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2008/11/17

テレビのお笑いは使い捨てに・・・

最近、テレビではお笑い芸人が色々な番組に出演していますが、もちろん「お笑い番組」そのものにも出演しています。

いつも感じるのは、どれもこれも一組の演じる時間が、“短いこと、短いこと”、エンタ・・しかり、レッドカーペットしかり、ひどいものは数十秒です。
いまやお笑いはただの『瞬間芸』です。
その一瞬さえ面白ければいいってわけで、それこそ“宴会芸”の延長とでも言えるようなネタでなければ、その短い時間ではまともなネタも振れないのではないかと思います。

そうですねぇ、サッカーで言えば、“PK戦”だけ見ているようなものです。
「一番面白いところを見てるんだからいいだろ、それで」と言われて納得するサッカーファンはいないでしょう。
そんなものを見せられているのです。野球で言えばオールスター戦でよくやる“ホームラン競争”みたいなものでしょう。

個々の技や、チームの作戦、相手方との駆け引きなど、一番面白い部分が割愛されているわけですよね。
落語で言えば“まくら”の部分、コント・漫才で言えば“つかみ”の部分さえも割愛・・・。本来この部分で会場のお客さんの様子を感じ取って、どんな風にアレンジしていくか微修正するのが芸人の芸人たる所以なんですけど。

エンタが全盛時代に、そのプ○デュ○サ○がラジオに出演して得意げに「ビデオに収録したものをカットしているのも俺、俺が全てカットして一番お客に受けるように編集している。テレビで聞こえる笑い声も、俺が入れている。むしろ面白くて客が笑っていても俺がカットすることもある。」などと言っていましたが、う~ん、よくわからないです。
あのカットの仕方は、あんまりだと思うことが多々ある。しかも出演しなくてもいいくらい素人みたいなひどい芸の人が延々とやっていたりする。・・・わけわかりません(^_^)

ユーモアっていうのは、その人から“にじみ出る”もののことを言うのだと思います。
もともとユーモアの語源は「体液」だとか・・・。ようするに“にじみ出る”ものですよね。

つまり、最近思うことは、その人が出てきただけで、しゃべるだけで、何か“にじみ出て”くるものが必要なんじゃないかということです。芸人には。
今現在、そんな人はなかなかいないよなぁ。ま、仕方ないよね、あっという間に瞬間で出番が終わってしまうのですから。それで面白くなければほとんど“使い捨て”です。こりゃひどい・・・。

きょうは、最近のお笑い番組を見ていてちょっと感じたことです。

【NowPlaying】 三十石 / 桂 文我 ( 落語 )

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コメント

最近のお笑いって一発ギャグ系ですよね(イロモネアあたりはその極地?)
宴会芸では通じても、長くは持たないような気は確かにします。

みかかさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

逆に言うと、見ている側にも「すぐに笑わせてくれないと」という待ちきれない状態があるのでしょうね。
ためて、ためて、どっか~ん!という笑いは無くなったのかもしれないです・・・。
そういうのが一番可笑しくて、おなかを抱えて笑ってしまうパターンなんですけどね。

箸が転んでもおかしい年頃の女子ばかりがお客になっているとやっている方も何が可笑しいのか麻痺してわからなくなるのかもしれないです。

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