相棒/花組・日本青年館
宝塚歌劇団、花組・日本青年館公演を先日見に行きました。
仕事の後、夜の部でした。疲れ切った体を引きずるように会場に着いたのですが・・・。
もう、開演直後から客席までを舞台に見立てた“刑事物”は、楽しくて、スピーディーで、しかもストーリーもしっかりしていて、さらに真飛さんの演技はまさに円熟の極致!!疲れも吹っ飛ぶ大娯楽作品でした。
会場はもちろん満員!
あのテレビの杉下右京(役・真飛聖・まとぶせい)や、神戸尊(役・壮一帆・そうかずほ)のイメージをくずすことなく、しかも個性を出していたのには舌を巻きました。
さらに桜乃彩音(さくらのあやね)さんの、酒や煙草におぼれ、夫に殺意まで抱き、過去からのしがらみを複雑に持っている女の役づくりも素晴らしいものがありました。
ちょっと割を食ったのは、愛音羽麗(あいねはれい)さんかな。最後には手錠をかけたままの演技だし、妻を殺そうとする役にはちょっと深みを出そうにも出せないような、元々描き込まれていない役のような感じがいたしました。
夏美ようさんは、今までに見たことのない不思議な木訥としているのか、狡賢いのか、いい人なのかわからない役作りをされていて、夏美さんらしいと驚きました。
華形(はながた)ひかるさんの鑑識係の役は、“はじけて”可笑しかったし、婦人警官や、パジャマパーティーに参加した未涼亜希(みすずあき)さんなどの警察の皆さんもいい味だしてました(^o^)
今回の振り付けには「パパイヤ鈴木」さんも参加し、もう楽しいのひと言!
そして、今の花組にはこわいものなんか無いという雰囲気が漂っているように感じました。
まさに充実のときを迎えているかのようです。
こんなに面白いのだったら、早くに見て、もう一度見たかったと後悔するくらいの出来でした。
100点満点の150点!!ヽ(´▽`)/最高ですっ!!
さて、ここでホットな話題。
本日、私と同じ職場の“婚活シスターズ”長女が、お休みを取ってこの相棒の千秋楽に出かけました。
写真は、千秋楽ということで配られた「ペンライト」だそうです。
携帯で写真を送ってくれました・・・う、うらやましい
(-_-;)
千秋楽なので、カーテンコールは20分もあったそうで、万歳三唱、三本締めまであったようです。
ああ、私も見たかったぁ~(^^;)
桜乃さんは、退団も迫っていますが、今は「どんな役」でも演じ切る実力を身につけていられるようで、安心して見ていることができます。
真飛さんとのコンビ、また東京宝塚劇場の本公演で見たいと思います。
【NowPlaying】 Honey Pie / The Beatles ( Rock )
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