THE SCARLET PIMPERNEL 見てきました
先だっての休みに『ミュージカル/スカーレット・ピンパーネル』を東京宝塚劇場に見に行ってきました。
イギリスの作家バロネス・オルツィの小説をミュージカル化したものです。
ブロードウエイで初演され、全米ツアーやヨーロッパ各国でも上演されている人気作です。日本では宝塚が初!
フランス革命の最中、革命政府に捕らえられた貴族達を救い出す、イギリスの秘密結社「スカーレット・ピンパーネル」のお話しです。写真を見てもおわかりになるかもしれませんが、今回衣装がすごいです。特に娘役トップの遠野あすかさんの衣装、それに化粧も“リキ”入ってます。パンフレットも美しい写真がきれいに印刷されたものが別冊で付属しておりました。自信の表れでしょうか。
感想は、ストーリーもわかりやすく、主役二人に“歌う”機会をふんだんに与えているため、たっぷりと二人のミュージカル的な歌唱を聞くことができ、存分に「歌」を堪能できました。本場でこのミュージカルの音楽担当だった「フランク・ワイルドホーン」氏を音楽担当に迎え、新曲2曲まで加えてもらってのものですので、すばらしいミュージカルになっていました。
隣に座っていた学生らしき女性が「お父さんを無理矢理連れてきて1回見せたら、ハマってしまって、一人でもう一度来てやんの!」って笑いながら隣の友達に話していました。それくらい、初心者が見ても楽しい作品です。
アドリブでのやり取りもふんだんで、それも見所です。客席もバカ受けしていました。シリアスなこのミュージカルでアドリブを入れる場所も苦労しているとは思いますが、私も感心するくらい面白いと感じました。
主役の「安蘭けい」さんは、4回も受験して宝塚に入ってきた根性のある人。見ていて、往年の堂々たるトップスターにまったくひけを取らない立派な歌唱と演技、そして舞台での立ち居振る舞いでした。
かつて峰さおり、日向薫、紫苑ゆう、麻路さきなどが同時に舞台に立っていた頃の星組のように、盤石の堂々たるミュージカルだと思いました。お世辞抜き!
チケットは完売とのことですが、何とかして手に入れて見てもよい作品だと思いました。
これはおすすめです。東京近辺の方で、まだご覧になっていない方は、ぜひ!!
【NowPlaying】 立川こしらのガッテンこしラジオ / 立川こしら ( ラジオ日本 )
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