『麗しのサブリナ』予習しました
表題の「麗しのサブリナ( Sabrina) / 1954・米国」という映画をご覧になったことはありますか。
私はこの連休に借りてきてDVDで初めて見ました。
オードリー・ヘプバーン、ハンフリー・ボガート、ウィリアム・ホールデン主演のロマンティック・コメディーです。
・・ですって、今やっとわかったところなんですけどね(^^;)
その映画を今の宝塚歌劇団・花組がミュージカル作品として本公演に掛けようというわけです。
主人公のサブリナ(ヘプバーン)は、富豪のララビー家の運転手の娘。
ララビー家の次男デイビッド(ホールデン)に密かに恋をするが、そのデイビッドは他の女性に夢中。
傷心のサブリナがパリで2年を過ごして帰ってくると見違えるような美しさを手にいれている。
デイビッドはすっかりまいってしまって、婚約者がいるというのに、サブリナと結婚しようとするが、長男のライナス(ボガート)は、身分の違いに結婚に反対するが、やがてそのライナスもサブリナに心惹かれていく。
その後は、兄弟とサブリナ、そして次男デイビッドが婚約してしまった大企業のお嬢様との間での揺れ動く心模様が話の中心となるものでした。
今回、サブリナは、月組から組替えでやってきた“お嬢様”「蘭乃はな(らんの・はな)」さんです。変わった名前でしょう?!
双子の妹も宙組にいて、「すみれ乃麗(すみれの・れい)」っていいます。まあ、どっからどうみても浮世離れしたお嬢さま達です。
組替えでトップ娘役に就任した「蘭乃」さんがサブリナ、堂々の男役トップスター「真飛聖」さんがライナスの役、デイビッドは二番手男役「壮一帆」さんです。
昔の映画らしく、ストーリーは、最初から最後まで見逃せない展開の面白さ。
洗車もそこそこに木にのぼって上流階級のパーティーを眺めるサブリナ。
夢のようなテニスコートでの愛のシーン。
サブリナのコスチュームはシーンごとに見逃せない、ずば抜けた美しさと着こなし。
シャンパン・グラスや、帽子、傘、鞄などの小道具を象徴的に使う、忘れられないシーンの数々。
パラマウント社長の豪邸を使った夢のようなパーティー・シーン。
港の見えるものすごくゴージャスな会社内でのサブリナとライナスとのやり取り。
どれもこれも一度観たら忘れられないシーンが目白押しで、これは宝塚でやったら、とても素晴らしいものになる予感でいっぱいになりました。
東京公演は9月17日から一ヶ月間。
ファンな人も、そうでない人も見逃してはいけませんよ。
面白いに決まってますから。
【NowPlaying】 Hey Jude / Bobby Durham/ Massimo Farao / Lorenzo Conte ( Jazz )
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