ジプシー男爵/Rhapsodic Moon 二度目の観劇
数日ぶりの更新です。今週は疲れがひどく、帰ってきても気力が続きませんで・・・。
少し明るい話題を。
10日の夜に、新潟市の方三人と静岡市の方二人、それに私を含めウチの事務所三人で東京宝塚劇場に表題の月組公演を観に出かけました。
なぜこんなに大勢になったかというと、月組の組長、新潟出身の「越乃リュウ」さんの出身中学と同じ中学の方が新潟事務所に二人もいたため、ぜひ観たいという話になったからです。
さらに、今月組で飛ぶ鳥を落とす勢いの「明日海りお」さんが地元の出身だと知った静岡の方も行きたいということになり、総勢8人で出かけました。こんなことは滅多にありません。
今回の演目、「ジプシー男爵」は、ヨハン・シュトラウス二世の楽曲と、オペラ仕立てのミュージカルを素直に感覚で楽しめる作品です。
前回見たときよりも、いっそう「組」での歌に磨きがかかっていたと思います。
龍真咲さんの演技も前回より、にじみ出てくるものに深みが出た感じ。
明日海りおさんは、持ち前の美しさを生かして、ちょっと単純だけど素敵な青年を描いて好演でした。
明日海さんの恋人役、彩星りおんさんも前回より“はじけ”っぷりが良く、可愛いけれど我が儘な娘を良く演じていました。今回の成長株でしょうか。
そして、相変わらず、トップ二人(霧矢大夢さん、蒼乃夕妃さん)の演技は光り、ダンスのキレは、組一番の輝きを放っていました。
特に、蒼乃さんの脚が上がるときには、まるで“星飛雄馬”の投球フォームばりの角度で上がり、そのスピードも含め驚いてしまいました。
楽しいこのミュージカルは娯楽に徹していて私は気に入りました。
人によっては、こういう娯楽作品で全員で歌いまくるのが苦手という人もいるかもしれませんが。
ショーの「ラプソディックムーン」についても、前回よりかなりブラッシュアップされている印象を持ちました。
霧やんと蒼乃さんのダンスを存分に楽しめ、また圧倒的に美しい月組の持ち味を生かせる作品であると思いました。
今回、明日海りおさんの、まるでエリザベートのトートを思わせる姿で出てくるシーンは、『仮面』を付けて出て来て、驚きました。
でも、これもまたいいぞ!!
ほんと、かっこいいワ、この人は(^-^)v
龍真咲さんがスーツ姿で歌い踊るシーンも、昔の月組を見ているようで、ジャジーで美しいものでした。
龍さんとペアで踊る彩星りおんさんのダンスも際立って良かったですよ。とてもいい。可愛くて、しかもちょっと大人っぽくて。
龍真咲さん、明日海りおさんが白い衣装でステージセンターに出てくる「第12場」も良かった。
こんなにきれいで、美しい二番手が他にいるか?!と思わずウットリとしてしまいました。
そのとき二人の片耳には、龍さんが赤い大きなイヤリング、明日海さんはチェーンの先に紫の輝くイヤリング(オペラグラスで確認したのでちょっと曖昧だが)。
男役がカッコよく決めるシーンでの、この意外なアクセサリーがまた、メチャメチャ素敵でした。
黒燕尾もビシッとキメて、今回はミュージカルもショーも娯楽作品としてとても良いものだと思いました。
二階で見ていた方からは「空席」があったとの話も聞きましたが、内容はとても良いものです。
未観劇の方は、ぜひご覧になった方が良いと思いますよ。
月組の魅力があふれるようなステージです。
【NowPlaying】 愛は夢の中に / カーペンターズ ( Pops )
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