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2009/04/12

続々出てくる中山康樹著作のビートルズ本

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「ビートルズの謎/中山康樹著(講談社現代新書)」を“ちょっと読み”しつつ読了いたしました。

中山氏は、ジャズのマイルス・デイビスの研究に関しては、日本では第一人者と言ってよいと思いますが、ビートルズに関しても、これがなかなかどうして今までとは視点の異なる研究が面白い方です。

「ビートルズを笑え」や「ジョン・レノンを聴け!」などの独特の著作も光ります。

今回は、白地に「The Beatles」と、浮き彫りにされただけのジャケットに各々異なるシリアル番号を付った、通称ホワイトアルバムのシリアル番号はほんとうに唯一の番号が世に出たのか。
・・とか、アルバム「リボルバー」のタイトルはほんとうに日本公演で警官の所持していた「回転式連発銃/リボルバー」を見て銘々されたのか。などなどが、綿密な資料によって検証されていくという、完全に“マニア向け”の本となっています。

ただ、私としては、それを知ったからどうなんだろう・・という気持ちばかりが先に立ち、次々と色々な証拠が示されていっても「ああ、そうですか」という感想でした。
興味が無いというわけではないんですよ。でも、メンバーの内二人が亡くなり、色々なことが霧の彼方に消えて行く現在、それをもう一度検証することで何か自分のビートルズ感が変わるのか?と考えても、ほとんど何ら変わることが無い・・という結論に達してしまい、結局「週刊誌を面白おかしく見る」ような感覚で読んだという形になりました。

ただ、初めて聞いて驚いた事実がひとつありました。しかも、証拠写真付きで。

実質上、ビートルズのラストアルバムである「アビーロード」のレコーディング中に何らかの原因でポールは激怒し、泣きながらスタジオを出て、ビートルズを脱退。しかも、以前にリンゴやジョージが抜け出た時とは異なり、ジョンがポールの家に説得に行き、門前払いをくっても、近くの木によじ登り、大きな声を出してポールを呼び出し、説得しようとしたという事実があったということです。

この事実はまったく今まで私が知らなかったことでした。
ジョンがアップルの重役会議で「脱退を宣言し、それについての箝口令がしかれる」前の話。
もちろん、その箝口令を無視して1970年にポールが脱退宣言をする前のことです。

いったい、何が起きて、何がジョンを説得に向かわせたのか。
当時のビートルズファンがその時のジョンが木に登っている写真を撮っていたおかげで、今になってその事実が浮かび上がって来ているのです。

当時のビートルズの音楽やメンバーの関係を知るうえで、とても貴重な事実の記録であると思いました。

興味のある方は、ぜひ読んでみてくださいね。
リボルバーのジャケット制作過程の意外な事実や、有名なアメリカ・キャピトル盤「イエスタデイ&トゥデイ」の発禁・回収となったジャケットの謎、などビートルズマニアには話題に事欠かない本です。

ビートルズ全般について、ひととおり経験した“オトナ”のビートルズファンにおすすめの本のご紹介でした。

【NowPlaying】 There's Nothing I Can Do / Jesse Harrie & The Ferdinandos ( Organic SSW Slow Life Music )

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