「ZORRO・仮面のメサイア」見てきましたよ
現在、東京宝塚劇場で行われている表題の「ゾロ」見てきました。
入り口正面の階段では、水夏希さんと白羽ゆりさんの写真がお出迎え。
珍しく、最初は“和モノ”で、専科の轟悠さんと松本悠里さんも出演。
約30分の短いショーでしたが、豪華絢爛かつ楽しい舞台でした。
轟さんの余裕ある歌と踊り、演技はさすが力もうまく抜けていて見ていても安心していられます。
専科松本悠里さんは、いったいおいくつなのかは、不明(20年以上前に私が初めて宝塚を見たときにはすでに重鎮だったような・・・)ですが、相変わらずの日本舞踊の見事さで、可愛い女性になってしまうんですよね。
これはすごいと思いました。
ショーのラストでは、松本さん、ドラムがドカドカ入ったビートの効いた曲でトップ水さん、白羽さん、轟さんと4人でスピーディーに踊り(ちょっと照れ笑いしていたようにお見受けしました)、さらに可愛さがましておりました(^_-)
白羽さんの女岡っ引きの役もキュートで、銀橋での水さんとのコミカルなシーンもあり、この“和モノ”は、ファンとしては大満足な内容であったと思います。
さて、満員の東京宝塚劇場、休憩時間を取ったあとは、長丁場の「ゾロ」です。
これはね、言っとくけど、面白いよぉ~(^_^)
最後まで笑ったり、はらはらしたり、ちょっと感動したりしているうちにあっという間にラストのショーになりますよ。
それだけすばらしく楽しい舞台ということです。
今回は、な何と前列2番目ほぼセンターという奇跡の座席でした。
ですので、トップはじめ皆様の息づかいや、足音までよく聞こえる特等席。ますます迫力を感じる“怪傑ゾロ”でした。
今回、ロリータ役の白羽ゆりさんは、おてんばで、勇気があり、愛に生きる、わかりやすくも皆が共感を持てるその役どころを、それこそ全力で、しかもトップスターとしての余裕も見せながらの体当たりの舞台。
120点の出来です。見ていてほんとうに気持ちよく、すがすがしい人物を描ききっていました。
もちろん、主役の水夏希さんは、ヒーロー・ゾロを天才的に格好良く、しかも途中で正体がばれそうなところでは、コミカルに演じて逃げ切り(水さん、とても芸達者、マリポーサの花の時のストレートなのも良いが、こちらも良すぎる)、観客全員を自分のものにしたという感じでした。
途中、客席の中を走り回り、挙げ句に二階席も駆け抜け、場内大騒ぎでした。
敵役の彩吹真央さんも、戦うことでしか自分を極められない男を好演、音月桂さんも、言葉を捨てた男の悲哀を描ききって、しかもそのたたずまいは美しいの一言です。いやぁ、きれかったぁ~。いい男役です。ほれちゃうね(^^;)
専科 未沙のえるさんも得意のアドリブ効かせて笑いを取り(でたらめなスペイン語の中には「大地さん、黒木さん最高」などという言葉がはさみこまれていました(^o^)
そして、怒濤のフィナーレへ。
白羽さんが今回で退団ということで、音月さん、彩吹さんとデュエット・ダンスをしたあとに、水さんと渾身のデュエット・ダンスも披露して、古くから白羽さんを見守ってきた観客の心の中には色々なものが去来していたのではないでしょうか・・・。
水さんの真っ赤な衣装での銀橋でのダンスは、まるで夢の中にでもいるような気分になりました。
男役として、とても立派な方になられたと、しみじみ思いました。
まして、千葉市出身、これからも応援し続けますよ(^_^)v
で、今回の雪組は最初にも書きましたけど、最高に良いですよ。
「傑作娯楽大作!!」最初から最後まで楽しみまくれっ!
っていう作品です。
見た方がいいよぉ~っ(^o^)
【NowPlaying】 トロリー・ドライブ / Fulare_pad ( Instrumental Music )
« 「ポメラ」使い始めました | トップページ | 長女(小6)最後の運動会 »
「宝塚」カテゴリの記事
- 宝塚歌劇を長いこと見てきたという人に会った。(2024.08.14)
- 俳句を詠んでみる_0138《宝塚俳句[ミュージカル Me & My Girl に登場した弁護士役 未沙のえる さんの名演に捧げる]》【 お屋敷の弁護士 胸に薔薇ひとつ 】(2024.06.21)
- 俳句を詠んでみる_0132《宝塚俳句[※個人的な思いで創った句です。宝塚歌劇団、元花組娘役 青柳有紀さんに捧げる]》【 緑さす とどけ ナーヴの ボーイソプラノ 】(2024.06.15)
- 俳句を詠んでみる_0126《宝塚俳句[ミュージカル、「エリザベート」で宝塚歌劇に新たな一頁を加えた一路真輝さんを詠む]》【 一路真輝 蝦蛄葉仙人掌(しゃこばさぼてん) 黄泉(よみ)の国 】(2024.06.09)
- 俳句を詠んでみる_0120《宝塚俳句》【 大晦日(おおみそか) 幻のアーニーパイル 】(2024.06.03)
コメント