昔の面影が消えて行く
先日、本社に寄った帰りに、地元の商店が並ぶ通りを歩きました。
どの店もシャッターが閉まっていましたが、ああ、この通り沿いのビルが解体されるのだなと気付きました。
そして、写真の元時計・貴金属店の前を通ると、看板は外され、シャッターには貼り紙が。
私は、ここのお店で結婚したあとに最初の掛け時計を買いました。
そして、その時計が役目を終えたあとにも、思い出として、またこの店で二台目の我が家のメインの掛け時計を買いました。
とても親切で、客商売の上手な方が経営していました。
現在は、掛け時計といっても、まるで家電品の様だし、大きなショッピングモールなどにある時計屋さんに行っても、メタリックなものや、プラスチッキーなもの、ファンシーグッズ的なものばかりで、好みに合うようなものがなく、この店を思い出して行ってみたのです。
そして、好みのものが手に入りました。
貼り紙を読んでみると、決して“うまい”文章ではありませんが、こちらの心には100%伝わってくるものがあります。
まさに、「万感」の思いでしょう。
私のような小さな思い出を持つ人たちがたくさんいて、このお店が成り立っていたのでしょう。
今や、こうした町の時計屋さん、そのほかにも、写真屋さん、文房具屋さん、本屋さんなどは、どんどん無くなっていきます。
こういう人たちの商売が成り立ってこその「景気」だと思うのですが、日本は見た目は大きくて、中身にはあたたかいものが何も無いような商売が隆盛です。
・・・昔の面影がまた消えて行こうとしています。
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みいさん、こんばんは!
きょうも市内の中心地に家族で行ったのですが、私が子供の頃の面影はなくなっていました。
だいいち、人通りが少ないのです。
かなりのシャッターが閉まっていて寂しいかぎりです。
人は郊外型のショッピングモールのようなところに分散しているようです。
みいさんのおっしゃるように、「思い出」も消えていくのですね・・・。
投稿: はっP | 2009/11/01 18:20
張り紙何度も読んでしまいました。ご主人の想いが、温かいものが、伝わってきます。切ないですね。
ほんとにこういうお店が無くなってゆくのは淋しい限りですね。
わたしの住む町でも、シャッターが下ろされたお店が増えています。大型量販店の進出で小さなお店は成り立っていかないようです。
古いものがだんだん消えてゆきます・・・思い出も。
投稿: みい | 2009/11/01 10:58