フォト

わたしのいきつけ

無料ブログはココログ

« 2009年10月 | トップページ | 2009年12月 »

2009/11/30

舞台と観客の間にあるもの

昨日、録音しておいたラジオ番組を聞いたのですが、森繁久彌さんの1980年(昭和55年)のインタビューを故人を偲んで流していました。

これがとても面白く、森繁さんの飄々とした受け答えが絶妙で楽しく聞いたのですが、その中で心に残ったことをひとつ書きます。
それは、普段から私が感じていたことが氷解した感じだったのですが・・、森繁さんも同様の感覚だったようです。

指揮者「フルト・ベングラー」の音楽ノートという本に書かれていたとのことで、『感動というものは、自分の内部にあるものではなく、演者と観客の間に存在するのだ』という言葉です。

森繁さんも、常々舞台をやっていて、感動は自分の内にあるのだと思いこんでいたらしいのですが、どうやら、何か違うという気持ちがあったようです。そこに、この本を読まれて、「ああ、そうだったのか」と気づき、それからの舞台が変わっていったのだそうです。

これは、舞台に立つ側でも感じていたことだったわけですが、私のような舞台を見る側でも無意識に感じていたことです。

舞台を見て感動して、「この感覚は自分だけが有するものなのか?」と、常日頃感じていたのです。
で、この話を聞いて「ああ、やはりそういうものなのだ」とあらためて納得したわけです。

舞台上の演者と、それを観る私達観客の間には、確実に『感動』というものが存在するのです。だから皆、わざわざ劇場に足を運ぶのですよね。

時々、私が舞台をよく観に行くという話をすると、「テレビやDVDで見れば事足りる」と言ってくる人がいますが、それでは舞台演劇などの、そもそもの存在する意味が無くなってしまいます。

同じ演目でも、演じる劇団や、役者によって全く異なるものになりますし、同じ劇団・役者が演じても、その日によって大きく異なる舞台が出来上がります。
それが楽しいし、舞台の一番の見所なんですが、特に『男』は、そういうものに対する理解が足りないと思います。

私の周りにも、舞台演劇、ミュージカル等が好きな『男』はほとんどいません。日本人の、特に『男』の芸術への無理解が世の中を殺伐とさせていると思いませんか?!

以前にもこのブログで似たようなことを書いたことがありますが、ビジネスの話ばかり、賭事の話ばかり、酒場でのグチばかり、そんな男が「家庭」を、「世の中」を荒廃させているのじゃないかと思うのです。

【Now Playing】 10時のニュース / NHK ( AMラジオ )

2009/11/28

ひらがな・かな交じり文の多用が気になる

今朝の新聞に、30年ぶりに約10年間、日本に滞在した大学教授の「新聞よ、日本語を守れ」というコラムが載っていました。

今や大学では教科書を読むために「基礎ゼミ」を設置して、新入生に“読み書き”を教えているのだそうです。そうでもしなければ、漢字・熟語が読めない、そしてそもそも書物を読むという訓練ができていないので、勉強、研究ができない状態で新入生が入学してくるというのです。

新聞を毎日読む者は、ほとんど皆無とのこと。
もはや日本語が不自由な日本人の大学生が蔓延という状況なのです。

教授が言うには、遠因は「新聞のかな書きの蔓延」にあるとのこと・・・。
そういえば、「わいろ」や「破たん」「貸しはがし」「補てん」など、私も近年新聞その他を見ていて、「これは妙な書き方だ」と、気になることが多くなりました。

いったい何のためにやっているのか?
単に漢字が読めない若者向けだとしたらあまりに愚かしいし、それで新聞を売ろうなんて考えているのなら、返って逆効果であると思います。新聞を読もうかという人が“平仮名”だらけの文面を読みますかいな?

さらにうがって、何らかの団体からの圧力でやっているとしたら、たぶん日本人の心の中に入り込み、日本人としてのアイデンティティを崩壊させようとしている団体なのかもしれない、などと思う機会が増えました。

新聞には、昔、ルビ(ふりがな)が振られていました。
そのおかげで、読書の習慣や、読書力の向上というものが確実にあったと思います。意味なんてあとからついてくるもので、とにかくその漢字が読めて、先に進めたのです。

それに、そのコラムにも書かれていましたが、「繋ぐ」を「つなぐ」にしてしまうと、「連繋(れんけい)」や「繋留(けいりゅう)」という熟語をも除くことになってしまい、漢字一字の除外によって、その何倍もの語彙を失ってしまうのです。

なぜか、こんな風潮を助長しているのは、今社会的に地位のある団塊の世代くらいの男達だとは思いませんか?!
しかもこいつら・・この方達は、スキームだとか、スキルだとか、ワークライフバランスだとか、日本語で言えることまでカタカナにするのが大好きです。

話題になった行政刷新会議の「事業仕分け」でも、局長クラスのその年代の男達は、しきりにわけのわからぬカタカナ語を“振り回して”いました。

聞いていて、「バカじゃなかろか・・失礼、“お利口さん”じゃなかろか」と思いました。日本語で説明できるものは日本語で説明すれば良いのです。

仕分け対象になっていた「事業名称」にも「エリアマネジメント」「コンテンツ」「キャリアコンサルティング」バイオリソース」などの“カタカナ”が多々含まれていました。
もっとわけがわからないカタカナもありましたが、元々意味がわからないようなものだったので、それらは頭に残りませんでしたが・・・。

ええと、言いたいことは、この方達が引退し始める今こそ、日本語を取り戻すチャンスです。
日本語で言えることは日本語で表現し、書物、文書について漢字には“総ルビ”を振り、既に国際的は低くなってしまった日本人の日本語識字率を上げたいものです。

人間は、その国に住んでいるというよりも、その国の言語世界に住んでいるっていうこと、それが大事なんじゃないでしょうか?

