だから言ったでしょ・・・
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先ほどテレビで緊急記者会見がありました。福○総○辞任の報です。
だから言ったじゃないですか。ちょっとした言葉の端々、言葉遣いにその人となりが表れてしまうのですってば。
安○さんのあとを受けたからには、当時の状況からしたら、それこそ死さえも覚悟せねばできないような、退くことのできない立場を自ら選んでしまったのだから、同じような辞め方はしてはいけないと思いました。
なのに、社会保険庁の問題や、医療制度の問題、C型肝炎の問題などが次から次へとよりによって自分の代で表出してしまった。だからそれに忙殺されてしまった・・・それで、なかなか満足のいく仕事ができなかった・・・ようなことを言ってました。
その次から次へと表れた問題って、まさに自分の仕事じゃないですかっ!それを解決するのが仕事なのに、何を言ってるんだこの人は、と思いました。それを死にものぐるいで解決の方向に導いていれば、決して国民の支持率は下がらなかったと思いますよ。
「後期高齢者」という言葉を使うことがあんなに問題になったこと自体、まだきっと理解していないのだと思いました。
そういう分けをしなければ、もう制度自体が立ち行かないのだということを国民はわかればいいのだ・・と、いまだに思っているのかもしれません。
要するに、そういう言葉を使うことに敏感にならなければいけないのだ、それが国民の立場になって考えるということだ、単に制度そのものを検討するだけでなく、そういう人の気持ちを汲むことが必要だ・・・というのが、わかっていないのです。
とりまきの優秀な国の役人を含めて。
ご自身がおっしゃったように“国民の目線”に立って、ちょっと考えれば、こんなもの言いをされたら、普通の人は怒るよな・・と思うはずです。もちろん、“目線”っていう言葉についても気付くべきだったのです。役人が作った「国民“目線”」などという勘違いの業界用語を使ったことで、私のように「役人の考えたコピーをそのまま自分でもう一度見直しせずにいる、この人の考え方はいつも他人事で進行している。」と感じている人がいるのです。
最近のブログでも書きましたが、この方は、ちょっと困るような質問をされたりすると、逆ギレして相手に皮肉を言うことがありました。
本日の記者会見の最後でも、「首○は、インタビューのときでも、まるでいつも他人事のような態度であると言われていました。きょうの記者会見でもそういう印象を持ちましたが」と向けられると、相手をいなすようなこともできずに、「私は、自分を客観視することができるんだ。あんたとは違うんだ。」と怒りをあらわにしました。
それがいけないって言ってるんだってば・・・。
「そうか、自分では気付かなかった。そうか、国民にはそう見えるのか。」って思うことが“国民目線”じゃないのかな。そう思わないから国民“目線”なんて言葉を使ってしまうのだろうと思いました。
記者会見では、自己の一年間を自画自賛していましたが、評価するのは国民の仕事だとも思いました。
“国民目線”で評価してもらうといいと思いますよ。
以上でございます。
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