書こうか書くまいか迷ったが・・・
今話題になっている真っ最中のことについてはあまり書かないことにしているのですが・・・。
それに元々あまり興味の無い人であり、音楽であったのでどうしようかと思っていましたが、気になる発言をラジオで聞いたのでひと言。
小○哲○って人が逮捕されたあとに、ラジオ番組で永六輔さんが発言していたのですが、「○室○哉って人が過去に発言していたことを思い出します。『曲作りの“コツ”は、どこかで聞いたような感じにすると“ウレる”んだ』と言っていたことを。」とおっしゃっていました。
さらに「私(永六輔さん)が組んでいた作曲家の“いずみたく”さんも“中村八大”さんも、人にメロディを奏でて聞かせ、『これ、聞いたことないよね』と確認していました。あたらしいメロディを追い求めることが作曲家のすべきことではないか。」と続けられていました。
これを聞いて思い出したのが、ビートルズのポールマッカートニーが、あの名曲「イエスタデイ」を作ったときにも、アメリカから来たミュージシャンや周りの人たちに片っ端から歌って聞かせ、「これ、自分で思いついたメロディだと思うんだけど、どこかで聞いていないかい?」と疑心暗鬼に陥って聞きまくっていたという逸話です。
聞かれた人たちは異口同音に発したのです。「すばらしい曲だけど、生まれて初めて聞いた曲だ」と・・・。
作曲家というのは本来こういうものなのではないか、とそのとき思ったので書いてみました。
“ウレる”曲よりも、“独自の美しいメロディ”がいいんじゃないでしょうか。
【NowPlaying】 イン・ユア・アイズ / スタジオUSEN ( Instrumental Music )
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みいさん、こんばんは!
美しい曲は、作曲者本人が思いついた瞬間まで覚えているようで、けっこう有名なミュージシャン、コンポーザーの本などを読むと、その瞬間どこにいて、どんな状況で、まわりの光の具合はこうだったなどと記述されていることが多いです。
何かが降りてくる感じなのでしょうか?
面白いな・・と思いました。
投稿: はっP | 2008/11/12 23:31
そうですよね。こころに残る美しい曲ってそういうものだと思います。○室さんは、根本が間違っていたのですね。
投稿: みい | 2008/11/12 21:02