終わったと思ったらもう結果が
選挙も終わり、結果は大方の予想通りでした。
投票所の様子で気付いたのは、投票用紙を折って投票する人が少ないということでした。
多くの人が堂々と見えてもかまわないよ・・ってふうに、書いたそのまま、用紙を折らずに投票箱に入れているのを見ました。
出口では、いわゆる「出口調査」というアンケートを、新聞社やテレビ局、ニュース配信会社が争って取り囲むようにして行っていました。
それにも、拒否する人は少なく、自分の支持政党や投票内容などを気軽に答えているようでした。
ひと昔前の選挙とは、もう違うんですよね。
しかも、出口調査の精度は、正直に答える人たちの多さも手伝って、選挙の度に上がっています。
午後8時に投票が終了し、各投票所から投票箱が開票所に運ばれているときには、すでに200議席近い“当選確実”が出ていました。驚きです。まだ箱は開けられてもいないし、ひとつの票も誰も見ていないのです。
それだったら『出口調査』だけで、開票しなくてもいいんじゃ(^_^;)なんて思ったりもしました。
開票作業は、そんな状態で行われるわけで、一日投票事務を行い、さらに引き続き開票作業を行っている人は、一日の疲れに、さらに結果がわかった中での作業で疲れが倍加することでしょう。
「鍋の中の味噌汁の味はスプーン一杯飲めばわかる」というのが、統計学的な考え方で、それはその通りのようですね。
すごい世の中になったものです。
それにしても、さんざん予想報道がされた中でも、昔のように“揺り戻し”的な票の動きは最近では無いのですね。
それも、近年の特徴であると思います。
刻々と票が積み上がって行く中での、候補者同士の争いの様子などというものは、もう今後見る事もないでしょう。
テレビなども作り方がどんどん変わっていくのでしょう。
う~ん、なんだか、自分がほんとうに旧人類になったと実感しました。
【NowPlaying】 ビジネスブック・ラジオ / 一色令子・飯田橋博士 ( USEN放送 )
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