【Now Playing】 I'ts Not You , I'ts Me / The Little Willies ( Pops )

2009/11/27

意見交換会

仕事柄、『意見交換会』という“会合”というか、実質は飲み会絡みの懇親会的なものに今年から出る機会が増えました。
最初のうちは、どういう風にその場に自分が存在していればよいのか、とても戸惑いました。

きょうも、突然に声がかかり、わけもわからず、どういう会なのかもよくわからないうちに会場に到着。
ドキドキで、会の始まりを待ち、司会や主催者、来賓の挨拶を聞いているうちに「ああ、こういう集まりなんだな・・」と、状況を把握。
最初のうちは紹介されるがままに、名刺交換をし、さぐりを入れつつ歓談(これが、・・この間合いが難しい)。

さらに、いろいろと地方を回り仕事をされたお話などをされる方が現れ、私の地元の話にも及び、深い話に突入。
ここまで来れば、話に“花が咲く”というものです。

相手の飲み物と、その残量を確認しつつ、おかわりを取ってきたり、麦酒を飲んでいる人には麦酒を注ぎ、つまみをささっと運んできては、お話にうなずく(^o^;)
以前の職場では、そんな心配などひとつもいらないことが多かったのですが、今はそれが“商売”のようになっています。

きょうの収穫は、私の仕事にとって、重要な情報源となる部署の上層部の方と知り合えたこと、また、今後の自分の職場の活動にとって、何らかのヒントになるであろう会社の方とも知り合いになれたことでした。

休み明けの月曜日には、早速、職場を訪ねて再度お話をして顔を覚えてもらったり、企業の方には今後の付き合いをしていただこうとメールを送ろうかと思っています。
以前の職場の私では、全く考えられない行動ですが、現在はこれが仕事にとても役立つことになるのです。

きょうは、帰りも遅かったので、明日はゆっくりと休もうと思います。
お休みなさい。


【NowPlaying】 昆布巻芝居 / 桂 文我 ( 落語 )

2009/11/23

『妻との修復??』

20091123_tsumatonosyufuku
ブックオフで105円で買った『妻との修復/嵐山光三郎著(講談社現代新書)』を読みました。

これはねぇ、すごいよぉ!
著者の嵐山さんの友人達の武勇伝というか、次から次へと妻を変える人、愛人が数人から数十人もいる人、完全週末婚でなんとか夫婦関係を“保って”いる人などなど・・・、それから妻の奴隷のようになり夫婦という体裁を維持したり、記念日に大枚はたいていろいろなプランを練りご機嫌を取るなどの数々の作戦なども記述されております(^_^;)

中には悲惨な運命を辿り、自業自得とは言え、非業の死を遂げる人まで書かれています。

これが、友人・知人にとどまらず、漱石や森有礼、伊藤博文、岡倉天心、黒田清隆、武者小路実篤、野口英世など、文豪・著名人たちの夫婦関係、愛人関係の一部始終が遠慮会釈なく描かれています。
しかも、この有名人達、どいつもこいつも「お前ら人間じゃないっ!」ってくらいひどい人ばかりです。
また、奥さんたちも悪妻・毒婦の大行進といった具合です( ̄▽ ̄;) 

そんなひどい人たちの数々が、離婚してもまた再婚して同様に妻に苦しんでいる人ばかり・・もちろん“身から出た錆”でそうなっているのですが・・・。
読んでいると、「馬鹿は死ななきゃ治らない」って、とことん思いました。

また、社会的、世間的に立派な人でも、人間としてはどうしようもない人がこんなにいるんだ、とも思いました(-_-;) 
とにかく一度読んでみてくださいな。これは面白すぎるよっ(^_^)

ちょっとばかり気になったのは、著者の嵐山さんもそう思っているようですが、夫婦というものが仲良く添い遂げるなんてことは、どんな夫婦にもあり得ないというように考えているのではないかと・・・、それが社会の原理ではないかと考えられて書かれているような“フシ”があるように感じたのです。

私が思うに、いったん夫婦となれば、いろいろと波風はありますが、でも最終的に長く仲良くしている夫婦というのは20~30%くらいはいるのじゃないかと・・・。

どうでしょう、これをご覧のみなさまは、どんな“夫婦状態”ですか(^_^)

一度、きょうご紹介した「妻との修復」をお読みになって、自分達がいかに“良い状態”か確認して安心するのもいいかもれませんよ。「あんな偉そうなこと言っていた人が、こんなひどい人で、こんな最悪な夫婦関係だったのか」と“ほっ”とするかもしれません(^_^;)

【NowPlaying】 宿屋の“富” / 瀧川鯉昇 ( 落語 )

2009/11/22

長男の下宿探しに

20091122_ekimae
きょうは、長男の4月からの生活のために、下宿を探しに出かけました。

妻、長男と三人で(長女は妻の実家で留守番)電車に乗ること3時間半!(^_^;)
最初の不動産屋さんは、満員で入ることもできず、二件目は外からのぞいてもなんだか無反応・・、三件目は老舗なのですが、きちっとしていて今入っている学生が退出してからでないと紹介できる物件は少ないとのこと。
何件か教えてもらって現物を見て回りましたが、どれもイマイチ・・・。

