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2010/05/29

「リラの壁の囚人たち」は、しみじみといいぞ!

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星組・東京特別公演『リラの壁の囚人たち』を既に見ておりましたので、その報告を少し。

星組二番手男役、「凰稀かなめ」さんが主役となる公演で、会場は日本青年館。
相手娘役は「白華れみ」さん。
この作品は1988年に、当時の月組、涼風真世、朝凪鈴、久世星佳らにより上演されたものだそうです。
そういえばタイトルに聞き覚えがあるような気がする。

全体的には、上記の時代に見られた、派手さは無いが、丁寧なつくりの、しかも個々のキャラクターが丹念につくられていて、ストーリーは中心になる「愛」がはっきりと描かれ、舞台設定も大きな動きがない、組がひとつになって作り上げられている、そんな印象を持ちました。

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そんな内容なので、見ているこちらは、じっくりとストーリーの中に入りこめました。
主役の凰稀さんは、優しくも、強い心を持つ美男を観客を魅了しながら演じて、ほぼ満点な出来ではなかったかと思います。

相手役の白華れみさん演ずるポーラは、清楚で美しく、しかも強い志を持ち、でも「愛」のこもったひと言を待ち続ける、いわば正当派トップ娘役的な役柄でしたが、見事に演じきっていました。

今回は、その他の役どころもきっちりと書かれているので、イヤなヤツ的な役回りになったジョルジュ役の紅ゆずるさんの演技も光っていました。なんてことするんだ・・と、思わず観客がじりじりしてしまうような、なかなかやるなという演じ方でした。

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バーの女将の万里柚美さん、正義に生き、大人の心遣いをする警官ロジェを演じた美城れんさん達も心憎い脇役を演じていました。さすがです。

冷酷だが、運命の中で微妙な心模様となるドイツ人ギュンター・ハイマンを演じた美弥るりかさんも特筆ものの名演でした。この人がスパイスを効かせたおかげでストーリーも舞台も締まってきたのだと思います。
星組は人材豊富です。

主人公の凰稀さん演ずるエドワードに片思いするマリーの音波みのりさんは、初々しい恋する乙女と、ラストの大人になったマリーの演じ分けが素晴らしく、これも感心しました。
ほめてばっかりだけど、いくらほめてもいいくらいですよ。今回の星組!

一番の“いけ好かない”役、ジャンをもらってしまった壱城あずささん、良かったよぉ(^_^)v
観客はあなたの一挙手一投足に釘付けになりました。光ってましたよ。

割と静かに進んで行くストーリー中に、洗濯物を使った楽しいミュージカル・シーンがありました。
ここは、なんということはない場面なのですが、とても楽しく、けっこう見栄えのする場面でした。
ひとつの「見所」でもあるかと思いました。

私は、今回の作品のような小品とでも言えるものが大好きです。
出演者それぞれの役どころがくっきりと場面に展開され、皆が実力を発揮するタイプのこの作品、終わったあともしみじみとしてしまいました。

昔の宝塚を見始めた頃の、自分をその設定の中に思わず置いて見てしまうような、そんな感じになってしまいました。ちょっとノスタルジックな感じも、今の私に響いてきました。

いい作品でした。

因みに私が見た回では、花組が組長・夏美ようさんはじめ花野じゅりあさんら、大勢で観劇していらっしゃいました。
舞台から凰稀さんが、「本日は花組さんがたくさん見にいらしてくださいました」と紹介。そして「虞美人にぜひ足をお運びください」とやって、受けておりました。
客席のジェンヌもきれいでした。やっぱり違うね、見ていてこちらもドキドキしました。私の席のすぐそばを通過。くらくらしました。

実は凰稀さんもオープニングとラストで客席を歩き、私のすぐそばを通過。この世のものとは思えない美しく気品あるたたずまいでした。感激しました。

観に行って良かった♪(^__^)
宝塚を見ることの幸せをあらためて感じさせてくれるような舞台でした。
いつもありがとう、宝塚!!(´▽`)

【NowPlaying】 Meanwhile / The Moody Blues ( Rock )

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