情報が飛び交っているなかで
新しい政権が本格始動して、それに伴い情報が飛び交い、そして色々なところからあふれるように職場に入って来ました。18日は、それを整理して関係部署に提供するのに汗をかきました。
写真は、18日金曜日の国会議事堂前です。
イタリアの大統領が来日し、国旗が掲げられているのが、いつもと違う光景です。
新しい大臣が省庁に行って挨拶をすると“パラパラ”と“まばら”な拍手があった・・という報道もありました。
国の人たちの抵抗は、きっとかなりのものであると想像します。
この間のブログで、新しい「舵取り役」の日本語が変だから・・・と、戯言を書きました。
私がそういうことを書くと、何を生意気な・・とお叱りを受けることがあるのですが、・・そうです、ただの“あほタレの「戯れ言」なのですから、どうかそう思われる方は無視していただきまして、ご容赦を。
というわけで、またひと言(^_^;)
「国家戦略局(正式にはまだ法律が整備されていないので「室」らしい)」というのが18日に新たに設立されたようです。
官僚の思うがままに予算を作らせずに、政治主導で予算編成するというのはよいことだと思います。
しかし、なんで『戦略』なのか・・・と思いました。
別に戦争をやっているわけでもないのに。
元々は、文字通り「戦争」の戦い方のことだったと思います。
それが、たぶんIT関係企業などが、ビジネス用語として「戦略」を使い始め、いつの間にか企業なども「戦略」と言う言葉を使うようになりました。
前の職場でも、コンピュータを稼働している部屋の電源・その他の条件から、今後どうやってそのマシン室を運営していくのか、というような、調査結果を含めた今後の見通しを、私の部下がレポートとして作成したときに、レポート名に「戦略」という言葉を使っていました。
私が「別に部屋の電源や空調の能力をどう考え、どう使っていくか」という資料なので、「戦略」という言葉は“そぐわない”ので変えてくれ、と部下に言ったことがありました。
「はっPさん、その「戦略」という言葉がタイトルの“キモ”なんです、わからないかなぁ」と言われたことを思い出しました。
部屋の電源や空調の話で、『戦略』は、悪いけど“どうかしている”というのが私の感じ方でした。
でも、さらに当時の私の上司は、その『戦略』がお気に入りだったようで、変更されることはありませんでした。
『国家戦略室』ですか・・・、私が古い頭の人間からかもしれませんが、予算を決めるのに『戦略』という言葉はそぐわないと思います。
そういう日本語に鈍感な感じがまだいやなんですよね。
はりきって、色々と迅速に取り組んでいるようなので、それに文句はありませんが、やはりその日本語の感覚に私は着いていくことができません。
もっと何かほかに言葉を選べないのでしょうか。
きょうは、そんな話題の提供でした。
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