励ましと安心の手紙
昨日は夕方から仕事の勉強会が有り、実は同じ中学卒業で、現在は真打ちになっている噺家「古今亭菊輔」師匠の独演会に呼ばれ、行く予定をしていたのですが、残念ながら行くことができませんでした。
そんなわけで、けっこうフラストレーションを溜めて帰宅すると、中学時代の担任の先生から手紙が届いていました。
不思議なもので、中学つながりの出来事が続くものです。
因みに菊輔師匠もこの先生に教わっています。
先生はもちろんいつも手書きでびっしりと手紙を書いてくださいます。
私の「納得がいかないこと」には頑として動かないこと、そしてそんなことで苦しみながら仕事をしていることもお見通しで、「自分らしく行きながら」も無理せず「普通にがんばれ」と励ましの言葉が書かれていました。
先生は、かなり離れたところに住んでいらっしゃるのですが、最近ウチの町内を通り抜ける機会があったとのこと。
すっかり変わってしまった様子に驚き、その様子を「現代文明をリードし続けて“もどき空間”を本当の豊かさと勘違いしている」とチクリ。
「普通にスローなペースで不便を実行したい」という表現も私が中学時代と変わっていません。
便利だ、効率的だと文明の利器を利用することを「楽しくない」と言っていた(今もそう)先生、お変わり無くて、また安心しました。
なかなか数十年前に受け持った生徒に手紙を書くなんてことはできることではありません。
私も先生をすこしは見習って“不便を実行”しつつ生きていきたいと思います。
ひさしぶりに先生にお会いしたくなりました。
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素敵な先生ですね。
手書きのお手紙いいですねえ。温もりが伝わってきそうです。
便利さと効率的な生活にどっぷりの私ですが、無くしたものの多きことを実感してもいます。先生のおっしゃること良く解ります。
わたしも少しは「不便を実行」したいと思いました。
投稿: みい | 2010/06/27 10:12
みいさん、おはようございます!
コメントありがとうございました。
「不便を実行」って、今のせわしない時代に、逆にけっこう精神的な健康に良いのかも、って思うようになりました。
「不便を実行」、時にはいいですよね。
投稿: はっP | 2010/06/28 05:47