安全・安心メールを停止して“安心”した!
私の住んでいる市では、空き巣やひったくり、車上荒らしなどの事件の発生を登録者に対し、携帯メールで送信するサービスを去年から始めました。
当時、私の職場では、登録件数が増えるようにとのことで、業務用の携帯に、その『安全・安心メール』と名付けられたサービスの登録をするように呼びかけがありまして、私も登録しました。
その後、さらに、消防隊の出動時にも、「どこそこが火事で消防隊出動」などという情報も付加されて携帯メールが届くようになりました。
それから日々、○○町○丁目でひったくり発生とか、空き巣発生などのメールが届き始め、その数がただごとでないことを知りました。
要するに、私の住んでいる市はたいへん物騒なところだということがわかりました。
ひったくり情報に到っては、数分毎に同じ町内の中から隣町まで、どんどんひったくり犯が移動していく様子が次から次へとメールで届くようになり、「犯人はこのルートで移動しているな・・こ、怖い・・・それにしても、こんなメールを見ているだけで犯人の軌跡がわかるのに警察は何をしているんだろう」と思い始めました。
空き巣情報にしても、いつもメールには同じ町の名前が挙がっていて、「空き巣犯に、この町は共働きが多くて、日中は仕事がし易いよ」と、逆に教えているようなものだと感じ始めました。
それに、ただメールを受け取っているだけの一市民でも気付く、「事件の起こる場所はほぼ特定されている」ということに、警察は気付いているのだろうかと思いました。
どんなお馬鹿でも、毎日空き巣があれば、そこを重点的に一日中パトロールすれば、事件は減少するということについて想像することは難しくありませんよね。
なのに、毎日、毎日同じような場所が空き巣にあったり、車上荒らしにあったりしている。
「○○町については、現在、取り締まりを強化しています」などと、ひと言でもこちらを安心させてくれるメールは一度も届いたことがありません。
ただ、次から次へと事件の発生を知らせるだけで、なんの解決策も、犯人逮捕などの情報も示さないメールがじゃんじゃん届くのです・・『安全・安心メール』・・・。
さらに第二弾で始まった、消防署の活動報告メールについても、「どこそこの○○ビルで火災発生」と、知らせてはくれるのですが、いつ鎮火したとか、被害状況だとかは、まったくメールでの報告がないのです。
それに、「どこそこの○○ビル1階で消防隊が調査活動中」などというメールも来るのですが、「調査って何?、たいへんなことが起こっているの?」と、気が気ではないのです。
防犯関係も、火災情報も、ただただ不安感をつのらせるだけで、ちいとも安全も安心も感じません。
「危険・不安増進メール」と呼び変えてもよさそうです。
しかも、消防情報は深夜だろうが早朝だろうがおかまいなしです。ちっとは考えたらどうだろう?!
と、毎日思っていたのですが、ついにメールの配信を停止することを決断し、手続きを済ませました・・・。
そしたらねぇ(^O^)なんか、心が安全で安心な気分になりましたよ。
そうか、『安全・安心メール』を停止することで、やっと心が安まるのですね、それを狙ってやってるのかもしれないね、『安全・安心メール』!!
・・・少しは配信者の側で、受信者の立場になり、考えたりしないのかね・・・。
【NowPlaying】 Where Or When / Julie London ( Jazz/Vocals )
« 忘れてはいけない日 | トップページ | お江戸日本橋亭へ »
「お怒りモード憑依」カテゴリの記事
- 「巷談辞典/井上ひさし・山藤章二」を読みました。(2023.10.26)
- 「夏彦の写真コラム傑作選 1 」を読んだ。(2023.09.08)
- マイナンバーカード返納する人が増えてわかったこと(2023.07.13)
- ポンコツだけど怖ろしいカード(2023.06.14)
- トラブル続きのカードもシステムもいらない(2023.06.07)
コメント