四件目は、やる気満々の不動産屋さん。
長男の行く大学の学生がバイトで着ぐるみを着てお客さんに“愛想”を振りまいていました。

クルマに乗せてもらって何件か回り、決定してきました。

ちょっと田舎で、でも便利は割と良く、空気もいいし、寂しくもない。
そんな町です。

これから長男が生活することを想像しつつ、親子三人仲良く歩き回った一日でした。

私は東京の大学に通学していたため、下宿生活を経験していませんので、あまりアドバイスすることもできないのですが、楽しい生活をしてもらいたいと思っています。

でも、遠かった・・・。今の通勤がとても近いように感じてしまうのが不思議な感じ(^_^)

【NowPlaying】 ほうじの茶 / 桂 文我 ( 落語 )

2009/11/21

『外伝・ベルサイユのばら -アンドレ編- /エキサイター』

20091121_hanagumi02

宝塚歌劇・花組東京公演「外伝・ベルサイユのばら -アンドレ編- /エキサイター」を見ました。

実は外伝を含め、私は一度も“ベルばら”を見たことがなかったのです。全盛期には、まだ宝塚自体に興味もなく、興味を持ったときには“ベルばら”は無く、結婚して子供も出来、すっかりご無沙汰している間に“ベルばら”は復活していたようですが、そのときにも一度も見ることはありませんでした。

宝塚ファンを自認している私が恥ずかしながら“ベルばら”初体験です。

といっても今回のものは、外伝ということで、よくいう“ベルばら”とはちょっと異なるものだったのでは、と思います。
実際に見てみると、“ベルばら”という演目に関係なく、花組は非常に丁寧な舞台を作り上げていたと思いました。

さらに周りを固めるベテラン陣は、邦なつきさん、星原美沙緒さん、“えびらかおる”さんと、私が宝塚を初めて見たときに、すでに組の中心だったおなじみの方々で、とても安心し、実際、とても安定感のある舞台になっていました。もちろん、夏美ようさんのシモーヌという酒場の女将が舞台をきりっと引き締めていました。

さて、主役の真飛さんのアンドレは人生に、愛に、一途な主人公像を描ききって、見事なものでした。「ベルばら」というと、“くさい”のじゃないかと先入観が先に立ちましたが、これはこれで大丈夫、いい芝居に思わず感情移入してしまいました。さすがです、真飛さんも素晴らしいトップスターになられたと、ほんとうに心から思いました。お見事。

桜乃彩音さんは、強烈な個性がある女性という役柄でもなく、割とマンガ的な一途だけど普通に計算高く、ちょっと感情的でもある女性役で、逆に演ずるのが難しい役なのかもしれないと思いました。
しかし、そこは桜乃さん、そんな役柄を立体間があり、しかも微妙な心情まで表現されていました。

アラン役の壮一帆さんは、血気盛んだけれども、ちょっと少年的な部分も残し、さらに内に秘める愛を演じて、これも堂々たるものでした。

オスカルの愛音羽麗さんは、太王四神記でのスジニなど、普段から女っぽい役もこなしているし、これも安心して見ていられました。
ただ、アンドレと二人の「男と女」のシーンでの、あまりにも“なよなよ”な仕草は、たぶん演出でそう指示されているのでしょうが、過剰な演出と感じました。

全体には、とてもがっしりとした、いい舞台で、「ベルばら」アレルギーにはならずにすみました。これからもガンガン見ますよぉ~!\(~ o ~)/

ショーの「エキサイター」は、素晴らしいのひと言!!
テーマソングもバシバシ決まるし、衣装最高、ダンス最高(特に今回のショーは、群舞が圧倒的です)、歌もいい、大階段の使い方もいい、コミカルな部分も真飛さんのスターらしい一面を見せてくれ(スターじゃなきゃ、こんなシーンうまくできないですよ、恥ずかしくて)、特に男役のスター達の充実度は目を見張るものがありました。

久しぶりに100点満点のショーでした。
終わったあとに、もう一度すぐに見たくなりました。ほんとの話ですよ!

もう、この花組の東京公演はもう終わってしまいますが、見てよかった充実の演目でした。

20091121_hanagumi01

あとは、月組の12月、「ラスト・プレイ/ヒート・オン・ビート」に向かってまっしぐらです。
・・おっと、その前に雪組の日本青年館「雪景色」も見る予定です。これも楽しみ!
写真は、現在の東京宝塚劇場のクリスマス・ツリーのディスプレイです。
もうすぐ、12月ですね。

【Now Playing】 I Want You(She's So Heavy) / The Beatles ( Rock )

2009/11/18

寒くて・・そして寂しい

20091118_busstop
最近は、ますます寒さが厳しくなってきましたね。
写真は、私が使っているバス停です。バックのすすきが、やけに悲しいです。

寝た瞬間に朝になっていて、ケイタイのアラームが目覚まし替わりに鳴ります。
一応、小鳥の鳴き声にしてありますが、その声が夢の中で聞こえていて、ある瞬間に現実だと夢の中で気付き、あわてて飛び起きるのです。

たまに夢を見ると、それが悪夢ばかりで・・・。

朝、近所の畑を通過してバス停に向かうときの気持ちは、ほんとうに寒くてつらくて、しかも“ふらふら”です。
そして、夜に同じバス停に帰ってきたときには、寂しさがいっそう増して、疲労もピークです。

だんだん一週間まるまる体力がもたなくなってきましたが、“だましだまし”通っているような状況です。

今度の金曜日は、仕事の関係で、永田町に朝7時に集合しなければなりません。
・・・正気かいっ!!
私は4時に起きて、公共の交通機関がまだ動いていないため、クルマで公共の交通機関が動いている駅まで行き、そこでクルマを有料駐車場に入れ、近くの駅から現地に向かいます。
まさに、その日は「勝負」の日です。
無事、体力がもちますように・・・。

