蘇る真実、再び・・・
9日(水)は、私にとって特別な日で、そちらも色々とあったのですが、同日に観劇したまずはこちらをご紹介!
東京の赤坂ACTシアターで行われている、宝塚宙組東京特別公演『逆転裁判2(蘇る真実、再び・・・)』を見に行きました。主演は、宙組男役二番手の「蘭寿とむ」さんと「純矢ちとせ」さんでした。
大きな看板が出迎えてくれます。
場所は、赤坂サカス(口にするのも恥ずかしい名ですが)。
現在の職場からは歩いて行ける近さです。まるで夢みたい。
この演目は、昨年第一弾が同じ蘭寿とむさん主演で公演され、大好評だったものの第二作となります。
前回とは、退団者もいて、かなりメンバーが変わりました。
前半は、いいテンポで裁判が行われていくシーン、助手のマヤ役の「すみれ乃麗」さんとの、“トンチンカン”コンビも相変わらずで、楽しい感じ。
変なカメラマン、「美風舞良」さんや、たよりない刑事ディックの「春風弥里」も強力な脇役として大活躍。
裁判長役の「風莉じん」さんも見事な“味”のある進行をしていて、飽きることなく楽しめる展開でした。
特筆すべきは、フランジスカを演じた「藤咲えり」さん、早回しのセリフをものともせず、“キレ”のあるセリフと演技でなかなかのものでした。
そして今回娘役の主役となっている「純矢ちとせ」さんもがんばっていましたよ。
さて、あっという間に終わった一幕でしたが、二幕には純矢さんのフィアンセであるローランド役の「七海ひろき」さんが被告として裁判の場に立つこととなり、物語は深刻なものとなりました。
そこで、エッジワース役の「悠未ひろ」さんの活躍の場です。
前回の同じ役は、退団された方がやったのですが、大きくキャラクターを変えてきました。
お客さんは、そのキャラを楽しんで、あちこちでクスクスという笑い声が・・・、悠未さんのファンもかなり多かったようです。
そこからは、ギャグを交えつつですが、かなり内面的な葛藤の部分が描かれ、主役の蘭寿さん、そして親友の悠未さん、さらには自らの幼少の頃からの悲惨な生い立ちを語りながら、心の叫びを訴える七海さん(この人のラストの演技は非常によかった・・感動を呼びました)、皆がみな、心に迫る演技で、お客さんの心をばっちり掴んでいました。
今回の逆転裁判も“よかったぁ~(^o^)”。
何よりも蘭寿さんの“ハートを打つ”独特の雰囲気は、ほかのスターではなかなか出せないものがあります。
パラダイス・プリンスのときも、この間の大和さんの退団公演でのショー、銀橋で歌った手話付きの歌は忘れられないものでした。
いやぁ、今は蘭寿さんに一番目が行きます。
次の公演でもぜひ、ハートフルな蘭寿さんを見せていただきたいものです。
余談ですが、公演終了後の舞台で、観客と全員で「異議ありっ!」というアクションを、せぇのでやるのですが、昨日は、元娘役トップ、陽月華さんが観客席にいらして、蘭寿さんから紹介され、まずはひとりで「異議ありっ!」を可愛い振り付けつきでやってくださいました。
最後まで楽しい公演でした。
宙組、いいねぇ(o^_^o)
【NowPlaying】 You Won't See Me / The Beatles ( Rock )
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