「秋桜」を聞くと想い出す
写真は、残念ながら私が撮ったものではなく、フリー素材です(^^;)
先ほどラジオを聞いていたら、「さだまさし」さんの「秋桜」がかかっていました。
で、私の想い出の「秋桜」はというと、山口百恵さん歌唱の方です。
なぜかと言うと、学生時代のアルバイトにホテルのアネックス(別館)の大きな会場で結婚披露宴のミキサー兼照明係をやっていたことがあったからです。
このバイトは、アネックス大広間を見下ろすミキシング・ルームでガラス越しのいわゆる“金魚鉢”の向こうから式の進行を見ながら、BGMを次々と出し、さらにライティングをしていく仕事でした。
これは、ホテルで用意したものだけでなく、結婚するご本人達の要望を聞いて、当日流れる曲目全てを決定し、当日までにホテルのライブラリから音源(当時はアナログ・レコードしか無かった)を探し、編集して時系列のテープを作成し、さらにそれをダビングして、当日はテープデッキ2台体制でバックアップしながら、絶対に失敗は許されない中で仕事をしたのでした。
しかも、大広間は二分割できて、同時に二つの披露宴を見ながら、二つの式を進行させることもありました。
大安吉日は、それがダブルヘッダーでした。
今にして思えばよくあんなことが自分に出来たと思います。
・・って、バイトの内容じゃなかった(^_^;)
その披露宴の曲選びで、必ず新婦が「花束贈呈」の時に流してほしいと言われた曲がこの「秋桜」だったのです。
しかもほとんどご指名で、「山口百恵」バージョン!
当時一番人気でした。
まだ学生で、結婚式、披露宴など全く経験が無かった私は、最初のうちは、花束贈呈の時に一緒に貰い泣き。・゚・(ノД`)ヽ(;Д; )しておりました。
涙でかすむ目をこらえ、進行を見守り、「よかった、よかった」などと、父親や母親の気持ちを慮っていたりしたのでした(^^;)
で、何回もやるうちに、慣れっこになってしまい(^_^;)宴会場の係の仲良くなったおばちゃんから事前にいただいた披露宴の料理をつまみながらテープを回したり、新郎新婦にピンスポットを当てたりしておりました。慣れとはおそろしい(;-_-)
なので、「秋桜」を聞くとあの頃を想い出すのです。
最初の貰い泣きしていた頃の気持ちもまだ少しは残っているのですよ(^^)
今聞き返してみても、“くさい”とは思いつつ、やはりいい歌だな・・としみじみするのでした。
【NowPlaying】 秋桜 / さだ まさし ( 歌謡曲 )
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