澤上篤人さんのインタビュー番組を聞いて
USEN放送のビジネスステーションという番組で、今週は、さわかみ投信株式会社の代表取締役社長・澤上篤人さんのインタビューが放送されていて、投資・投信などとはまったく無縁の私にも、その澤上さんの人柄も含め、とても魅力と興味を持たされる内容でした。
澤上さんは、愛知県生まれ。ジュネーブ大付属国際問題研究所国際経済学修士課程終了し、スイスのキャピタル・インターナショナル社のファンド運用担当者を務めた後、スイスのピクテ銀行日本代表になられています。
そして、1996年にさわかみ投信を設立。
日本における長期運用のパイオニア的存在なのだそうです。
それだけで、私はへへぇ~となってしまいますが、澤上さんのお話の仕方はとてももの柔らかな感じ、しかもときにピシッときびしい発言もされて、硬軟入り交じったお話はどんな人をも引き込む魅力があると感じました。
澤上さんは、仕事上での付き合いなど(要するに接待、飲み会など)は、居心地の悪い人とは一回限りにしているとのこと。それは投資する企業についても同じで、自分の好みで“居心地の悪い企業”は切り捨てていく目(勉強)が大事であるとお話されていました。
まずは、“切り捨て作業”、そして残ったなかからじっくり考えていくことが大事だということです。
○良い会社、好きな会社だけを応援する。
○自分にとってなくなったら困る会社は何だろう?と考えて投資する会社を選ぶ(単純に食物や衣類などということだけではなく、人間にとって必要なエネルギーその他深い知識を得るための勉強が必要だよ・・とやさしくインタビュアーの女性にお話されていました)。
○将来をどんな社会にしたいかを考え、「皆が幸せになるため」を指標に選ぶ。
・・・そうすることによって、「目先の金融不況、暴落などでうろたえたりすることがなくなる」今も「えっ、これを売ってしまうの?いただきまぁす(^_^)状態」ともおっしゃっていました。
長期にものごとを考え、将来の社会を考えて投資することで、うろたえたり、おろおろしたりする私達一般の“一儲け”たくらんでいる凡人とは異なる姿勢でいられるのでしょうね。
ちょっとばかり、自分の投資に対する考え方に変化を生じさせてもらったお話でした。
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