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2010/11/25

水の道具誌

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『水の道具誌/山口昌伴著(岩波新書)』を読みました。
この本は、日本人が昔から使っていた“水にまつわる”道具や食器などについて、丁寧に解説しているもので、読んでいるだけで、なぜかとても落ち着きます。

如露、水琴窟、金魚鉢、洗濯板など、ジャンルを問いません。
中には、雨樋を支えている金具にまで話が及んでいます。あの壁から丸い輪っかで雨樋を支えている金具は、「でんでん」っていうんですって、初めて知りました。


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写真の「手水器」。
記憶にある人はいますか?

昭和30年代から40年代にかけて、当時の一般的な日本家屋の縁側の一番どん詰まりのあたりにトイレがあり、扉の前にぶら下がっているというのが、その頃の風情でした。

なぜか、そのあたりには、南天の木が植わっているというのも“お約束”だったように思います。

「私はそんな古いこと知らない」なんて、とぼけないでくださいよ。
その頃子供だったあなたには、きっと記憶があるはず(^^;)

あの道具って、結局手を“ちょんちょん”とあてて、水が申し訳程度に出てくるようなもので、ほんとに手はきれいになったのかな?と、今にして思ったりします。
この本によると、大人は子供にこの道具のことを「チョンチョン」と呼んで教えていたそうですが、せいぜい“お清め”程度の意味しかなかったような気もします。

水にかかわるものとして、下駄の先についていた「爪皮(つまがわ)」という、雨の道でつま先を汚さないように当時の人がつけていたアクセサリー的な器具にまで話は及んでいます。
こういう話も面白く読みました。

庶民が使っていた、こんな忘れられた道具にまで話が及ぶ、ありそうでなさそうな、この本、興味のある方はぜひご一読を。
かなり、入り込んで読んでしまいますよ。


【NowPlaying】 ラジオ深夜便 / 松本一路 ( NHK-AMラジオ )

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コメント

覚えていますよ、手水器。
ウチにあったのではないですが、
小さかった頃、大人に抱き上げられて手をぬらした記憶があります。
ついでに言うと、ほぼ必ず(どこかのもらい物の)手ぬぐいも隣にぶら下がっていたように思います。

はっPさんほどではありませんが、私も30才くらいから本をよく読むようになりました。
きっかけは、その頃出張が多く、乗り物や宿での一人の時間をつぶすためだったのですが、
ここのところは、なんというか、人と話していても得るものが少なく、読書をしているほうがよっぽど見識が広がるようで。。。
情報も正確ですし。

なんて言っておきながら、読み物はミステリーが圧倒的に多いのですが。。。
ほかは昭和史、戦前戦後の様子の本ですかね。
私の世代は誰もちゃんと教えてくれなかったので。。
社会の授業でさえ。。。

長くなりました。また、お邪魔します。

総武食堂さん、こんには!

そうそう、「手ぬぐい」がぶら下がっていましたね(^^)
なつかしいです。

>人と話していても得るものが少なく
私もそう感じることがあります。
表面的なことや、実体験を伴わないもの、知識もあまりない・・など、中身の無い話か、ビジネス上の話ばかりです。なので、私も本を読む方が楽しいと・・・。

>ほかは昭和史、戦前戦後の様子の本ですかね。
>私の世代は誰もちゃんと教えてくれなかったので
同感です。そのあたりのことって、学校でも“事実”を教えてくれないというか、特定のイデオロギーを持った教師(組合?)が教えるので、とても偏っていると、小・中学生時代の私でも感じました。

本を読まない人が増え、電車内でも携帯かスマートフォン、ゲーム機をいじっている(見ている)人ばかりで、読書している人もめっきり減りました。

本は、手放したくないですよね。お互いに・・・。

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