映画『NINE』見ました
映画『NINE』(2009年・アメリカ)を29日に観ていたのでその感想を。
私はこの映画の存在も知らなかったのですが、たまたまインターネットをさまよっているときに発見。
一見して私好みだったので、すぐに見に行きました。
映画『シカゴ』のロブ・マーシャル監督のミュージカル作品で、トニー賞を受賞しているこの『NINE』を今回は取り上げているものです。
天才映画監督が既に周囲でスタンバっている衣装、キャスティング、美術、さまざまなスタッフ注視の中、脚本も何もできていない状態で“あがき”、苦悶し、それなのに愛人を呼び、奥さんまでかけつけるという、混沌と混乱と豪華ステージと、強烈かつ、味わい深いミュージカルナンバーも次から次へと繰り広げられる夢の中でしか見ることのできないような世界です。
ダニエル・デイ・ルイス演じる主人公の映画監督グイド・コンティーニに群がる?女性達は、役の中でも、女優・シンガーとしての個人でも全員個性の“かたまり”です。
名前を見ただけでも錚々たる顔ぶれです。
ケイト・ハドソン、ニコール・キッドマン、ジュディ・デンチ、ファーギー、ソフィア・ローレン(ソフィア・ローレンだよっ!)、私の大好きなペネロペ・クルス、マリオン・コティヤール、これらの人たちが全員個性全開で各々のミュージカルシーンをつくりあげるわけです。
見所満載です。ケイト・ハドソンの誘惑するシーンやど派手なステージは他を圧倒!
ファーギーのステージを広く使い、タンバリンと砂を使ったミュージカルシーンは気絶するくらい良かった。
ニコール・キッドマンのしっとりくる歌などは、もう一度聞きたくてたまらなくなりました。
ま、ほかもみんないいんだけどさv(^O^)v
また、主人公の監督が少年時代にさかのぼって登場してきたり、その少年時代に出会った娼婦まで登場して繰り広げるシーンなどは映画ならでは。これぞ映画の世界を堪能させてくれました。
歌よし、ダンスよし、ストーリーよし、舞台装置よし、キャスティングよし(良過ぎ)、映像の美しさよし、のいいとこばかりが目立つ作品でした。それなのに嫌みがありません。
もう、公開終了になるのかな?
見ておいた方がよかったかもよ!
【Now Playing】 Junk / Beatle Jazz ( Popular Jazz Covers )
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