魔法が解けた
宝塚の話題で、このブログに書こうと思っていて、忘れていたことがありました。
きょうは、それをひとつご紹介というか、書いてみたいと思います。
去年だったか、一昨年だったか、東京宝塚劇場での開演前の客席で私の近くに座っていた女性二人の会話に、このお話は始まります。
二人の話題は、その数日前に、退団発表をした男役トップスターについて。
もちろん二人は、そのトップスターの大ファンのようです。
A:「○○さん、○○さんって夢中になって、全力で追いかけて・・、でも辞める(退団する)と“魔法がとける”んだよなぁ。いつものことだけど・・・。」
B:「そうなんだよねぇ、あんなにキラキラと輝いて見えていたのに普通の役者みたいになっちゃうんだよね、どうしてだろうねぇ。」
・・・という会話。
私は、うなりましたよ。
そうそう、そう思いたくないけど、そのとおり。
ふれてはならない神聖な領域にいたあのトップスターが、すっかりオーラも消えて普通の人になっている。
オーラも消えず、“魔法”も解けず、宝塚時代のような侵し難い領域に居続けるスターはほんのひと握りです。
大地真央、黒木瞳、真矢みき、真琴つばさ、天海祐希、・・はいだしょうこおねえさん(この人の場合、さらに悪い魔法にかけられているような気がするが)、などなど指折り数えられるほどです。
あの客席での女性二人の会話は、宝塚ファンが思っていて、忘れてしまうその現象を「魔法が解ける」のひと言で言い表したのです。
後日、うちの職場のF波さん(宝塚“ファン道”一筋ウン年)に、この話をしたところ、プッと吹き出したあとに、「でもあたってるなぁ・・・」としみじみ。
そして、魔法が解ける間もなく、またまた新しい魔法にかかるのが宝塚ファン。
次から次へとトップスターが入れ替わり、すでに95年も経っているのが宝塚歌劇。
新旧のファンを獲得できる、宝塚のうまい永久連鎖システム・・・良く出来てます。
えっ、おまえは何度目の魔法にかかってるんだって?
そうねえ、かれこれ30回くらいかな?!(^-^)v
なんだって?重傷じゃないかって?
いいの、いいの不治の病なんだから、ほっといて!
【Now Playing】 Deep / 渋谷哲平 ( 歌謡曲 )
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