ツイッターをどう使うか・・・悩み、迷い中
『なぜツイッターでつぶやくと日本が変わるのか/上杉隆著(晋遊舎新書)』を現在読んでいるところです。
実は昨夜ymamaさんのブログを読んでいたらツイッターをやりはじめたとのこと。
過去、私がホームページを作ったのはymamaさんが始めたのを見てでした。ブログを始めたのもymamaさんが書き始めたときに「これはいい」と思い、自分でも書いてみたのです。要するに・・・いつも“真似っこ”です。
で、今回は巷間「これはすごい」「使える」などと、メディアや、職場の周囲でも耳にするに至り、ツイッターに関する本を読んでいるわけです。
PC関係の雑誌で特集が組まれているものも読んでみましたが、・・・イマイチよくわかりません、何というか、「わかりきってるだろ」という調子で不親切な書き方のものが多いのです。
ymamaさんもブログに書かれていましたが、何を「つぶやく(書く)」か、どうしたいのか、何を期待して始めるのか、現時点でも、見当がつきません。
さらに、本日ご紹介の本では、まるでツイッターのことをよく知っている人が対象みたいに、専門用語については、わずかばかり、申し訳程度の解説のみで、対談形式の会話がぐんぐん進んで行って、“おいてきぼり”にされた感じ・・・。意図しているとは思えないけど、「内輪ウケ」な印象で、やや不愉快です。
使え、使えと言っている割には、“くどい”くらいの説明が欲しいのですが、如何せん足りないのです。
要するに誰(どんな人)を対象にした本かが不明確です。
まったくの素人だとお手上げな内容だと思うし、ガリガリと使っている人には物足りないだろうし、ツイッターが何となく見えかかっている人には、内輪ばかりで話をしている感があって、「あの時はああだったでしょう」みたいな発言(中身が書かれていなくて、ツイッターを実際に使いこなしている人しかその辺の事情がわからない)が出てくるとがっかりします。
ツイート、リツイートなどはまだしも(といっても、まだ私はよくわかっていない)、タイムライン、ハッシュタグなどは、「どうせわかってんだろう」くらいの勢いで進んで行きます。
ツイッターがあることによって起こったこの人達の周り(実はネット上では大きな範囲)での現象についても、「すでに知っている」ことが前提にあるような書きっぷりで、・・・ついていけないってのが今の私です。
そもそも「言葉」自体にこだわって、つっかかって立ち止まってしまう私。
「つぶやく」という言葉にもかなりの違和感があります。
その語感は、薄っ気味悪い感じで、暗い感じ。しかも、知らない人に対して“得意”になっている感じがする。
やっている人たちはツイートなどの言葉を最初っから知っているものとしているが、そんなに世間には広まっていないように思いますよ。
この本によく出てくる「だだ漏れ」って言葉も、国会議員の会議内容がツイッターによって、そのままネット上に情報としてどんどん出てくる現象を説明するときに使われていましたが、「だだ漏れ」って、なんだか「汚い言葉」で、私は使いたくないと思います。
平気で誰もが使ってるんだ、という感じで使用されているのにも大きな違和感を感じました。しかも説明無し。
また、携帯電話、メール、ブログなどもかつては、敬遠されていたが、今やあって当たり前、それなのにツイッターに対してまだそんな目で見るのか、というような書きっぷりの部分が何箇所かありました。
私は、「いや、今でも携帯電話や、メール、ブログにも否定的な考えはあるし、それが遅れているなどとも思わない」と言いたいのです。
自分が使っていて何ですが、でもそれらが無い世界はなんと平和な世界が実現できるだろう、というのが私の心からのほんとうの意見です。
「今の人間なら使って当たり前」っていうのは、調子に乗りすぎていると思いました。
そんなもん、無けりゃ無いに越したことはない。出てきたものは、もう元には戻らないから使っているが、無ければどんなに幸せか、という世界を持っている人も、一度視野に入れた方がいいと思ったのです。「少し熱を冷ませば」ってところです。
・・・絶対にそんなこと思わないだろうけど・・・。
全体に“急ぎ過ぎ”、“盲目的過ぎ”、“押しつけ過ぎ”な印象でした。
まだ最後まで読んでいないので、後半で説得力が増し、最後には私の意見も変わっているかもしれませんが、どの本を見ても、あまり親切な説明が無いので、自分で少しずつ実際にツイッターを試してみて、これからガンガン使っていくのか、補助的に使っていくのか判断しようと思います。
以上が、今回の本を読んでの感想と、今現在の私がツイッターに感じていることです。
最後に「つぶやけ」「ツイート」「リツイート」「フォロワー」などと言う言葉の語感が今の私には“いけ好かない”という印象で、実は職場の女性にも聞いたのですが、やはり「いけ好かない」「カッコつけてる」感じがするとのことでした。私だけじゃないんだね。
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はっPさん、こんばんは。
そうですね。
やはり私はnifty時代のコメントツリーみたいなのまでが、ついていける範囲かもしれません。文章を書くことでコミュニケーションをとることに慣れている人には、ツイッターは違和感があるのではないかと。。。
お店の予約に使って成功しているところもあるらしいので、チャットみたいに予約の会話専用にしていく、という実質的な使い方なら理解できるかなとも思いました。
もうひとつ、気になるのは、本人に対して返信?できることは一応できても、その人個人個人のつぶやきが続くので、一方通行のやり取りみたいで、反応がないという形式でしょうか。
上手に使える人は使うと面白いのでしょうけれど、今のところ、私には難しいです。(^^; 少しの間、ちょっと練習はしてみます。
投稿: ymama | 2010/06/09 20:22
ymamaさん、こんばんは(^-^)
私もnifty時代のコメントツリーが懐かしいクチですので、かなりな違和感が今のところあるのです。
たしかにお店のタイムサービスなどにも使われているようですね。実際うまくいっているようですし・・・。
たまたま今読んでいる本がそうなのかもしれないけれど、「乱暴」な“もの言い”が気になり、いまひとつ踏み込めない状況です。
たぶん、ちょっとやってみるとは思いますが、ほんとに「やってみないとわからない」ですね。
そんな人、けっこう多いのかもしれないです。
投稿: はっP | 2010/06/09 23:23