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2011/01/05

消費税を上げてもいいよ・・なんて言ってていいのかな

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写真の『消費税のカラクリ/斎藤貴男著(講談社現代新書)』を年末年始に読みました。
最近の風潮として、「消費税上げるもやむなし」「消費税アップについて議論すべし」というのが堂々と、とまではいかなくともいろいろなメディアで目にするところです。

この本は、「消費税」という税制度が開始され、税率が3%から5%にアップされ、その間個人営業主がどうなったか。税の徴収当局がどういうことをしてきたか、また政府や与党がどういう対応をしてきたか、などが書かれています。
表立つことがなかった、自殺してしまった個人営業主のことなども書かれていました。

一般に(私も)思っていることの一つとして、消費税は消費者から取っているのだから、それを税として事業者側が払えるのは当然じゃないのか、ということがあります。

しかし、この本を読んでみると、消費税分を商品価格にのせていくこと自体が実際には出来ず、のんでしまって消費税が払えず、こつこつと分割して払っていたのに、当局からの突然の約束ごとを反故するような取立で、死を選ぶしかなかった人がたくさんいること、正規雇用職員を抱えるだけで消費税が払えなくなるような事業主がものすごく多いこと、結局消費税アップは、大企業や金持ちにとって大歓迎なことであるというのがわかるような書き方になっています。

なぜか海外輸出を主力にしている大企業には、消費税の還付が数千万どころか、もっと多くあるのだという仕組みについても書かれています。

ただでさえ、日々の生活に汲々としているのが国民の多くになってきているというのに、ここで消費税を上げて日本がどうなってしまうのか、ということにはほとんどマスコミ、報道でさえ危機感を感じさせるような記事はなく、むしろ消費税アップ歓迎、そうしなけりゃ社会保障に重きをおいた政治はできないのでは、という論調が目立ちます。
でも、前の政権でも現政権でも、社会保障にほんとうに重点を置こうとしているようなふうが見えますか?!と思います。

消費税を上げることで景気がよくなるなどということを言っている識者もいますが、本気でそんなことを考えているのでしょうか。
ますます苦しくなる人が増加するだけのような気がします。

そのへんをこの本は、怒りを抑えつつ書いているのです。

一度読んでみても良いのではないでしょうか。

私も、もう一度読み返してその“不公平税制”の実態について再度認識を深めたいと思ったのです。


【NowPlaying】 三日の夜はぷちぷちケータイ俳句 / だいたひかる他 ( NHK-AMラジオ )

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コメント

はっPです。コメント自体はアップせずにおいてくださいというコメントをいただきましたので、いただいたコメントの一部を引用して、ちょっとだけ私のコメントを書きます。

>消費税UPより累進税率UPしろという意見がある。金持ちからガッポリ取るということ・・・。
これには私も賛成ですよ。今や金持ちのために、税制があるような状態。そして大企業のためにさらに減税までしようとしています。貧乏人からむしり取って、さらに大企業によいしょして、苦しんでいる人たちをさらに苦しめようとしている。

消費税が上がれば苦しむのは低所得層であることは間違いなく、金持ちは微動だにしないでしょう。
低所得者には、「あとから返す」なんてわけのわからないことを言っていますが・・もう意味がわからない。

>ソ連が残っていた方がアメリカがのさばらなくて良かったとさえ・・・。
これについては、そうは思わないですけど。
ソ連が残っていようが、いまいが、アメリカはずっとそんな状態であると思いますが、いかがでしょう。
あと、個人的に「ビートルズが現役だった頃に、ビートルズの曲を聞いてはならんと禁じていた」、そんな国は残らないのが当然だと思っています。

日本人は老いも若きも旧ソ連は嫌いですからはっPさんの意見はご尤もです。
旧ソ連のお陰で日本人が社会主義嫌いになってしまったことと、世界で最初(でしたっけ?)の社会主義国が失敗に終わったのが不幸なのだと思っています。
日本は社会民主主義というのを考えなくてはいけない状態なのではないでしょうか。といっても、勉強不足もいいところでまるでわかってませんが。

ポンちゃんのファンさん、こんばんは。

老いも若きも・・とおっしゃいますが、今の団塊の世代以上の人たちはソ連大好きだった人たちですよ。
昭和40年代から50年代にかけて、そして現在も朝○新聞をありがたがって読んでいるような人です。
私の意見はごもっともといわれても・・・・そんな人たちと一緒では決してありません。

日本は社会民主主義というものを考えなくては・・っていうのを拝見して、今がそれを実現した瞬間なんじゃないかと思いました。
現在の指導者は、そういうことを言っていた人ばっかです。

日本は、戦後もある意味人と差がついてはいけないとか、世間の意見に合わせないとまずいような、現実的には非常に社会主義的な国だったと“私”は思います。教育の場でも明らかに小中学生の頃から「操作」されていると感じました。

一部の人たちだけがいい思いをして、苦しむ人が出るのは、アメリカもソ連も一緒で、さらに言論や人々の楽しみである音楽や演芸・舞台などにまで制限・弾圧を加えることにはどんなことがあっても承伏できない、それが私の考えです。

政治的なことには、私も詳しくないし、それなのにこのブログで色々と書いているのには、そこいらにいる人間がこんなことをこの時代に言っていたっていう記録が残っていると、未来の人たちが見たときに面白いかも、と思ってやっているのです。何か使命感のようなもので書いているわけではないんです。

なので、町人の与太話と思って軽く見ていてください。
消費税のことを書いたのも、「将来のことを考えると、消費税増税は当然だろう」なんて、自分が取られる身なのに、ふんふんとうなずいている人がけっこういるから、茶々を入れたのです。

・・・というのが私の感じていることです。

戦前の生まれはソ連の対日対戦を未だに根に持ってますよ~。

民主政権の誕生が社会民主主義の実現の瞬間と解釈されているということで、はっPさんのお考えが見えてきました。政治の話はこれ以上お話しても平行線になるのでこれにて・・・。

ポンちゃんのファンさん、おはようございます。

>政治の話はこれ以上お話しても平行線になるのでこれにて・・・。
そうしていただけるとありがたい。

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