また買っちゃった・・・。
最近、本の話題が多いですけど・・。
椎名誠の本「ももんがあ からっ風作戦/文藝春秋」に手を出してしまいました。
このシリーズも第20弾を迎え、話題もチベットへ行ったときの鳥葬場の話や、中国のトイレの話、「ゆうこ」と名付けたカーナビを「しのぶ」と名付けた新しいものに替えた話など、いつものパターンなのに買ってしまうのです。
ようするにどうでもいい話が多い(^_^;)のですけど、それが好きなんだね。しかたないね。
妻は、「本棚にいっぱいある椎名誠の本を読んでみたけど、どこがおもしろいのかちっともわからない!」
と言いました。
が、私にはそれでいいんです。十分おもしろいのですね、これが!
私が椎名誠さんの文と出逢ったのは、まだ学生の頃。
「本の雑誌」がアルバイト配本部隊によって、直接本屋に持ち込まれていた頃で、特定の書店でしか、その椎名さんほかのメンバーで発行していた雑誌が手に入らない時代でした。
「もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵」「哀愁の町に霧が降るのだ」「かつをぶしの時代なのだ」などをむさぼるように読みました。
こんな、変な文体はそれまで経験が無かったから・・・。
当時「嵐山光三郎」さんの著作なども注目されている頃で、『昭和軽薄体』などと呼ぶ人もいました。
なんでもいいんです!おもしろいんだもの(妻はおもしろくないと言うけど)。
今回もいつもの調子です。
むかし「巨人の星」で主題歌中、「思いこんだら試練の道を」という歌詞の部分で主人公の飛雄馬が整地用の重いローラーを引いているシーンが映っているのを見て、あの整地器具を「コンダラー」という名前だと思いこんでしまう話・・(^_^)とか。
それを「コンダラー系」の人生の思い違いとして、似たようなパターン(例えば有閑マダムを夕刊マダムや勇敢マダムと勘違いしてしまうなど)をあげておもしろおかしく書いていく・・・これを妻は“おもしろくない”と怒るんだよね(^_^;)
ま、わかっちゃいるけどやめられないんですよ、わたしは!(^^;)
というわけで第20弾も買っちゃいました。ブックオフに出回るまで待てばよいものを!
【NowPlaying】 My Ship / Anita O'day & The Three Sounds ( Jazz/Vocals )
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