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2009/02/08

長女と行って来た「ヘブンズ・ドア」!

Heavens_door1
長女(小5)と映画「ヘブンズ・ドア」(主演:長瀬智也・福田麻由子、監督:マイケル・アリアス)を見てきました。

突然余命三日と宣告されたいい加減な人生を送っていた男・28歳(長瀬)と、既に入院していて余命一ヶ月と宣告された少女・14歳(福田)が、二人がまったく今まで接点も無く、関係の無い人生を送っていたのに、ある夜に二人でテキーラを飲み病院から飛び出すことでストーリーは始まります。

もともとあった外国の映画を焼き直したものらしいのですが、シチュエーションはかなり変更されているらしく、オリジナルは男二人のお話だったものを、日本版では主役を男女にしたうえに、二人の年齢を近づけて恋愛もののようにしたかったらしいのです。しかしそれは監督の意志で変更し、長い病院生活で世間から隔絶されていたピュアな存在で、普通の少女には体験できない経験をしている、そして達観したようなクールさを持ち合わせている・・・無垢で無邪気な存在という新しいキャラクターを設定したのだそうです。
Heavens_door4
内容としては、実際にはあり得ないようなことが偶然にも連続していって、突っ込みのひとつも入れたいところですが、これは死と直面した若い男性と少女のピュアなファンタジーとして見た方が良いのだと思います。

私が特に感じたことと言えば、長瀬さん扮する主人公の自由奔放な生き方と、それに相反する死への直面というぎりぎりの状態が長瀬さんの天性の演技によって十分表現されていたと思いました。

福田さんは、かなり自分なりに“役”を分析して演じていたのだと思いますが、はっきり言ってこの人は女優としての天賦の才があると感じました。
この人なくしては、このシチュエーションでの、この映画は成り立たなかったのでは、と思うくらいでした。

そして、あとはロケ地のことが気になりました。

ロケハンを相当にやったということらしいのですが、普通の日本映画の“いかにも映画”という風景などではなく、特に町並みはあまりにも普通な感じで、それが逆に余命幾ばくもない二人の孤独感を表現するのに大きく影響しているものと思いました。
さらに、ラストの方で長瀬さんが10年も会っていない母親の元に行くシーンがあるのですが、そのロケ地も普通の田舎で、強い風が自然に吹いていて、それにも主人公の胸が締め付けられるような気持ちが、逆に良くわかるような気がしたのです。・・・これは見なければわからないですね。

いまひとつ枝葉が分かれて複雑な展開が無いとか、二人に焦点が合い過ぎているとか、悪役の人たちがやっていることがよくわからないとか、脇役をもっと活躍させるべきだ(三浦友和さんは実に素晴らしかったが)とか、色々なご意見が出ることとは思います。でも全体としては、私は“面白かった”と思います。

大作、名作、大巨編などを期待する方には、ご期待に沿えないと思いますけど、映画館で映画そのもの、映画という空間を楽しもうという方にはOKな作品だと思いますよ。

【NowPlaying】 Doctor Doctor / UFO ( Rock )

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ドイツ映画『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』のリメイク作品。主演・長瀬智也、共演が福田麻由子という原作とは異なる男女の組合せ。監督は『鉄コン筋クリート』のマイケル・アリアスで実写作品は初挑戦だそうな。脚本に『デトロイト・メタル・シティ』が大ヒットした大森美香が入っているということでちょっと期待の作品です。... [続きを読む]

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