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2008/07/19

これで“ピン”とくるか?

E_startpics
またか、と思われるかもしれませんが、『お怒りモード憑依』発動です(^_^;)

職場のパソコンを立ち上げると「ふんわりアクセル“ e ”スタート」という標語みたいなものがテロップで流れ、要するにエコ運転をしろということらしい。
しかし、私が気になったのは「ふんわり・・・」の方だ。これを一回見て、「ふんわりアクセル」・・オッケイ!!「eスタート」わかった、わかった・・なんて人いないんじゃないの。

この怪しい標語の出もとを調べてみると、匂っていたとおり、財団法人省エネルギーセンターという経済産業省絡みの団体にたどり着いた。PDFがあったので、プリントアウトして読んでみました。

そもそも “e” っての、国鉄がJRになったときに、国鉄の近郊区間線を「国電」から「E電」と変えるとあらゆるメディアで大発表しておいて、誰も一人も使わずに死語になったのに、「まだ使うか」という気がしました。

国の役人と役人あがりの人が、“ちょっと気がきいている”と思って作ってしまったとしか言いようのない、ひどいコピーだというのが第一印象。いまだにこんなコピーがいいと思ってるんだろうね、いやヒドイ、ヒドイ。

PDFの資料にも目を通しましたが、要するにクルマを発進させるときに、「ブレーキから足を離してアクセルに移動するまでの間を一呼吸おけ」ということが最大の言いたいことでした。こんなこと言うために省エネルギーセンターが存在してるんだよっ、このセンターを廃止した方がよっぽどエコじゃないの!

まともな人が考えるとどうなるか書いてみると、ブレーキにもアクセルにも足を乗せない時間を多く取れっていうのは、ドライバーのコントロール下にクルマをおかない時間を取れと言っているわけで、クルマというものが1.5トンの鉄の固まりが時速数十キロで移動する凶器だということを安易に考えていると、私は思いました。
ついでに、オートマチック車は「クリープ」(ブレーキから足を離すと前に這い出す現象)があるから、それを使えって書いてありました。
クリープに頼れば、もしその時にエアコンのコンプレッサーが作動したりして、エンジンの負荷が増えて急発進になったり、クルマの挙動が急変したらどうするんだ・・と思いました。
要するに、前者も後者も人の安全に配慮が無いのです。

エコに焦点を定め、団体を作って研究をするのなら、すでに欧州で進行しているディーゼルエンジン車の浸透によるエコのことを日本の人に伝えた方が良いのでは・・・。日本人はガソリンエンジンが好き過ぎる。
ディーゼルエンジンは、低回転でもトルク(簡単に言うと力強さ)が豊かで、しかも力強い回転域が広いという特徴があり、そのため燃料を食わないことがひとつあげられます。
そしてガソリンエンジンは燃焼して発生するエネルギーのほとんどが捨てられているのに比べ、ディーゼルエンジンは圧倒的に燃焼効率が高いということも最大のメリットです。

ベンツなどは欧州ではそのほとんどが上記のような理由でディーゼル車になっている現状をなぜ伝えようとしないのか・・・。
そして、日本のメーカーも国外ではディーゼル車に力を入れてきているのに、それを日本に導入しようとなぜ働きかけないのか・・・。
どっかの短気な都知事はただ黒煙が発生しているのを見てディーゼルを悪者扱いしていますが、欧州では排出ガスなどもどんどんクリーンに、そしてエンジン音も静かになり、燃料消費も排出ガスのクリーン化についてもどんどん問題をクリアして日本をおいてけぼり状態にしつつあるのです。

そこらへんをついた資料を国民に提示してくれた方がよっぽど未来に貢献すると思いますよ。

資料を一読して、ちょっとムッとして・・・あっという間に書いちゃった  以上です。

【NowPlaying】 永六輔その新世界 / TBSラジオ ( ラジオ番組 )


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