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2011/01/17

山本夏彦さんのインタビュー形式の本

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山本夏彦さんのインタビュー形式の本『男女の仲/山本夏彦著(文春新書)』を、今読んでいるところです。

ここに「年を歴た鰐の話」という著者が最初に訳者として出した本についてふれられていた部分がありました。
この「年を歴た・・・」という本は、山本夏彦さんのどの著書の「著書・訳書一覧」にも必ず載っていて、「どんな本なのだろう」と、いつも思っていたものなんです。
最近、このブログによくおいでいただく“みいさん”のブログに、この本の復刻本についてふれられている記事がありました。

大正から昭和にかけて、「通信販売」という手法を用いて「童話」その他を巧みに売りさばいた桜井均という人物がいて、氏がおこした桜井書店は当時の民衆が欲しいと思うものをうまく瞬間的というくらい即応的判断で売りさばき、その商才により財をなした人らしいです。

山本夏彦さんも、声をかけられ、「年を歴た鰐の話」を翻訳することに。

震災直後に新聞記者にすぐさま書かせた「関東大震災実記」など、事が起きたその直後にすぐさま“ピーン”ときて出版し、大儲け。その才に山本さんは感心したとのこと。

山本さんは、やがて大工さんのための雛形(図集)を出し、今まで口により伝承されてきたものを出版して飛ぶように売れ、「木工界」という、のちの「室内」という雑誌の前身を創刊されます。

桜井氏は、その後似たような会社を作った人たちに手法をまねされ、没落してしまいますが、山本さんには手紙などもよこし、実際に山本さんに会いに来たりもしていたとのことで、最後まで慕っていたらしいのです。

恩義を感じた山本さん、「これから自分の出す本には、必ず“年を歴た・・・”を載せることにしようと決め、今に至ったようです。

この本の山本さん、相変わらず「ラジオもテレビも要らないもの」「情報はダブっているだけ」「忙しいのは現代の不幸」など、辛口のお話が続きます。
だいたいが、そのタイトルを聞いただけで、書かれている内容は想像ができようというもの。
現在、むさぼるように、そして楽しみながら読んでいるところです。


【NowPlaying】 麻衣的亜州電波 / 佐藤麻衣 ( TBSラジオ )

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