【NowPlaying】 ホテル・パシフィック / トーマス・ハーデン・トリオ ( Jazz )

2009/11/17

なつめさん

20091117_natsumesan001
宝塚元花組トップスター、大浦みずきさん(愛称なつめさん)が亡くなられたことを知りました。
私が初めて宝塚を見て感激したのは花組。なつめさんが二番手男役としてまさに絶頂期の頃でした。
初めて本場宝塚大劇場で見たのも花組でした。想い出いっぱいです。
なつめさんのステージでの姿は今でもくっきりと目に浮かびます。

なつめさんを偲んで、最もいきいきと活躍されていた頃の様子を偲んでみたいと思います。

写真は、正塚先生の初めての大劇場作品「テンダー・グリーン」のカイト役を演じたなつめさんの楽屋での衣装を身につけた姿です。ご一緒しているのは、青柳有紀さんと瀬川佳英さん。
森の少年ナーヴ役の青柳さんを瀬川さんと二人ではさんでいる心温まる写真です。
これは当時歌劇団の方からいただいた写真です。

20091117_natsumesan002
これは、宝塚大劇場「アントニーとクレオパトラ/ヒーローズ」の千秋楽。
左端がなつめさんです。
この作品は、今でも素晴らしかったと何度も思い出す名作でした。ミュージカルもショーも。

20091117_natsumesan003
これは、昭和60年6月のハワイ公演での楽屋のなつめさん(右)。
はじけてダンスをしていたのでしょうね。ほんとうに楽しそう。

20091117_natsumesan004
アントニーとクレオパトラの舞台。
右から二人目がなつめさん。この演目では、すでにひびき美都さんと恋人役であったと記憶しています。
素晴らしいミュージカルでした。
一般にダンスの大浦みずきさんと言われていますが、演技も良かったし、その“男っぷり”も良かったねぇ。

20091117_natsumesan005
これは、歌うなつめさん。
歌も良かったんですよね。
トップ高汐さんとのコンビは、まさになつめさんがいて最高の状態であったと思います。
なつめさんがいてこそ、高汐さんはのびのびと豪快に、そして時にはコミカルに演じていられたのだと思います。

20091117_natsumesan006
これは、当時のアナログレコードのジャケット。
「テンダー・グリーン」のものです。
この作品は、当時東京公演はなく、不思議なストーリーと舞台セット、台詞が一部無いところがあるなど異色の作品でしたが、宝塚が何らかの節目などを迎えると、この作品のテーマソングが歌劇団生徒によって歌われています。
心に残る作品のひとつでした。

20091117_natsumesan007
これも、テンダー・グリーンのレコードジャケットから。
一番の名シーン。
主人公の戦闘員ソーン(高汐)が、森の少年ナーヴ(青柳)を殴ってしまったあと、人の心というものにふれていくところです。
ここには、大浦さんの温かく優しく、力強い演技がものを言いました。
いいシーンでした。秋篠美帆さんの“魂の演技”も、私達の心をわしづかみにしましたっけ。

20091117_natsumesan008
これもテンダー・グリーンのジャケット写真。
緑色の衣装は“あまがえる”みたいだなんて言われたらしいけど、いったんこの作品にふれると、心の中に何か大事なものが蘇ってくるように感じたものです。

思い返すと、私が初めて宝塚を見た頃、花組は全盛期でした。
トップは独特の個性を誇る高汐巴さん。
そして二番手はトップをもしのごうかというなつめさん。
三番手は実力者、朝香じゅんさん。
翼悠貴、瀬川佳英、弦さやか、幸和希、なかいおりなど、男役は実に実力者がわんさといました。
それに加えて安寿ミラ、真矢みきもいたのですからすごいものです。

娘役は、魂で演じる秋篠美帆、同期のひびき美都、タラちゃんこと水原環、青柳有紀、梢真奈美、峰丘奈知、美野真奈など、実力者は枚挙にいとまがありませんでした。

きっと、みなさん、なつめさんを偲ばれていると思います。

私もきょうは、なつめさんの舞台を思い出して、あの素晴らしいシーンの数々を眼前によみがえらせているところです。

【NowPlaying】 心の翼(テンダー・グリーン・テーマソング) / 宝塚歌劇団花組 ( サウンドトラック )

2009/11/15

『コルテオ』見てきました

20091115_corteo01
東京・原宿で行われている、シルク・ドゥ・ソレイユの『ダイハツ・コルテオ』を見てきました。
妻、長女と三人で朝早くからのこのこと出かけました。
写真は、おのぼりさん三人で観劇前に昼食をということで入った、オープンカフェを持つ原宿のオシャレなカフェです。ピザやタコライスなどのランチプレートをいただきましたが、デザートのケーキも含め(長女だけ注文したけど)、原宿なんて若者しかいない街にしては美味しいものでした。

きょうは、日差しも暖かく、心地よい都会の風を感じながら(といってもすぐそこには明治神宮が・・)食事ができて、まずは順調に事は運びました。

20091115_corteo02
この写真は、ビッグ・トップという、テント形式の建物に入ったところです。
お土産や、飲み物などを売っているところで、実際のショーが行われているのは、繋がっているもう一つのテントです。見ていると、高いグッズが次々と売れていきます。

私は、さすがに2000円のプログラムは買えませんでした。

20091115_corteo03
で、劇場のテント内に入ると、それはそれは不思議な雰囲気。
お伽の世界というか、まるで夢の中にでもいるような感じ。スタートもなんとなく、客席に演者が現れて、そこでちょっと楽しい雰囲気にさせておいて、本編に入りました。これはけっこういい!

