通勤電車、朝の居眠り中に考えたこと・・
これから書くことは、朝の通勤電車で居眠りしながら“ぼぉっ”と思ったことです。だから深く突っ込んだりしないで、大目にみてくださいね。
では、その“ぼぉっ”を、ちょっと再現的に書いてみます。
毎日電車に揺られて通勤し(混んでるし、マナー悪い人いるしツラい)、仕事を一日して(ストレスがすごい)、次から次へと襲ってくる困難を乗り越え、さらに懇親会という名前の変な飲み会をまたストレスを一身に感じつつ終えて帰宅すると、身体はしびれたような疲れを感じ、布団に入ると“泥”のように眠る毎日です。
もちろん、翌朝も疲れは取れず、朝の通勤はもうろうとしています。
で、ふと思ったんですけど、世の中は男女とも夫婦ともが安心して働ける(おもに会社勤めなど)社会にならねばいけない、などという趨勢になっています。
けれど、仕事前の通勤などで体力を消耗し、仕事でつらい思いをし、人間関係で苦痛を感じるなど、こんなつらいこと一家に一人で十分じゃないかと。
ようするに、そういう仕事だけが“仕事”じゃないんじゃないかと・・・。
みんな働いて、そりゃいいこともたくさんあるし、働いて(これはいわゆる会社勤めなどのこと)得るものは多く、それがその人にとって一番大切なこともあるだろうけど、でもそれだけが人としての生き方ではないと思うのです。
保育所が足りないなどと、私の住んでいる市でも問題になっているのですが、そもそも保育所があまり必要じゃない社会を想定するってことがあってもいいんじゃないかと思ったのです。
何千万人が同時に働けば、リストラはされるし、派遣切りはあるし、給料は安くなるし、仕事はなくなるし、便利な機器やシステムができあがれば、仕事は一見楽になったように感じるけど、その分人は減らされるのです。つまり便利になったらその分仕事はもっときつくなるってこと。
皆が今のようにひとつの方向のみを“今後望まれる良き社会”として考えているだけでは根本的な解決ってないのかもしれないと思ったのです。
外で働く人が増えることが理想的であるならば、きっと先ほど書いた保育施設などを充実させ、様々な補助的な資金を投入するのが政策として優先されるわけですが、そうなれば、二人で“がつがつ”働いてその施設や社会の仕組みを有効に活用して、子供もは一人にして、その子に二人の働いた成果をぞんぶんにつぎ込んで、リストラや派遣切りにあわないような、いわゆる“いい学歴”を持たそうとするのが今の人ではないでしょうか。
人を蹴落としていける人間にするってことが第一目的のような・・・。
つまり、子育て支援策は逆に少子化支援策になっているんじゃないかと思ったのです。
人を出し抜いて、いい思いをしようという考えが少なくなるような心の持ち方、いい人生とは本当はどういうものだろうか・・と考えられる人が多い社会が必要なんじゃないかと、寝ぼけまなこでもって思ったのですね。
寝ている間に夢の中でこういうことを思うと、何度起きてもまた続きがこれになってしまうのです。
で、さらに続いて考えたこと・・。
別に仕事することを否定しているんじゃないんですよ。
私だって、仕事をして、すばらしいものを得たことがたくさんありますから。
でも、それだけじゃない、家庭のことにもっと目を向けて、家庭内の人間関係、そしてそこから派生する周囲との人間関係が豊かなものになれば、きっと社会は、人は変化するのではないかと思うのです。
現在、人口が減少しているのは、ひょっとして「神様」が何か調整をしているのではないかと思ったりもします。
人口が減少すると、人と争ったりすることも、そんな気もなくなってくることになるかもしれません。
そうすれば、家中が“がつがつ”と働いたりすることはなくなり、家庭を充実させようとする気持ちが先に立ち、家事やその他、ほんとうに人にとって大切なことがわかってくるのかもしれないと思ったんです。
だいたい、もうろうとしている頭の中で、ぐるぐると思い巡ったことはこんなことでした。
こういう考え方だって別にしていいと思うのですが、現在している仕事の中で見えてくる政治家の施策案は、皆で一心不乱に働くことを中心にしたものばかりです。
もっと“ゆるい”、江戸時代的な日本を思い起こさせる考え方ってあっていいかもね。
というのが、夢の中の思いつきでした・・・。
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