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2010/06/02

Can you Dream ? -夢を生きる-

20100602_canyoudream01


『Can you Dream ? -夢を生きる-/宝塚歌劇団 演出家・植田景子著(ソフトバンククリエイティブ株式会社)』を読みました。
というか、あっという間でした。
240ページある本ですが、無我夢中で読んでしまいました。

前半は、宝塚初の女性演出家の道が開けるまでのつらい下積み時代のお話でした。
しかし、植田先生の子供の頃からの宝塚に対する思い、熱意、さらに自分がその作品がつくられていく過程に入りたいという執念のようなものが描かれていて、“つらそう”だけど、でも「夢」に向かって突き進むその姿に我を忘れて入り込んでしまいました。
本を読んでいるのを忘れてしまうくらいに没入しました。

さらに苦労に苦労を重ねた挙げ句、入団後も演出助手をする中、体力も精神力も限界の中で懸命にもがく著者の様子が続くのですが、そこも私は一気に読んで、そんな大変な話なのに“爽やか”な印象を持ちました。

植田先生のひたむきさは、爽やかな感動を呼ぶのです。

この本を読んでいて感じることは、本のタイトルのように「夢」をあきらめないこと、それが植田先生の生き方の中心にあるのだということです。

植田先生の作品で、私が観たものは「パラダイス・プリンス」「マイ・ディア・ニューオリンズ」「ハプスブルクの宝剣」の三作品ですが、いずれも内容は似ても似つかないように一見すると感じます。
でも、ハッと気づいたのですが、どれも自分の夢を決してあきらめない男が主人公でした。
最後の最後まで、どんなことが起ころうとも、自分の人生を、信念を生きていました。いずれの主人公も・・・。

これは植田景子先生の人生そのものではないか!
と気づき、ハッとしたのです。

先生の思いの丈がそれこそ先生の今までの、そしてこれからの情熱を込めて書かれています。
面白くてたまらなくなるにきまってます、このご著書。
私はもう、我を忘れて一気に読み切り、読後感も、内容がけっこうつらい時期のことも書かれていたのに、非常に爽やかです。

宝塚ファンならずとも、これは読んで価値のあるものだと思いました。
人生のこと、人の真摯な生き方のこと、演劇やその他自分に興味のあることに対する情熱の傾け方など、これを読もうと思った方には、きっと何か力強く励ましてくれるヒントを与えてくれると思います。

この本では、さらに、宝塚トップスターや、宝塚の先生、先輩など、様々な人たちとのエピソードも散りばめられていて、それぞれがまた驚きと感動を呼ぶのです。
初めて大劇場公演の演出を担当したときの理事からの挨拶のエピソードなどは涙なしには読めません。

きょうは、私の今年一番のおすすめ本の紹介でした。


【Now Playing】 ラジオ深夜便 / 登山家・ 田部井淳子 ( NHK-AMラジオ )

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