あとは、見ないとわからない、魔法の世界にでも入り込んだような演出と、いわゆるサーカスの範疇に入る演技がどんどん繰り広げられ、途中には、愉快なシーンもあり、妻、長女とも楽しいひとときを過ごせました。

チケットは高いけれど、チャンスがあれば一度は見ておいた方がよいですよ。
値段なりのクオリティーの高いものでした。
内容はあまり言ってはいけないようなので、少し控えておきますが・・・。

20091115_corteo04

この写真は、会場に入っていきなり目についたダイハツの『コペン』です。
今回は、「ダイハツ」の冠がついた公演なので、展示されているのだと思います。
このクルマは後ろからみるといいなぁ。
突然話題は変わるけど、子供に手がかからなくなったら、こんなクルマで夫婦して出かけてみたいです。
楽しそうだよなあ。最近は、ハイブリッドやその他エコカー的なことに注目が集まり過ぎて、デザインの良さ、楽しさ、ドライブの楽しさなどに注目したクルマの紹介がなく、さびしい感じですが、このクルマを見て、「やはりクルマはデザインが大きくものを言うな」と感じたのです。

【NowPlaying】 Hello / Tristan Prettyman ( Pops )

2009/11/14

雪組全国ツアー初日市川公演に!

20091114_ichikawa01
きょうは、千葉県市川市文化会館に、このあいだ東京公演を終えたばかりの雪組全国ツアーを見に行きました。
ほんとうは、長女と行くつもりだったのですが、長女は残念ながら学校の行事が入ってしまい、職場の女性と一緒に行くことになりました。
写真は開演前のロビー、もちろん満員になりました。

20091114_ichikawa03
最初のミュージカルは、『情熱のバルセロナ』。これは27年前の作品だそうで、初演は大地真央と黒木瞳のコンビ。その二人のトップお披露目公演の演目だったそうです。

感想としては、「古い」というのが一番でした。
なぜ、ちょっとすれ違っただけで、命をかけるまでの恋になってしまうのか。
また、マリア様に誓ったとか言って、「もう二度とあなたをこの目でみないことにしました」などと、わざと見ないようにするトップ娘役を「こうすればいい」などと、うしろから抱きしめたりするシーンには、もうなんだかわからない感覚でした。

たぶん、二十何年前にはこれでよかったのだと思います。

ただ、水さんも愛原さんもきちっと、演じられて、それなりに楽しめました。
全体の印象としては、主役二人の内面までの描き方がもの足りないように思いました。特に愛原さんの役は、もうちょっと今どきの娘のような感覚を取り入れても良かったのではないかと感じました。

20091114_ichikawa02
後半のショー『リオ・デ・ブラボー』は、このあいだまでの東京公演で楽しかったラテン・ショー。
こちらは、十分に楽しめました。
一部内容も変更されていましたが、あの楽しかった感覚は、少人数にもかかわらず、きちんと再現されていました。

気付いたのは、音月さんを欠いた(本人はディナーショーに回っている)公演なのですが、見ていると音月さんの、あの明るいキャラクターがいないと、「ぽっかり」とあいた穴があるように感じました。
やはり音月さんは、今の雪組にかかせない人なのだと認識をあらためました。

20091114_ichikawa04
東京で音月さんが「ロシアから東京宝塚経由でリオへ」というパイロットのアナウンスは、「バルセロナから水さんのふるさと千葉を経由してリオへ」と変更されていました(^_^)
水さんが舞台からはける前に「千葉LOVE」と叫ぶなど、地元公演ならではのアドリブも随所にみられました。

最後のご当地出身者の紹介はもちろん水さん!
JRの駅名を実家から市川まで言ってみたり、今回もポンポンを振る観客の熱気と笑顔がたえない良い公演でしたよ。
愛原さんも東京の最初の頃と違って、「のびのび」とダンスも歌もこなしていました。
二人は早くもトップとして充実し始めていると感じました。

【NowPlaying】 Ask Me Why / The Beatles ( Rock )

2009/11/13

事業仕分けの現場

20091113_shiwake02
政府が、今、行っている行政刷新会議の「事業仕分け」の会場に行ってきました。
ボディチェック、受付を済ませると、チャンネルを選べるモニターを手渡され、体育館内で3つに区切られた会場に入ることができました。

私は自分の担当も絡むので、第2WGへ。
そこでは、テレビなどの報道で見られる、「各省庁の予算要求に対する厳しい見直し」が行われていました。
インターネットでも中継され、テレビ局のカメラが何台も入り、傍聴人多数。

今まで一般にはここまで細かく知られることのなかった予算要求の内容が白日のもととなり、省庁の考え方が“ナマ”で役人の口から次々と語られる、その光景は新鮮でもあり、驚きでもありました。

仕分け作業の状況も、テレビなどの報道は、視聴者を刺激しようと編集されているのかと思っていましたが、実際はあのとおりの場面が延々と続いているのです。つまり、サンドバッグのように仕分け人が省庁を間断なく叩いているのです。

私は自分の目で実際に見るまでは、先入観を持つまいと考えていました。
周囲では、「こんな大きな予算の内容をたったの1時間程度で決めてしまってよいのか」とか、「鬼の首を取ったようにスタンドプレイに“はしって”いる」という意見。
また、「こうする以外に前政権からの政策転換ができないのでは」とか、「ムダを排除するのが目に見えてよい」などと賛否両論でした。
20091113_shiwake01

