不思議な建造物に見える
きょうは仕事で写真の東京都庁舎に行きました。
4月にも来ているので2回目です。正確には、何年か前に以前の職場親睦旅行でこの近くに泊まり、見たことだけはありました。
先月、今月とこの建物を見て、“ものすごく怖い”印象を持ちました。
なんだかこの世のものとは思えない。
強大な権力をもって建立した魔窟のように思えました。あくまで見た目の印象ですよ。
有名な人が設計したことは知っていますが、役所の仕事、こんなにこれ見よがしの外観の建物の中でしなくもよいように思いました。
こんなところに入って仕事をしていると、自分が“なにがしか”いっぱしの「えらいひと」になったような気になってしまうのじゃないかと思ってしまいました。
4月から色々なところを見ましたし、入りましたが、「こんなに“浮世離れ”した設計の建物にしなくても」というところが多いような気がしました。
そんなところに新人の時から入ってくると、人間何か勘違いをしてしまいそうな気がします。
「俺は選ばれた人間だ。俺はすごい仕事をやっている。一般人とは違うのだ!」
なんて、考え違いをしそうに思ったのです。人のために働く職場はもっと簡素ですっきりとしたものの方が良いのじゃないか・・・などと愚考したのですけど・・・いらぬおせっかいですね。
二番目のこの写真は、地下鉄に乗ってきて、地上に出たところの乗り換え駅ホームから、今現在の私の職場のある方面を撮ったものです。
これにしたって、写真では良くわからないかもしれませんが、あんなでかくて、高いビルがいっぱい、ほんとにいるのかね・・という気持ちをよく持つことがあるのです。
さて、あと何年かは、この東京で働かねばなりませんが、その何年か後には私の考え方も変わっているのでしょうか。
このブログがそれまで続けば、その変化がわかるかもしれません。
今の気持ちはこのブログにこうして書きました。
さあ、どうなることか。
【NowPlaying】 Flower / D.F.O. ( Instrumental Music )
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