クウチ・・・??
ある研究所の成果発表の場に仕事で出かけたときのこと。
一日中、それぞれの分野の専門家の話を聞いたのですが、おひとり、「都市防災関係」の研究発表のときに、「くうち」「くうち」と聞きなれない言葉が気になりました。
くうち・・クウ値?・・何かの「値」のことかと思って聞いていましたが、どうやら火災の話になったときに連呼していて、・・・ああ、「空き地」のこと・・と気づきました。
専門用語では「くうち」なのでしょうか?
こういうのって、よくあります。
前にも書いたけど、「期日前投票」を「キジツゼン」と読み、むしろ「きじつまえ」は間違いだみたいな物言いの人も公務員には多数ではないかと思います。
キジツゼン!!いかにも役人がいばっている感じがしますよね。
軽々(かるがる)は「ケイケイ」、近々(ちかぢか)は「キンキン」など、公務員や国会議員は好きそうな使い方です。
これは、場合によってどっちも使うのかと思いますが。
早急(さっきゅう)には、「ソウキュウに」と言う人もあるが、これもどちらも“アリ”なのか。
いったいどれが正しい使い方かよくわからなくなります。
私も迷うことがよくあります。
また、どこまでが通常使える言葉なのか?っていうのもよく迷うのです。
「喫緊(きっきん)の課題である」なんてのも仕事上の文書で見かけますが、もう30代以下には完全に死語じゃないでしょうか?
あまり使わない言葉以外に、ちょっといやな感じがする言葉もあります。
「粛々(しゅくしゅく)と進めてまいりたい」なんてのも、政治家が好きですが、やる気があるのか無いのか、進めるべきだと思っているのかいないのか、よくわかりませんし、聞いている人をうまく“かわそう”としいてるような印象も持ちます。
要するに聞いている人には、あまり良くは聞こえないってことです。
本当の意味は「緊張して静かに行動する様子」らしいが、・・・政治家にとっては“都合のいい”表現方法のように思います。
ツイッターで使われている「○○なう」っていうのは、流行語大賞にノミネートされたようですが、私の印象だと、使っているのは若い世代なようで、実は“オヤジ”ばかり、というような気がします。
これも、なんだか私には“いやな印象”を残す言葉です。
使っている人、ごめんなさい。でも、やっぱり“いけ好かない”言葉です。
発足は“ほっそく”じゃなかったのか?、国会議員には“はっそく”って言う人が多いみたいだけど。
そして何度も書くが、「目線(めせん)」じゃなくて「視線(しせん)」だ!特に政治家の人たちよ。
「目線(めせん)」は“業界用語”だ!
主にカメラマンなどが使っていた用語だと思うが、今や首長や総理大臣までが使っている・・・。
「思惑(おもわく)」も、よく会議の席上などで「しわく」と発音している人がいます。
これは・・・「おもわく」だと思うんだけど。
挙げていくと、けっこうあるような気がします。
また気になる言葉を発見したら書いてみますね。
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