私がきょう、たまたま傍聴した件については、省庁の天下り先への補助金などが次から次へと、そして天下った人たちの名前と役職、いくら給与をもらっているかがはっきりとワーキンググループによって語られ、さらになぜ国がやっているのか?と、誰もが思うようなことがどんどんと出て来て、傍聴者からは禁止されているにもかかわらず、期せずして「拍手」が・・・。

例えば、若者向けにメールで職業相談をする事業などは、一日にたったの2通、メールを受け取り、相談に乗っているだけで、相談員一人の年収は単純計算で500万円になっている(総額は1億を優に超える)のに、役人の方は、「相談できてよかった」と言ってくれている、満足度は90%だった。などと悠長なことを言っていて、会場では失笑が何度も・・・。

私も同時に行われている作業を全て見ているわけではないし、一概には言うことはできません。
しかし、6件ほど傍聴したものについては、自分達の作った“天下り”の構造をいかに延命させるか、あるいは次の天下り先を見いだすための時間かせぎを何とかしようという、そんな態度が見えていました。
つまり、テレビや直接傍聴させるなどの方法は、その人の本質が否が応でも見えてしまうという効果を狙ってか、狙わずともこうなったのか、このやり方がある意味効果を発揮していたのです。
20091113_shiwake03

その「事業」がほんとうに必要で、大事なものかというのは、その必要性を語る人の様子でわかります。
もし、中継等見る機会があったら、それを感じてみるのが良いかと思います。
“ばっさ・ばっさ”と数十億、数百億の予算が削られていくのを見ていると、今まで国民が払ってきた税金はどこに行っていたのか・・と、思っているのは間違いない私の今の感想です。


【NowPlaying】 ラジオ深夜便 / 熊谷富夫 ( NHK-AM )

2009/11/12

賞品いただきましたヽ(´▽`)/

20091112_syouhin
このところ、毎日忙しいうえに、それに伴ってものすごく歩いてます。
きょうも1万8900歩も歩きました。
階段を使うので、ふくらはぎがいまにも“ツリ”そうです。

そんな忙しいさなか、職場の同じフロアの様々な都市から東京に来ている方達と親睦を深めるため、ダーツ大会&飲み会が開催されました。

かなりの人数だったのですが、わいわいいいながら楽しく投げました。
気に入らないヤツの名前を言いながら投げる人(^^;)、逆に好きな人の名前を言いながら投げる人(^_^)など、ま、ほとんど冗談ですが、楽しくやりました。

点数など意識せず、楽しく投げた結果、私、個人で1位になりました\(~ o ~)/

写真は、その1位の賞品です。
なんだかわけがわからないものがいくつも入っていました(家康のフィギュアをどう使えばいいのか・・)が、1位になれただけで、妙にうれしい気分でした。

いろいろと書きたいこともたくさんあるのですが、明日も朝が早いので、本日はダーツ大会優勝の報告をいたしまして、ここまでといたします。

みなさん、おやすみなさい。

【NowPlaying】 SEKAR spirit of plants / JALAN JALAN ( Instrumental Music )

2009/11/09

あわてた

お昼に突然、「お昼食べた?行くよ」と電話を受けました。

「??なんのことですか??」

「なに言ってんの、きょうは春日部で研修じゃないの!」

「ええぇぇっ( ̄▽ ̄;)  それって水曜日じゃなかったでしょうか?」

「きょうだよ、今日」

「オオ、まいごっど( °O °;)  」

それからの私は、何をしたのかも覚えていません。
あさってのことだと思って、ほとんど準備もしていなかったのですが、取るモノもとりあえず、電車に乗って春日部まで出かけました。

完全に日にちを間違えて予定表に入れていたのです。
・・・落ち込みました(-_-;) 

自分を全否定です。

カメラも当然用意していなかったので、ものすごい現地研修の内容もご紹介できません。
いずれ、写真をお借りして「首都圏外郭放水路」の“威容”をご紹介いたします。

本日は、私の最低な状況をお伝えし、反省にこれつとめているところを実況中継的にお伝えしました。

【NowPlaying】 Stop This Train / John Mayer ( Pops )

2009/11/08

オトナも小学生も聞いていた

20091108_teruhikosaigo
きょう、何かのラジオ番組で言っていたのですが、昭和の時代、特に昭和40年代から50年代にかけて「歌謡曲」というジャンルが存在していて、それはオトナも子供もみんな共有するように聞いていたという話をしていたのです。

写真は、「西郷輝彦」。郷ひろみらの前の歌謡曲男性御三家の一人です。
まさに歌謡曲全盛時代のシングルレコードですが、40代後半以降の人でなければ知らないでしょう。

あの頃の歌謡曲には、けっこう“きわどい”歌詞などが多く、当時の小学生はそれを聞いて、しかも平気で歌っていました。

「あなたが噛んだ小指が痛い」とか、「夕べのことはもう言わないで」とか、「別れの朝、二人は、冷めた紅茶飲み干し」とか、「横浜、たそがれ、ホテルの小部屋、口づけ、残り香、煙草の煙」とか、「二人でドアを閉めて、二人で名前消して」、「あなただけが生き甲斐なの、忘れられない」とか、さらには「あなたと会ったその日から、恋の奴隷になりました」・・・なんて、当時の小学生は普通に友達と歌っていました。

