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2010/12/19

美術館「笑虎」へ先生に会いに

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このブログでもよく書いている中学時代の担任の先生、美術の先生でしたが、先生が展覧会を開いているというので、昨日18日(土)に、千葉県山武郡横芝光町栗山の「笑虎」という美術館まで出かけました。片道40キロを超えます。

大きな門と、素晴らしい日本庭園があり、展示室は“小ぶり”ですが、古い日本の民家を移設して造られたものだそうで、雰囲気満点です。喫茶室を兼ねたギャラリーも有り、ゆっくりと時間を過ごしながら見ることができます。

先生のこの絵画・造形展は、毎年開かれ、今回で25回目ということで、教師現役時代からずっと続けらけていたものです。頭が下がります。
また、この他にも別の美術館で定期的に開かれている展覧会や、単発的なものもあります。先生の創作意欲はますます上昇中のようです(^^)/


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今回は、旧作も交えての展覧会ですが、展示されている作品を見てみると、“新しい色彩”や“描き方”も試みられていました。
先生、64歳になられたのですが、まだまだチャレンジングな精神旺盛です。


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写真は、喫茶室のギャラリーに展示されていた大きな作品。
たまたま、この大きな額の提供を受けたため、取り組んだものだそうですが、これについても先生の新しい境地が見え隠れしていました。
大好きな人が、いろいろな側面を見せてくれることって、とてもうれしいものです。
こちらも、そのエネルギーを少しでももらえたような気になりました。


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この写真は、喫茶室から大きなガラスで覆われた窓越しに庭園を見たところです。
夕暮れも迫ってきましたが、そこでお仲間も含め、先生とじっくりお話するこができました。

今回は、体の具合もまだあまり良くなかったのですが、ちょっと無理して行って良かったと思いました。
先生のいつも変わらぬ“ニュートラル”で泰然”とした姿勢に、あらためて感じ入り、自分の揺れている心にも少し落ち着きを取り戻すことが出来ました。


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先生、今年はオリジナル・カレンダーも作成したとのことで、一部買い求めました。
26日には、この美術館内で、この古い日本家屋である建物を建てた大工さんがものすごいハモニカの使い手であることを知った先生がコンサートを企画されているとのこと。
御年86歳とのことですが、ものすごく元気な方だそうです。しかも、その大工さん、絵も描かれるようで、先生曰く「ミケランジェロみてぇだ、オレも驚いた」とのことで、当日は大工さんの絵も先生が紹介するらしいです。


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この写真は、カレンダーの中にあった、先生が教えていた小学校にあった大きな木と生徒達の絵、これも気に入りました。
先生は、私の町に昔多くあったケヤキの木が想い出に残っているとよくおっしゃっています。
学校の想い出に「木」って、ありますよね。


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これもカレンダーにあった絵。夏の夜の海のようです。
不思議で楽しい絵でした。
先生の心の中は私よりずっと“若い”!!


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最後の写真は、展示室にあった、先生が現役時代の修学旅行時に、その様子を巻紙に描いたもの。
とてもおもしろくて、ずっと見ていました。
私も、何か面白いことを探して、仕事でも実生活でも実践してみようかと思いました。

先生に会いに行ってよかった。
そんな一日でした。


【NowPlaying】 Oh ! Darling / The Beatles ( Rock )

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コメント

ステキな先生なんですね。いつまでもお元気で書き続けてほしいですね。
絵は実際に場所で拝見したいです。素晴らしいですよね~
いい時間でしたね^^。

みいさん、こんばんは!
先生に会うといつも心をあらたにすることができます。
奥様もいつもご一緒なのですが、退職されても夫婦でこうして展覧会や、コンサートなどのイベントも企画されていて、素晴らしいことだと思います。
見倣いたいし、先生のように人に元気を分けてくれるような人になりたいと、いつも思うのです。

先生は教育者としても魅力があったのでしょう。
大昔の教え子が遥々見に来てくれるなんて教師冥利に尽きます。
中学時代の理科の先生が退職後に大学院に進まれて畑違いの勉強をされていたのを最近知りました。
今の先生は心を病む人も多いですが、昔の先生は恵まれていましたよね。

ポンちゃんのファンさん、おはようございます。
このブログでご紹介した中学の担任の先生とは、話をする度に元気になります。

初めて先生のお宅を訪問した中学時代には、先生も教師になられたばかり、早婚だったので、奥様も二十代前半だったと思いますが、先生のお宅に泊まり、庭の水まきを手伝ったり、いっしょに音楽を聞いたり、銚子電鉄に乗って陶芸をしに出かけたり、たくさんの想い出もあります。

そして、互いに年齢を重ねたあとに再会し、先生がジャズの巨人「エルビン・ジョーンズ」と知り合いであることを知り、田舎の美術館のアトリエ、先生の描かれた「絵」の前でエルビンやデルフィーヨ・マルサリスなど、レコードやCDでしか聞いたことのない、いわば“偉人”の部類に属するアーティストが演奏する姿を目の当たりにして、先生との幸せな時間が夢のように過ぎたこともありました。

今でもずっと、私のたいせつな「先生」です。

素敵なお兄さん的な先生なのですね。
最近の大学生は教師にタメ口らしいですが、別の意味で生徒との距離が近い教師だったのでしょうか?
なかなか不思議な関係ですね。

ポンちゃんのファンさん、こんばんは!
先生は、私が中学時代は老けていて、とても20代には見えませんでした(^-^;
30代半ばに見えたのですが、その後ほとんど老けずに、今ではとても若く見えます。

確かに不思議な関係かも・・・。
やさしい師匠みたいな感じかな(^^)

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