様子や、友人の様子など、懐かしくてたまらなくなる本、おすすめです。
【NowPlaying】 お茶汲み / 柳家小三治 ( 落語 )
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