喫茶店で仕事は・・はかどると思いますよ
『どこでもオフィス仕事術/中谷健一著(ダイヤモンド社)』を読みました。
前にも「ノマドワーキング」について書いたことがありましたが、この本も最新のデジタル機器などを持って「ルノアール」から「スタバ」、「マクド」などを仕事しながら遊牧するかのごとくさまようビジネスパーソンの親切な参考書となっているものです。
「いつでも仕事していたい」というワーカホリック的な考え方ではなく、移動時間、またオフィスに戻るための時間やオフィスでは逆に効率的に仕事が進めないときに、サード・プレイス(オフィスや自宅でない第三の場所ということ)として喫茶店などを利用して時間を作り、それによって家族との時間も持てるでしょう、という内容にもなっています。
情報のデジタル管理の仕方。・・今やこれは非常に大事なテーマであると思います。
情報について、
○デジタル化の方法
○保存の仕方
○編集の仕方
○共有の仕方
が先ずは書かれていて、これが「クラウド活用」による働き方の進化の基本となっています。
とても丁寧に説明されているので、ITに詳しくない人でも理解しやすいものでした。参考になります。
そして、無線LANや電源の確保、椅子とテーブルの使い勝手、価格とアクセス、プリントアウトの問題などのサードプレイスでの環境についても、実際にやっている人の話なのでかなり実践的。
さらには、右脳、左脳のどちらを使う仕事か、要するに精緻な企画書作りをするのか、アイデアをひねり出そうとするのか等々・・それによってどんな店が良いのかまで著者の経験からかなり詳しく書かれています。
最後には、カラオケボックスから公園までが最終的にはサードプレイスとしてオフィスにできることが書かれています。
状況によっては、それも“あり”かもしれないと思いました。
私には、仕事の内容や、職場の環境、規則、機器などの環境が揃っていないこと、時間的なことなどの理由から、クラウドを利用してこの本のような仕事はなかなか出来ませんが、でも朝のひとときにカフェで出来ることもいろいろありますので、参考になりました。
私は、せいぜい、朝に本を読んだり、仕事上必要な資料の整理、スクラップ、一日の計画作り、ポメラによる報告書作成程度かもしれませんが、外に出る機会が多く、結局オフィスでの残業になだれ込む毎日を過ごしている人などには、とてもいい内容の本だと思いました。ご参考に。
【NowPlaying】 夜はプチプチ携帯短歌 / ルー大柴 ( NHK-AM )
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