今、いろいろな曲を思い起こしてみると、歌謡曲の歌詞で歌われている恋愛は、かなり“濃厚”です。
当時の小学生の私の気持ちをもう一度呼び戻してみると、まるで訳が分からなくて歌っていたわけではなかったと思います。

「おとなには、大人の事情があって、それは子供にはわからないけど、そうとう子供には言えない、何かいやらしい事情があるのだな、きっと・・・」(^^;)という感じだったと思います。
大人は大人で、「変な歌、平気で歌いやがって、でもまあ、そんじょそこいらで流れてるし、ま、いっか!」というようなことだったんでしょうね。

だから歌謡曲って面白かったんだよな。

今のヒット曲で歌われる恋愛って、ほとんど「自分の周囲数メートルのこと」あるいは、「自分勝手な思い込みの世界」、または「妙に美しい、恋愛」だったりして、かつての歌謡曲とは世界観がまるで違います。
どっちがいいかとか、そんなことは言わないけど、歌われる世界は確実に“狭く”なったと言わざるをえません。

USEN放送には、歌謡曲を流す番組や、「昭和ちゃんねる」などというかつての昭和の時代を再現するような番組があって、それを聞いていると、さらに上記のような感想を持つのです。
これからのポピュラーミュージックって米国の曲も含め、どうなっていくのでしょうか。
楽しみだというような期待感もありますが、つまらないものになってしまうのか、という不安もあります。

ところで今年を代表する曲ってなんだろう?
今や、そんな曲もなさそうですね。

【NowPlaying】 天使のスキャット / 由紀さおり ( 歌謡曲 )

2009/11/07

勉強不足をひしひしと・・・

いろいろとご心配おかけしておりますが、きょうは体調も落ち着いております。来週には病院に行こうと思っています。“健康第一”です。

で、きのうは何とか職場に行きました。
午前中は、朝7時40分には東京に着き、8時から予定されている会合に潜り込み情報収集、そのまま朝食を口に突っ込み職場に到着。

メールにて連絡があり、3キロ自転車で走って書類受領。その足で各○○の広報を周り資料収集。
一日休んでたまっていたメールを読んで処理。
あっという間に午前中が終了でした。

午後には、仕事で、とあるシンポジウムに出席。
地球温暖化に伴う水位の上昇によって、ハリケーンが強大化している昨今、海に取り囲まれている日本の海岸状況についての“熱い”討論でした。

現在の職場に来てからは、こういう仕事も増えました、というか、今までこんな仕事はなかった!
昨日も、コーディネーターはNHKの解説委員だし、パネリストはテレビで見たことのある方や、その道の権威、そして“熱い”人が多い。
先週末に出席した研究会では、目の前で白川日銀総裁のお話を聞くことができました。
このような環境を与えてくれる現在の仕事に感謝しなくてはいけないと感じている昨今です。

ただ、日銀総裁のお話をお聞きしたあとには、「猛省」。おっしゃっていることの半分くらいしか理解できなかった自分が情けない。「質問を」と言われてもひと言も出ない・・情けなさ過ぎる・・・。

20091107_nichigin
というわけで、すぐに写真の『日銀を知れば経済がわかる/池上彰著(平凡社新書)』を買い(安易だって言わないで、必死なんだから)、読みまくりました。
この本、とてもわかりやすくて、「ああ、あのときの発言はこういうことだったのか!」と、手を打つこと数度。
恥ずかしながら、もう一度基本的な勉強のやり直しをしています。

20091107_scrap
さらに、政権交代があったことから、職場周辺では、省庁の発言や国会議員の動向、国会の動静など、難しい話でもちきり!
電車や、研修会でのバスの中、職場エレベーターの中などでも、色々な県、市の方から上記のような政治状況の話をいきなり振られるので、いままでの政治には“ちんぷんかんぷん”の私でいるわけにはいかず、ノートに話題に上がりそうな記事をスクラップし、コメントを書いて自己学習中です。

仕事バッグにしのばせて、あいた時間にパラパラと復習しております。

生きていくのも大変です。


【NowPlaying】 リッスン・トウ・ザ・ミュージック / ドゥー・ビー・ブラザーズ ( Rock )

2009/11/05

突然、ダウン・・・

昨日から、なんだか体がふらふらしていて、昨夕からはひどい頭痛になり、今朝からいろいろと用を足そうと思っていたのですが、もう朝には頭が割れるように痛くなり、体はふらふらで仕事を休むことになってしまいました。

熱も無いし、原因がわかりません。
頭痛薬を飲み、現在は少しおさまってきたところです。

疲れが一気に来たのかもしれません。
やはり、毎日の往復5時間通勤と、仕事に入ってからの7~8キロの“営業活動”での歩行はきついです。
気を使うし・・・。
それに執務室でのパソコン等での事務作業が加わり、残業もあると・・・へばります。

きょうは仕方ないので、ひたすら寝て治しました。
明日は出かけることができるか・・という感じです。

日曜日に仕事でイベントもあるので、様子見ってところです。
きょうは、こんな状態なので、ここでお休みなさいです。

【NowPlaying】 フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン / ジューン・クリスティ ( Jazz )

2009/11/03

帰りたいか、帰りたくないか

私は、4月の人事異動で、今までの千葉オンリーだった数々の職場から東京の職場への通勤に変更になりました。
千葉だから、何とか通勤できるのですが、私と同じ立場で、同じ仕事をしている方は日本全国から、東京に来ています。
もちろん、関東近県の方でない場合は、東京に住んでいるのです。家族全員を連れて赴任している方もいます。

