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2011/02/07

本場、大劇場の花組・真飛さんサヨナラ公演

先日、大阪に出かけた際の翌日、8年半ぶりに本場宝塚大劇場に観劇に出かけました。


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「花の道」という名物の大劇場への通りを含む街の風景も様変わりしました。もう、動物園もファミリーランドもありません。大きくて都会的な建物は増えましたが、あの“ほっこり”感は、減少したように思います。
花の道を中心とした劇場周りの“熱い”感じもかなり減少している感じ。・・近年不況のせいか、大劇場の観客数も減少傾向にあるようですし。

でも、劇場内は“熱い”ですよ。

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花組、真飛聖(まとぶ・せい)さんのサヨナラ公演です。
『愛のプレリュード(ミュージカル)/Le Paradis!!(レビュー)』の二本立てです。

大金に結びつく研究をしている大金持ちの娘を守るためにガードマンとして雇われるのが主役真飛さん。ガードされる娘が娘役主演の蘭乃はな(らんの・はな)さん。

そこに蘭乃さんに近づく謎の不動産王が男役二番手の壮一帆(そう・かずほ)さん。
そして、真飛さんと壮さんは前職で警察官として同僚であったことが判明。

二人のあまりに異なるその後の生き方に対立を見るのですが、やがては壮絶で感動的なラストへと導かれます。
そこに絡む、蘭乃さんのあまりに純粋な恵まれぬ子供達への愛と、さらに真飛さんに「お子ちゃま」と馬鹿にされつつ次第に募っていく純愛。そして、それに応えられぬ事情を持つ真飛さんの過酷な身の上・・・。

おもしろいですよぉ~。一時たりともストーリーから目を離せません。

ラスト近辺での、真飛さんと壮さんの友情が描かれる部分、そして真飛さんと蘭乃さんの純愛に涙が止まりませんでした。
オペラグラスで見ていると、真飛さんの目にもあふれる涙がキラキラと・・、そして真飛さんを思う蘭乃さんのクライマックスの演技では、泣きながらの演技・・・大感動です。

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幕間のロビーで「もう、泣いて泣いて、声が出るのを抑えきれんかったわ」というおばちゃんの声を聞きました。真飛さん、最後の舞台ということも含めて、まさにそんな感じ。

気になったのは、幕開きの蘭乃さん、声がうまく出ていなくて、ラストシーンでの叫びで喉を痛めているのではないかと思いました。途中ソロ歌唱の部分でも声がぎりぎりの状態な部分がありました。


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二部、ショー「ル・パラディ」は、花組総力をあげた豪華絢爛レビューです。
真飛さんの男役としての“かっこよさ”を最大限引き出した感動のショーとなっていました。

蘭乃さんは、なんとロケット(いわゆる、「ヤァッ」ってやるラインダンスです)に参加!
娘役トップが、ロケットに加わるというのを見たのは、私、初めての経験でした。
蘭ちゃん、脚がよく上がっていましたよ。

そして、さらに異例の、男役二番手・壮一帆さんが女性役になり、真飛さんとのデュエット・ダンスの披露です。
二人の力のこもったダンス、感動的でした。これは見ないともったいないですよ。

真飛さんが銀橋(舞台に突き出た半円形のエプロン・ステージ)に出て、組全員が真飛さんに向かって歌う部分は、真飛さんへの皆の思いが、観客の思いとともに届く美しいシーンでした。

全体的に非常に壮大でパワフルなレビュー・ショーであると感じました。
さらに練られて、東京に来たときが真飛さんとのお別れになります。
花組ファンも、宝塚全体のファンも見逃すなよぉっ~!!
・・ってことで、今回の観劇記はおしまいです。


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