本当の省エネ運転とは
以前、このブログで「ふんわりアクセルeスタート」っていう、国?国絡みの外郭団体が推奨しているエコ運転的な運動の内容について色々文句を書いたことがあります。
最近は、その運転の仕方について、講習までやろうとしているようです。
それで、ちょっと私が愚考したことを二三書いてみます。
「ふんわりアクセルeスタート」自体がわかりにくいのですが、要するにブレーキから足を離してから間をおいて、アクセルを踏み、バスのスタートなみにとろとろとゆっくりスタートしろっていうのが、その主な推奨していることです。
でも、それをやると、ひとつの信号から信号で区切られている区間を一定に通過できる車の数が減ることになります。
それは、何を意味するのかというと、渋滞をあちこちで招くっていうことです。
渋滞があちこちで起こるとどうなるかっていうと、ガソリンの消費量がどんどん増えるってことです。・・・このくらい想像できないのかね。
渋滞って、上記の信号から信号で区切られた区間を通過できる車がほんの数台の差で起こるっていうのは、既に何十年前からわかっていることなのに。
であれば、急加速でなければ、普通にスタートをすんなりするのが一番の省エネなのです。
それと、信号待ち時に異常なほど車間距離をとって止める車が渋滞を生むわけで(最近、やたらと多い・・何のまじないなんだろう?)、それもやめることが省エネの近道です。ふんわりなんとかの十数倍の効果が期待できますよ。
さらに、前方が赤信号になったら、アクセルを弛めることです。前方が赤なのに、アクセルを踏み込んでいる人が多すぎます。加速せず、ゆっくりとアクセルを戻し、けっして信号間近でブレーキをガツンと踏み込んだりしないことです。
これらを実施すれば、あの妙な国絡みの団体がやろうとしていること以上の効果が期待できると思います。
それに、そんなへんなスタートを推奨することは、クルマの作り方自体を変えることに繋がり、日本車は変な省エネ車という方向に傾いてしまうような気がします。クルマとしての基本性能に影響してしまうように思うのです。
きちっと加速し、きちっと曲がり、きちっと止まる・・これが大事で、省エネは技術によってさらに推進することは日本のメーカーでは可能なことだと思います。
以上、個人的な愚考です。
【NowPlaying】 日曜喫茶室 / はかまみつお他 ( NHK-FM放送・録音 )
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