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2009/08/15

40(フォーティ)

20090802_iira
『40(フォーティ)翼ふたたび/石田衣良(いしだいら)著(講談社文庫)』をこれまた電車の中で読了。

人生も半分が終わってしまい、広告代理店の会社を辞めてしまった主人公(40歳)が、ほとんど投げやりで始めたプロデュース業の会社・・。

明日をも知れないちっぽけなその会社で、わずかな仕事をしているが、妻とも疎遠になり、人生の岐路に立つ状況から物語は始まります。

主人公が仕事で立ち上げた「“40” 40歳から始めよう~なんでもプロデュースいたします~」というブログを読んだ人たちから仕事とも、相談ともつかぬ仕事が舞い込んで、そこから話は俄然おもしろくなります。

依頼人はいずれも主人公と同じ40代、スキャンダルで凋落したIT企業社長や、同級生でやり手の銀行マン、引きこもり(この話題が一番おもしろく、感動するエピソードだった)、生きること自体につまずき、絶望し、立ち止まり、その視野には、わずかな希望の光を残しているような人たちが次々と登場して主人公とともに生きる道を見つけだします。

最初は、のんびりとした感じで、もうからない会社の時間とともに進行していきますが、ラストには主人公が関わった人たちと、主人公の妻も加わって急展開をみせます。

著者も経験したであろう、40代になって初めて感じる人生への“あきらめ”に似たような感情や、これからどう生きて行こうという気持ちなどが石田衣良さん独特の筆致で書かれています。

40代を今まさに迎えている人、そしてこれから迎える人も、いや既に通過してしまった人にも、それぞれがそれぞれの思いで、しみじみと読むことができると思います。

今週のおすすめです。

【Now Playing】 徳市の恋 / 中川俊郎 ( Instrumental Music )

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