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2009/09/16

ふだん何気なく頭の中で思っていることが・・・

20090802_tshigehiko
『あたまの目/外山滋比古著(みすず書房)』を読みました。

これは、一般的なものの見方で“ものごと”を見て、それについて記述するのではなくて、なんというか、いつも私達が頭の中でぼんやりと思っているようなものの見方で、社会のできごとなどについて書かれたものです。

たとえば「不幸を食う幸福」という章では、「われわれの幸福は、ほかの人の不幸によって生まれることが少なくない」などと書かれています。

普通に言ったら、「何をいってるんだ!」ということになるわけですが、『あたまの目』で見た場合、「マスコミ、ジャーナリズムは、その不幸のネタを提供して生きている」と書かれています。
だから、美談ばかりの新聞、雑誌はかつてない、と。

「幸福はひとりでは生まれにくい。ひとの不幸の中から生まれ、その不幸を食って生きる。」
私達のあたまの中にぼんやりとある、ある意味“邪悪”な心について、それは誰にでもあるものだというのが、この本の“キモ”だと思います。

全編、上記のような視点と書きっぷりですので、“生真面目くん”には、向かない本だと思います。
でも、ここに書かれていることを、落ち着いてしっかり読めるのならば、逆に世の矛盾などにも自分なりの考え方の基礎的なものを作り上げることができるのではないかと思います。

日曜午後のひとときに、心を落ち着けて読むのが、いちばんピッタリとするこの本の読み方だと思います。

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