私もそうですが、だいたい2年から3年の勤務を経て、地元に帰ります。

このあいだ、地方での研修でご一緒し、しばらく電車の中でお話した方は、香川の方でした。
今年で3年目。ほぼ間違いなく来年には地元に帰るのだそうです。

私は、今の自分の気持ちが多くのそういう人たちの基本的な気持ちであろう(「早く帰りたい」ってこと)と、思い込み、にっこりして「よかったですねえ」と思わず声をかけると・・・。

「帰りたくないです。」「ほんとうにイヤ!」との意外な返事が。
「この都会の生活がいいんです。WBCの試合だって、ここにいなかったら見られなかった。」・・と。

都会のある意味快適(交通機関の発達、食事、スポーツ観戦、周囲の人々との人間関係等々か?)な生活や、現在の仕事にも満足されているのだと思われました。

「ああ、自分とはまったく異なる考え方だ。」と思いました。
どこもかしこも人が多すぎる空間、汚い街並み(一見きれいに見えることもあるが)、人・クルマ・仕事などあらゆるものに圧迫感が付随してくる。
それから、はっきり言って地方よりも悪い人(しかも一見してわからない人もいる)が多い、など、私にとっては、都会はまさに天敵とも言えるものです。

演劇などの舞台を見に来るのは、そういう諸々を我慢して、終わったら一刻も早く逃げ出したいのが、私にとっての都会(東京)です。

都市機能について、非常に利便性を感じている地方の方が多いと思われるのですが、そんな利便性がない田舎の方がずっと魅力的に見えるのです。
地方での研修・出張、または家族旅行などで私がよく観察するのは、その地方には都市としての機能がある程度備わっているか、とか、観光名所の施設の充実度などではありません。

そこの地元の方達が、幸せそうか、または自分が住み着いたら幸せになれそうか、ということに尽きます。
その地方の『しあわせ度』が一番たいせつなんじゃないかと、私は思っているのです。

どうでしょう?!
みなさんは、大都会の東京に住みたいですか?
それとも地方の生活がよいですか?

私は、もちろん、もともとが田舎モノですから地方の生活がたいせつです。それに好きです。
ビルに囲まれたところになんか、住む気にも、そこで眠る気にもならないのです。


【NowPlaying】 Red Bug / Slowman ( Instrumental Music )

2009/11/01

『遊び』の達人

私も長いこと生きてきていますが、長い人生の中でも、いわゆる『遊びの達人』と言えるような方は、なかなかお目にかかることがありません。

理想的な『遊びの達人』としては、例えば、BSフジで日曜午後11時から番組「世田谷ベース」をやっている所ジョージさん。
ほんとうに何をするにも、楽しみながら、労力を惜しまず、そして周りの人たちを、感心と笑いと、びっくりの渦に巻き込みます。
何よりも、「豪遊」みたいなことを自慢して、自分がいかに遊んでいるかを人に見せつけるようなよくいる芸能人みたいなことが、ひとつもなく、芸能人らしからぬところがとてもいいと、いつも思います。

そして、呼んだ人をとことん遊ばせて、喜ばせて、それを見てまた本人が喜ぶという・・まさに“達人”の域に達しているといってもいいでしょう。

芸能人では、もちろん上記の所さん。
そして、私が出会った方では、中学時代の担任のM先生です。

先生は、美術の教師でしたが、もちろん作品づくりも楽しんでいるし、私達教え子が高校生になっても、夏には自宅に呼んでくれて、ローカル鉄道(今にして思えば、あの銚子電鉄だった)に乗って海に行ったり、陶芸の工房に行って、茶碗などを焼かせてくれたり、すばらしい再生装置で音楽を聞かせてくれたり、ものすごく凝ったカメラを使って、その遊んでいる私達を撮ってくれたり。

大人になってからも、自分の展覧会にジャズミュージシャン(世界のエルビン・ジョーンズや、デルフィーヨ・マルサリスら)を呼んで、アトリエで演奏会を開いたり、同じく展覧会場で落語会を開く、または自宅で薪を使ってご飯を炊いて、それでおにぎりをつくり、ごちそうしながら教え子の落語家に落語を語らせて、近所の方々ともども楽しんだり・・・。

とにかく枚挙にいとまがない、そして、どんどん数十年前の教え子である私や、その家族まで含めておもしろい「遊び」の世界に連れて行ってくれるのです。

さらに、人の話をよく聞いてくれる!
これがいちばんの「遊び上手」な方の特徴ではないでしょうか。

もうひとりは、ここ一年くらい、遊んでいただいている以前の職場関係の方です。
それはもう、日本全国いろいろなところのこと、食べ物、お酒も含めて教えてくれて、さらに話の懐が深く、興味深い話は尽きることがありません。

遊びについてもいろいろと提案してくれて、そのたびにもう一人お供させてもらっている方を含め、愉快に過ごすことができるのです。
返す刀で、私が「遊び」の提案をしても、「おもしろい」と、乗り気になってくれます。
そして、新しい遊びについても、ご本人が存分楽しみ、一緒にお供した私も楽しくなるという、やはり「達人」の域に達している方です。

今月も「深まりつつある秋に、美味しいものにありつきたい」という私の提案に対して、「私に場所をまかせてもらいましょう」という、達人のありがたいお言葉をいただいております。

今から楽しみです。
その報告は、またこのブログでできるかもしれません。

きょうは、テレビで所さんの番組録画を見ていて思った「遊びの達人」について、書いてみました。


【NowPlaying】 ラジオ深夜便 / NHK ( AMラジオ )

« 2009年10月 | トップページ | 2009年12月 »

2019年7月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

最近のトラックバック