ちょっと変わった書の鑑賞法(^^;)
きょうは県立美術館で書道の展覧会がありまして、長女の作品も受賞し、展示されているということなので家族揃って見に行きました。
最初のこの写真が長女の書です。まずはうちの子のものを紹介しておいて・・・。
気になったというか、立派な作品数ある中で、私の琴線にふれたものをご紹介します。
なので、ちょっと視点が普通ではないので、そこのところはあしからず。
最初のこれは『暑さ対策』・・・今年の猛暑を象徴しているような、何か敢えて“書”らしからぬ語句を選んだことが私の琴線にふれました。なかなかいいです(^^)
これもいいですね。
『非常事態』・・・家で何かあったのでしょうか?(^^;)
いやいや、この地球が非常事態であると嘆いているのかもしれません。
最近の子供達はワールドワイドなもののとらえ方をしています。私のようなナローな視点でものごとを考えてはいないでしょう。まさか家計が非常事態ではないと思います。うちと違いますからσ(^^)
こ、これは!!
今や小中学生の世界でも生存競争が厳しくなってきたのかもしれません。
書としても、その競争の厳しさが表現されているような気がします。
これもいいねぇ。
これもいいです。泣かせます。
『父の苦労』・・・子供としても見ていられない状態だったのかもしれません。
私も思わず立ちすくみました。そして、ちょっとうっすら涙が・・・(T_T)
力作です。素晴らしい!
さて、ここからは「一瞬の錯覚偏」です。
思わず『古いけど』・・・と読んでしまいました。『古どけい』ですね(^_^;)
これも「一瞬の錯覚偏」です。
『かめだ』・・・ではなく、『めだか』でした(^^;)
これは、ほんとに「一瞬の錯覚」でした。
『船場きっちょう』かと思ったのです。最近の小学生は社会問題にも鋭い視線を浴びせるのかと思ったのですが。
『船つき場』でした・・・ごめん(*_ _)人
え~(^_^;)そろそろ怒り出している人がいるかもしれないので、次は大賞作品です。
すごいよぉ~!!
見て見て、ほんとうに感動するでしょう。
見事に立派な書です。
とても子供の作品とは思えない!『感動』に感動しました。
これらは、同じ先生についている生徒さん達の入賞作なんですけど、一見して先生の指導が行き届いていると感じました。
なんだか作風がみなさん似ているんですよね。
しっかりした字だし、素晴らしいのですが、あまりにも良すぎて、パッと見るとそのそろい具合に驚いてしまったのです。
さて、最後は、私が現地で読むことができなかったものです。
何て読むかおわかりになりますか?
「りゅうしょうきょくすい」って読むらしいです。
帰ってきてから調べました(^^;)
中国の古い文人の遊びで、曲がりくねった川に杯を浮かべ、それが自分のところに流れてくるまでに詩歌を詠んで杯をあける・・・というような風流で、優雅なあそびのことらしいのです。
う~ん、勉強になった。ありがとう ^∀^)ノ
【NowPlaying】 found it / No.9 ( Instrumental Music )
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「父の苦労」にはわたしも泣けました。
「感動」いいですね。動きがあって!感動です。
昨日帰ってきました。雑用が溜まっていて大変です
投稿: みい | 2008/09/04 12:42
みいさん、おかえりなさい(^o^)
お帰りになったばかりで、色々と大変かと思います。
ゆっくりされてからまたブログで楽しい話題を紹介してくださいね(^0^)/
投稿: はっP | 2008/09/04 21:44